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ローラ・ウーマン・高須あたりの整理

2018年12月30日 12時53分20秒 | エンタメ
ローラ、ウーマン、高須院長あたりの話を整理しておきたいと思います。

まず、CMを提供するスポンサー企業からの視点ですが、
ローラ使ったり、ウーマン使ってイメージアップを狙う、そういう企業も存在します。
逆にイメージダウンする企業も存在します。

企業はそれぞれの企業の立場によってCMタレントを使えばいいだけです。

これは単純にマーケットの問題です。
高須院長が狙っているマーケットには、ローラもウーマンも合わないと
高須院長は思っている。
それだけのことです。

でも、別の人(企業)が狙っているマーケットには、ローラもウーマンもぴったり
ということもあります。

後は、そのマーケットサイズと単価だけの問題で、そのサイズや単価が多/大きければ
CMのギャランティーが高くなり、サイズが小さければ低くなる。
たったそれだけのことです。


次に芸能人/有名人という視点から見ると、
芸能人なのでコメントに匿名性は元々存在しません。
でも、名前が明示されてしまうという記名性が前提ですが、どんな発言でも可能です。
それが嫌なら、別垢でもつくって、一般人と同じく匿名で発信すればよい。

自分のポピュラリティを利用して、何かしらの「個人的な発言」をすると
その発言には、本人のポピュラリティを作り上げているイメージが影響します。

ローラの場合、最近「個人的な発言」として、マイクロプラスチックの話や
沖縄のサンゴ礁の話を、自分のポピュラリティを利用した上でしています。

このような「個人的な話」を自分が有名であることを利用して行うことは
必ず自分の本業に影響してくるのは当然です。
ただし、この影響というものには、好影響と悪影響があるというこは忘れてはいけません。

ですので多くの有名人が、SNSで「個人的な発言」をする場合は、
自分のイメージを増強してくれるもの、仕事に悪影響しないものなど、
イメージ通りのものや、どうでも良いことしか発言しません。

しかしイメージチェンジや仕事のやり方を変えるという意味でイメージを裏切るというのは
アイドルが女優になるために映画で脱ぐというのと同じで、古典的ですがよくある手です。
SNSで言うと、不倫大好きなお笑い芸人が毎日子どもの為にお弁当をつくってあげてる事を
載せるとかです。
これは有名人であり続ける為の戦略にも関係してきますので、どのあたりまで
裏切りの深さを狙っていくかのサジ加減が腕の見せどころです。


そして最後に広告代理店としての視点です。
有名人が自分のポピュラリティを利用して「個人的な意見」をSNSで発信すると、
広告代理店的には無料CMをしていることに見えてしまいます。
電通としては、おまんまの食い上げと言う訳です。

しかし、例えばローラの場合、これはボランティア活動しての側面もあります。
サンゴ礁を守る為のボランティア活動を自分のポピュラリティを利用して行っている。
そんなことは、最近の有名人は誰でもやっていますし全く普通のことです。
ただし、そういうことをやる人は、必ず広告代理店やそこと繋がりのあるPR会社を
入れてやっています。

今回のローラの件は、広告代理店やPR会社を一切入れてないので、業界がザワっとして
一般人が何もわからずザワザワした、という典型的な「大山鳴動型」案件です。

あの発言後も、ローラのCMは流れ続けていますので、スポンサーは全く動くつもりは
ないようです。まぁ普通そうですよね。スポンサーの意向に反することを言わない限り、
例えば

「アルコールは体に悪いから飲んじゃダメだよ!」とか
「格安SIMなんて不安なものを使ったらダメだよ!」とか

そのようなことをSNSで「個人的に発言」しなければ誰も問題にしません。

大山鳴動して鼠一匹です。



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