![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7a/cb182a15c794e972661f88936acdb861.jpg)
松花堂つばき展、です。
→「松花堂」
お庭をぶらぶら。
松花堂書院(京都府登録文化財)を眺めたら、緋毛氈に並ぶ椿。
まるでお雛さまみたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/16/e50d8658c02e3de56c138caa0ed16062.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/44/e5640570ee8ee71bc5b4f3a457e927c6.jpg)
お庭にある椿がいけられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/47/ee1c7a8e09820b163d0cdda6368fd068.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/b6/0a760e486188a1f3b7a1bee5e4002350.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/64/5682261a767c33e46e1cf78907d0c9cf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/6ea6f67054e673a5c3186edc560d7002.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/b2/c31ccc47b04c87ce4fe5b589064b71be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/6ac0d672c2bc4f217882940266f44cad.jpg)
▼お庭の手水鉢、由緒あるものだそうです。
中に石があり、水が入るとごろごろ音がしたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/33/d14ccd8f3dd5943445b352ce64078159.jpg)
かつてこの地の淀屋別邸にあったという「砧の手水鉢」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e8/fc0e357744915b5215febcd1d9bd65d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2f/9f98224b837cfddbaf40e1105bffa234.jpg)
京都府南部、本日、桜満開。
お彼岸は入院中であり、お墓参りに行けなかったので
本日、お参りに。
お花もお供えも用意したし、選挙済ませてから行ってきます。
京都市内は、きっと桜渋滞…。
■朝日新聞2011年4月10日「天声人語」
▼自然へのまなざしが優しかった歌人、木下利玄に次の作がある。
〈根ざす地の温(ぬく)みを感じいちはやく空いろ花咲けりみちばた日なたに〉。
もう一首
〈夕づける風冷えそめぬみちばたの空いろ小花(おばな)みなみなつぼむ〉
▼植物好きの方なら、この「空色の花」が何か、たちまちお分かりだろう。
そうですオオイヌノフグリ。
その名は「犬の股間の袋」の意味だ。
先の小欄で「酷な名」と書いたら、「だからこそなじみ深いのです」といった便りを頂戴(ちょうだい)した。
地味ながらこの花、やはりファンが多い。
▼まだ風の冷たい早春から、小さく愛らしく咲く。
春の空を映したような四弁の花は、花の中心が白くなっている。
ぱちりと瞳を開いたおさな子の利発さを、見る者に想像させる。
▼かつて、その名を不憫(ふびん)に思う人たちが「ほしのひとみ」という別名を提案したと、
植物学者の長田武正さんが随筆に書いていた。
長田さんは「こうなると今度はきれいごとすぎて、土の香りが欠けてしまう」。
名前ひとつもなかなか難しい。
▼仰ぐ桜が盛りの東京で、屈(かが)み見れば地面で野草が春を告げている。
タンポポの黄とスミレの紫が並び咲く図など、豪奢(ごうしゃ)な桜花に負けぬ気品がある。
人間様の独断で「雑草」とひとからげにしては申し訳がない。
▼〈漁港古(ふ)り縄と菫(すみれ)と子供かな〉永島靖子。
海の凪(な)いだうららかな午後だろうか。
年年歳歳花相似たり、という。
だが人の世の無常に身を切られるような今年の春だ。
無心に咲いてそよぐ野の花に、知らず励まされている。
****************************************************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/68/73a1bfb34e49363a89d0266173c1eb02.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/56/d57d1d6c422d39ffe1c11aa55bf3510d.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9d/4486ddfaaff0982fbeadea481af9a7a4.gif)
<↑シッポ応援団>先々代の白プー、先代のシルバープー、現役の茶プー。
ブログランキング ガーデニング部門に参加しています。
クリックで応援お願いしま~す。
●blogランキングへ●
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ca/ce6d00b5d83c27eebb60a9620badc4ca.png)
にほんブログ村
→「松花堂」
お庭をぶらぶら。
松花堂書院(京都府登録文化財)を眺めたら、緋毛氈に並ぶ椿。
まるでお雛さまみたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/16/e50d8658c02e3de56c138caa0ed16062.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/44/e5640570ee8ee71bc5b4f3a457e927c6.jpg)
