goo blog サービス終了のお知らせ 

Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

来年の看護師

2010年07月30日 | 雑記
夏休みのシーズンは、看護学生が病院にいらっしゃいます。

  いつかの、エプロン学生さん・・・・・・・
  覚えていらっしゃるでしょうか?
  どこに記事を書いたか。
  白衣の下にエプロンをつけていた学生さん。

将来の就職先を決めるために、病院見学しながら、実際に病棟に配属されて
私たちと一緒に動きます。
患者さんのところへも行きます。

今日も二人いらっしゃいました。
緩和ケア病棟には、新人は配属されませんが、将来的に希望している学生さんが
多くいらっしゃいます。

そして私の話を聞いているうちに、泣いてしまいました。

「たとえ一日でも家に帰りたいという願いを叶えるために家に帰り、翌日に亡くなった患者さん」

のことを話しました。
娘さんたちが一生懸命看護するために、意識もそんなにはっきりしないお母さんを
寝台車で連れて帰りました。
たとえ、車中でどうにかなったとしても、家に帰りたいと話していたお母さんを
連れて帰りました。

最後はご家族みんなに囲まれて、静かに息をひきとりました。
帰るまでは、実に大変な調整をします。
往診の医師をさがし、ベッドを準備し、訪問看護をさがし。

準備した時間のほうが長かったでしょう。

先日娘さんたちがいらっしゃいました。
家に帰ることができて、本当に良かったと。

そして、今日いらした二人の学生さんたちは、就職採用試験を受けることになりました。

素晴らしい。
緩和ケア病棟で働くのは、いつになるかはわかりませんが、期待しています。