●誤解されやすいワタシ。天王寺動物園＜その4＞

▲この顔、ご存じですか？

はじめて実物と会って、
わぁ、想像より大きいなぁ、
姿勢悪！　というのが感想。

そう、悪名高き「ハイエナ」です。

【ブチハイエナ】ネコ目（食肉目）ハイエナ科に属する動物
長い鼻面と長い足をもち、イヌに似た姿をしているが、ジャコウネコ科に最も近縁。

サハラ砂漠以南のアフリカに広く分布する。
ブチハイエナは、ハイエナの仲間で最大。
頭胴長120～180cm、体重55～85kg。
声が人間の笑い声に似ているため「笑いハイエナ」の異名をもつ

♀は平均してオスより一回り大きい。
10～15頭程度の母系の群れを形成し、共同の巣穴で生活。
ハイエナの群れのリーダーは♀。
リーダーの長女が群れを継ぐ。
♂は群れの中で順位が低い。



ライオン広場の一角に居ました。
とても人気があり、
ガラス越しに見る人の言葉。
「わぁ、カワイイ♪」
が、一番多かった（窓口調査、約5分）。

2頭いたのですが、小さなほうは
なんども追い払われていました。
あとで調べたら、大きなのが♀だったのですね。





▼下がった背中。





▼下目がちの目。





▼背中





▼この子も（ガラス越しに）至近距離で見て、カワイイ、を連発していました。
横に居る若いお母さんも。








獲物を横取りする、死肉をあさる動物とされているハイエナ。
（私もそういう先入観たっぷりでした）
このブチハイエナは、大半が自分たちで捕えたものだそうです。

強力な頭骨と顎、消化器官をもつので、
他の肉食動物が食べ残すような骨まで全て食べ、消化吸収することができる。
「サバンナの掃除人」

今回の動物園で、いちばん印象に残った動物です。
ガラス越しにすぐ近くで見ることができたので、
大きさや表情までわかりました。


肩を落としたような姿勢。
下向きの目線。
とことん仕事と人生にくたびれた、
灰色のオーバーを着たオジサンのようだ。

ふだん寡黙なのに、
話してみたら饒舌そうな。

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