●宝もののようなお庭。

福岡県久留米市。

ブリジストンの石橋正二郎氏が市に寄贈したという石橋文化センター。
手入れの行き届いたお庭と美術館です。
ここに来ると、いつも、まるで宝ものに出会ったような気がします。


お庭は、色彩もやさしく、緑が多く、植栽も洗練されていました。
お庭だけなら入場も無料です。　→　石橋文化センター
久留米という街、文化の香りがして、いいなぁと思いました。




オットも小学生の頃、遠足で来たそうです。
この子のことは、よく憶えているとか。

とても手入れのよい薔薇もたくさんありました。
シーズン少し前でした。

ペリカンが目印の噴水です。
娘が幼いころここでオタマジャクシを見つけて喜んでましたっけ。

二羽の鴨が仲良く泳いでおり、
人が来ると近づいてきます。
あとで、売店で売っている麩をあげたら、襲われそうになりました。


オープン直後。
まずお庭ぶらぶら。
和と洋のお庭があり、どちらもよかった。





▼もうシランも満開だし、藤も。
【紫蘭】（シラン）ラン科ラン属の多年草
ふるさとは、東南アジア。



ピンク色の藤も。



▼ラベルに「ムラサキハシドイ」の名前。
あ、ライラックの和名なんだ。

【ライラック】モクセイ科ハシドイ属の落葉低木
紫丁香花（ムラサキハシドイ）フランス名は、リラ。




▼燃えるように咲いていました。地元の名前がついた植物だものね。
【久留米躑躅】（クルメツツジ）ツツジ科ツツジ属の常緑低木
別名、霧島躑躅（キリシマツツジ）
久留米地方で栽培された品種





こんな場所があるなんて、近くの方がうらやましい。
また、来ることができますように。



つづきます。

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●はじめての、白い群生花。

福岡と佐賀県の境目あたり、
義母の入院する病院に向かう道すがら、
あれは～。

線路沿いに群生する白い花。
野菜のお大根の花にそっくり。
でもまさか、そうじゃないだろうし。

車を停めてもらい、少しだけ写真。

▼西鉄電車の線路沿いです。


わずか色づいたお花もありました。
義妹に聞くと、黄色の花（西洋カラシナ）が終わったら、この白い花が咲くそうです。
海岸で見かける浜大根に似ているような気もするけど、内陸部だしね。
なんだろうね。


向こうに見えるのは菜の花。
筑紫平野は広い広い。




▼毎年、お正月に帰省したときは、頼りなげな幼い苗を見ていますが、今は青々。麦畑。
穂も出てる。ヒバリもさえずっている。まるで絵に描いたようだ。
こんな景色はじめて見た。
風にうねる麦の緑が目にうつる。いいなぁ。

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●はじめての、なんじゃもんじゃ。

前からずっと
実物を見たいなぁと希っていたお花に会いました。

【なんじゃもんじゃ】モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木
ふるさとは、日本。
限られた地域 、木曽川流域（愛知、岐阜）と対馬 に自生する。
本名は、ヒトツバタゴ。

まるで梢に雪が積もったように見える、
と聞いていました。

▼福岡県久留米市の石橋文化センターのお庭です。
石橋美術館に行ったのですが、お庭もすばらしいものでした。






ああ、こういう出会いはうれしいうれしい。

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●この花の名は？

散歩道ではじめて出会った植物です。
名前、調べたけどいまだ不明。

なんだろう、なんだろう。
ご存じの方がいらっしゃったらぜひぜひお教えください。

金平糖のようなピンクのお花です。
京都府南部。4月14日。地面に拡がる光沢のある葉。
ちょうど今咲いているトゲミノキツネノボタンと似た葉です。


　【追記】お友達のうさぎさんに教えていただきました。
ありがとうございました。すっきり。ちゃんと憶えていたい。

　　　　　【花点草】（カテンソウ）イラクサ科カテンソウ属の多年草
　　　　　　ふるさとは、日本。
　　　　　　4月から5月に山の木陰で咲く。
　　　　　　学名は、Ｎano（小さな）cnide（イラクサの仲間） japonica（日本の）





大きさは、これぐらい。
濃いピンクのお花は、ムラサキケマンです。





▼今、咲いている（わくわくする）お花。

【垣通し】（カキドオシ）シソ科カキドオシ属の多年草
ゲンノショウコと同じように民間薬として有名。
園芸種のグレコマ（シソ科カキドオシ属の多年草。ヨーロッパ原産）と同じ種類。






▼【野萵苣】（ノヂシャ）オミナエシ科ノヂシャ属の1～2年草
ふるさとは、ヨーロッパ。ヨーロッパではサラダとして食べられている。
フランス語では、マーシュ。

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●ためいきひとつ。踊子草の群生。

桜のあとにひっそり咲く野草です。
京都府と大阪府の境目あたりの背割堤です。
桜堤と宇治川の間にひろがる野原です。






何年もこのお花に気が付かなかったのは、
ちょうど青じそほどの大きさの葉がお花をそうっと隠しているから。

お花は、直径5cmほどもあるのに。


白花と

淡いピンク。
初々しい。

高さは50cmほどに伸びます。



【踊子草】（オドリコソウ）シソ科オドリコソウ属の多年草
ふるさとは、日本、中国など。

ヨーロッパからやってきた園芸植物「ラミウム」も同じ仲間です。
色は違いますが、お花はそっくり。


きっと大昔からこの場所で咲いていたのだなと思う。
初めて見たときは、胸踊った。

こんな都会に近い場所で生きながらえていることが嬉しい。
河原はどんどん整備されているけど生き残れ。

立派に舗装された道を歩く人。
すぐそばに咲いているのに
気が付かず通り過ぎる。
声をかけたくなるのをぐっと抑える。

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