M・吉田のブログ

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過去の評価を信じて最後までプレイすると良い場合

2008-04-20 23:59:59 | ピュアでもない日々
ヘラクレスの栄光3




来たる4月22日、バーチャルコンソールに、
ヘラクレスの栄光4」が配信されますね。
今なきデータイーストのRPGです。

「ヘラクレスの栄光」シリーズのうち、
ヘラクレスの栄光3」もまたバーチャルコンソールで配信されていますが、
M・吉田は去年、これをダウンロード&初プレイしたりもしました。


1年くらいこの件を書き漏らしていたような気がしますが、
ちょっとこれについて、書いてみたいと思いますよ!


~~~~~


このゲームをはじめると、
序盤の展開の意外さ(NPCの数とか!)や、
普通に街に「奴隷制度」が存在しているなど、
当時の価値観を、我々が持つ「歴史の知識」と言う説得力付きで)感じさせる世界観、
そして奇妙な特性を持つ仲間や、いかにも謎めいた魔物「まくろきもの」の存在…など、
さまざまな、他のゲームにない魅力的なものと接触することになりました。

まあ、M・吉田はあらかじめ、
このゲームは予備知識として、良作であるという評を知っていたというのもあるのでしょうが、
どんどんと作品に引き込まれていきました。



がっ!



しかしながら、
ゲーム中盤あたり、猛烈なシナリオ展開の「ダレ」、
そして戦闘バランスの悪さに、徐々にプレイ続行が厳しくなる部分がありました。

M・吉田のいつものゲーム評であれば、
もういいよ!と投げてしまいそうな時期がありましたが。

ですが、先ほど書いたとおり
「予備知識として良作である評を知っていた」ために、
もう少し、頑張ってみようと言う気持ちになり。

また、感覚的な話ですが、
他のゲームよりも、「何かありそう」という雰囲気、
そしてストーリー展開がにじみ出ていたので…続けてみました。


めんどくさいなあ…。


どこ探せばいいのかわからんよなあ…。


なんて思いつつもゲーム進行。
やがて、話は進み、ゲーム終盤になると、
ダレた空気は一気に吹き飛びます。

怒涛の急展開を迎えました。


本気で予測できなかった展開でした。
こんなストーリー展開はアリなのか!?


その展開…海に関連した、ある「行為」が、
その行為を実行した者たちの、誰にでもわかる「普通じゃなさ」が、
それの実行の、能力や動機に正当性を与えているというのも、すごい。
(ネタバレ防止のために抽象的にしてますが、わかりにくい文章になっており、すいません)

そして、そこから、
さらに意外な展開に繋がるということにも、舌を巻きます。
その解決の仕方にも…。



近年、個人的には、ストーリー展開で感動したゲームは、中々ありません。
いや、2006年頃に初プレイした「MOTHER2」を除いては、無いと言っても良いくらいですよ!
あんまりRPGをプレイしてないというのもありますけどね。

それと、感動、というか、
どちらかというと「衝撃」という表現が正しいですが。



中盤ダレ、戦闘バランスなど、色々な問題はあれども、
最終的には「最後までプレイしてよかったゲーム」だった
ヘラクレスの栄光3。

ちょっとオススメしにくいですが…オススメしたいゲームです!



そんなこの作品、何度も書いたとおり、
「良作である評を予備知識として知っていた」
からこそ、その感動、衝撃にいたることができました。

ネット評、口コミ評などの、
外部からの情報を得ないゲームの遊び方も良いですし、
そういったものに惑わされず、自分の感性で楽しむことが、
ゲームを遊ぶには、いちばん自然な形であるとは思います。

しかしながら、発売後、時間が経ったゲームについては特に、
あらかじめ「良い」ものか「悪い」ものか知っているからこそ、
楽しむことができる場合も、あると思うんですよね。


ですから、もちろん情報筋の信頼性も問われますが、
過去作で、評価を受けている作品と言うものに関しては…
食わず嫌いをせずに、最後まで食べてみるのも、一興である場合もあります。

そんなわけで、
今度その続編が配信される「ヘラクレスの栄光3」、
本ブログからも「途中に問題があるけども良作」として評したい作品です!

なるべくなら、
もしご存じなければ、本記事を「良作であるという予備知識」としていただき…
最後までプレイして欲しい作品です!


~~~~~



最後にもう一言、
大いに主観が入りますが、
「ヘラクレスの栄光3」をオススメする言葉を。



「ヘラクレスの栄光3」は、
名前入力画面を見たとき、感動(衝撃)に打ち震えるゲームだと思います。


この意味は、
最後までプレイすれば、わかりますよ!



コメント (2)
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