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Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

『ジョゼと虎と魚たち』

2010年07月04日 | 映画
大学生の恒夫(妻扶木)はアルバイト先の麻雀屋である噂を耳にする。
それは、近所に出没するひとりの老婆で、いつも乳母車を押しているが、
その中身を知る者は誰もいない。
ある朝、恒夫は店のマスターに頼まれて犬の散歩に出掛けると、坂道を走ってくる
例の乳母車と遭遇する。そして、彼が乳母車の中を覗くと、そこには包丁を持った
少女(池脇)がいた。
脚が不自由でまったく歩けない彼女は、老婆に乳母車を押してもらい好きな散歩をしていた。
これがきっかけで彼女と交流を始めた恒夫は、彼女の不思議な魅力に次第に
惹かれていくのだが…。


お婆さんに育てられ「この子は壊れものやけん外にだしたらあかん」
ということで、人目につかないように散歩していました。
学校にも行っていないけど、おばあさんが拾ってくる本を全部読んでいるから
何でも知っていました。
サガンの本を読んだり、お料理も上手でした。

海を見たこともなかったし、動物園も水族館も行ったこともなく・・・・・
切ない映画でした。
上野樹里さんも妻扶木君の彼女役として出演しますが、障害者に恋人を
とられて、池脇千鶴をぶつシーンはなぜだかジーンときます。

妻扶木君の役は、良い人で、一生懸命彼女を愛そうとするけど
そんなに長くはもたないのでした。
最後は悲しいけれども、現実をつきつけられる映画です。

犬童一心監督は、『サロン・ド・ヒミコ』でもそうでしたが
キスシーンがとっても濃厚です・・・・・・・・・・。

恋する少女の想いが、ひしひしと伝わりつつ、人間の強さに感動します。

奥ゆかしい人

2010年07月04日 | 雑記
ちょっと散髪に行く時間がとれず、髪の毛は伸びていました。
この湿度と暑さの中でしたので、長いと本当に暑苦しかったので
バレッタでたばねて、ネットの中に尻尾を入れて結い上げていました。

夕方病棟をでて、エレベーターホールにでたら
一緒にいたスタッフが

 「あのー 仕事中だったから言えなかったんですけど、
  そうやって髪の毛をあげると、色っぽいですね・・・・・」

と、言われました。
なんて奥ゆかしいのかしら、と久々に感動しました。
若くて、優しいスタッフです。
いろんなことをわきまえて、どんなときに何を言えばいいのか
考えているのだと思いました。

人は年齢ではないと、いつもわかっていますが、感動します。
80歳になっても、自分のことだけで気を遣わない人もたくさんいますし、
逆に高校生だってとっても気遣いの心がある人もいるものです。

今日はさっぱりしましたから、明日は何か言われるでしょうか。
どのスタッフも、優しくユーモアもあって、毎日楽しいです。
人間関係のストレスがないので、仕事に行くのはとても楽しいです。

毎月スタッフ全員に手紙を書き始めて、1年以上がたちました。
手紙をとっておいているスタッフもいるようですし、家族に
みせているスタッフもいるようです。
時々お返事ももらいます。

 「胸がきゅんとしたこともあります」とのことでした。

手紙は、とても大事なものです。
言葉よりも、大事ですね。読み返すことができるから。