お庭にある椿がいけられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/47/ee1c7a8e09820b163d0cdda6368fd068.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/b6/0a760e486188a1f3b7a1bee5e4002350.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/64/5682261a767c33e46e1cf78907d0c9cf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/6ea6f67054e673a5c3186edc560d7002.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/b2/c31ccc47b04c87ce4fe5b589064b71be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/6ac0d672c2bc4f217882940266f44cad.jpg)
▼お庭の手水鉢、由緒あるものだそうです。
中に石があり、水が入るとごろごろ音がしたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/33/d14ccd8f3dd5943445b352ce64078159.jpg)
かつてこの地の淀屋別邸にあったという「砧の手水鉢」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e8/fc0e357744915b5215febcd1d9bd65d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2f/9f98224b837cfddbaf40e1105bffa234.jpg)
京都府南部、本日、桜満開。
お彼岸は入院中であり、お墓参りに行けなかったので
本日、お参りに。
お花もお供えも用意したし、選挙済ませてから行ってきます。
京都市内は、きっと桜渋滞…。
■朝日新聞2011年4月10日「天声人語」
▼自然へのまなざしが優しかった歌人、木下利玄に次の作がある。
〈根ざす地の温(ぬく)みを感じいちはやく空いろ花咲けりみちばた日なたに〉。
もう一首
〈夕づける風冷えそめぬみちばたの空いろ小花(おばな)みなみなつぼむ〉
▼植物好きの方なら、この「空色の花」が何か、たちまちお分かりだろう。
そうですオオイヌノフグリ。
その名は「犬の股間の袋」の意味だ。
先の小欄で「酷な名」と書いたら、「だからこそなじみ深いのです」といった便りを頂戴(ちょうだい)した。
地味ながらこの花、やはりファンが多い。
▼まだ風の冷たい早春から、小さく愛らしく咲く。
春の空を映したような四弁の花は、花の中心が白くなっている。
ぱちりと瞳を開いたおさな子の利発さを、見る者に想像させる。
▼かつて、その名を不憫(ふびん)に思う人たちが「ほしのひとみ」という別名を提案したと、
植物学者の長田武正さんが随筆に書いていた。
長田さんは「こうなると今度はきれいごとすぎて、土の香りが欠けてしまう」。
名前ひとつもなかなか難しい。
▼仰ぐ桜が盛りの東京で、屈(かが)み見れば地面で野草が春を告げている。
タンポポの黄とスミレの紫が並び咲く図など、豪奢(ごうしゃ)な桜花に負けぬ気品がある。
人間様の独断で「雑草」とひとからげにしては申し訳がない。
▼〈漁港古(ふ)り縄と菫(すみれ)と子供かな〉永島靖子。
海の凪(な)いだうららかな午後だろうか。
年年歳歳花相似たり、という。
だが人の世の無常に身を切られるような今年の春だ。
無心に咲いてそよぐ野の花に、知らず励まされている。
****************************************************************************************
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/68/73a1bfb34e49363a89d0266173c1eb02.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/56/d57d1d6c422d39ffe1c11aa55bf3510d.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9d/4486ddfaaff0982fbeadea481af9a7a4.gif)
<↑シッポ応援団>先々代の白プー、先代のシルバープー、現役の茶プー。
ブログランキング ガーデニング部門に参加しています。
クリックで応援お願いしま~す。
●blogランキングへ●
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ca/ce6d00b5d83c27eebb60a9620badc4ca.png)
![にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ](http://flower.blogmura.com/kisetsunohana/img/kisetsunohana88_31.gif)
4月10日天声人語私も昼に読みました。
印象に残ったのは
オオイヌノフグリの謂われとタンポポの事を
人間様の独断で「雑草」とひとからげにしては申し訳がない、この2点です。
花の下は 人でいっぱい 賑やかで
久しぶりに ワクワク・・・
楽しませていただいている松花堂の椿はそれに勝るとも劣らずという感じですね。
特に飾り方(生け方)に工夫が凝らされているのがとてもすばらしいです。
たしかに京都に似合う花かもしれませんね。
機会があれば訪れてみたい気がします。
あの名前だからこそ「空色の花」はいいのかもしれませんね。
一度覚えたら二度と忘れませんから。