M・吉田のブログ

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年齢設定

2006-03-13 23:59:59 | ピュアでもない日々
次回ピュアプレイは FF12 予定!(宣伝)


昨日話題に挙げた、「聖剣伝説」の件についてですが、これの初期のシリーズ、
スーパーファミコンで発売された「聖剣伝説2」は、今思い返しても、なかなかに興味深い作品でしたね。
※抑え気味ですがネタバレもあるのでご注意を。


創作において、"子供"を演出するのと言うのは、なかなかに難しいもんです。
キャラクターの年齢に対して、なにか言動を見るたび、このトシでそれは幼すぎだろう!とか、
逆に、いくらなんでも大人びすぎてるだろ!とか、色々と思うことはあります。


最近の例で言えば、FF9のエーコ(6歳)がそれですね。
ま、これは気丈に生きてるって感もしなくもないんですが。
6歳にしちゃあ賢すぎと言うか、他の大人どもより遥かにメンタル強すぎ!と言うか。
…っていうか、なんで6歳という年齢にしたのか謎でもあるわけですが。

こんなんで戦いの場に赴くと言う状況もすごいのですが、
戦うってわかってるのに連れてくジタンの神経も怪しい。やめとけよ!
「女の子を助けるのに理由がいるのかい?」とか言ってる場合じゃないよ!自分のすぐ横を見てみろッ!


「連れてくなよ!」という点で言えば、FF4のパロム・ポロムもそうですね。
こっちは、一見して分別がついてそうなセシル、テラ、ヤンがいるにも関わらず、戦いの場に投入とは。
しかも、詳しい人に話を聞くやこの二人、エーコを超える5歳だそうで。
クレヨンしんちゃん並みですよ、奥様。
なんというか世も末ですね。


まあ、なかなか「子役」というのをうまいこと配役するのは難しいところですが、
その中でも、特に印象深いのが、冒頭に挙げました「聖剣伝説2」でしたね


このゲームの主人公"ランディ"は、最初はジャイアンとスネ夫みたいなガキンチョと一緒に遊んでて、
やったことの無い方もご推察のとおり、もちろんのことのび太役なキャラだったんですが。
だったんですが、というか、もはやオープニングでそうだったので、その印象しかなかったのですけど。

で、このランディのセリフをちょっとピックアップしてみますと。

「おーい、みんな まってくれよう。」
「村に戻れそうにないなあ。ど、どうしよう…」
「お、おばけ!」
「うわーやめろよー、よせよう」

うーん、子供ですね。ガキンチョですね。
しかも、のび太系ですね。
「太」って言う漢字に、どっちに点をつけたらいいかわからないから「太`」にした、って言いそうですね。

こんな風に、あからさまに子供な感じで登場したランディだったのですが、
これがまた、ゲームの後半になるとこんなセリフに変貌。

「ランディだ!よろしく!」
「やめろ!それでも人間か!
 いくら操られていたって 愛する人も、わからないのか!?…許せねえ!!」
「お前、神獣を倒すことの意味がわかってるのか!?
 神獣はマナを回復する唯一の生物だったはず。失われつつあるマナが戻らなくなるんだぞ!」

とても同一人物とは思えん。
すげえ変わりようでございます。

いや、長らく旅を続けて成長したんだろう、と善意的解釈もできなくもないですが、
それにしても変わりすぎでしょう、これは。

まあたぶん、このランディをはじめとした「子供キャラ」というのは、
お話を作っていって盛り上げているうちに最初に作った設定を忘れたとか、
たぶんそんなところじゃないかと思うんですが、果たして真相やいかに。



ま、それよりもなによりも、ボスを倒したあとにバグって止まる、というのが厳しかったゲームだけに、
そのバグのせいでストーリーをあんまし覚えてないから、
こんなことばっかり印象に残ったとも言うのですが。

いや、このバグはむしろ、年齢設定の変さに気づかせるための、
イースターエッグだったのかも知れないッ…!



音楽は良かったんですけどねえ、聖剣伝説。




コメント
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