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夏の甲子園に水を差す、中学生75%がヒジのケガ

2019年08月10日 17時34分04秒 | スポーツ
中学校のトップレベルで野球やっている子どもは無理な練習によるケガが多いみたいです。

夏の甲子園に水を差す事態につながる記事なので、ほとんど取り上げられていませんが、
マスコミにもご都合がございますのでしょうがありませんが、
そういう調査が表に出てきています。
よく言う「不都合な真実」ってやつです。

日本少年野球連盟は、硬式野球の東日本所属の6,500名の選手から、
全国レベルのトップクラスの中学生の選手49名を抽出して、医師による
ひじのエコー検査をしたところ、37人、75%にケガ(障害)が見つかりました。
検査したのは、何百例とトミー・ジョンをしている慶友整形外科病院の先生なんで、
診断は間違いないでしょう。

まあ、職業で野球をやっている人はケガはしょうがないですね。
別に野球じゃなくても道路工事してても、オフィスワークでもケガや病気は
起こりうるものなので。

でも、スポーツとしてやっている子どもでこんなに多いのは異常だと思いますね。
高校生なら、自分の未来がそこにあるかどうかわかるでしょうし、
興行やビジネスという面が多くあるので、金のため、観客の為にはある程度のケガは
しょうがないと思います。

しかし、小学校高学年とか中学生だと、ちょっと可哀想ですね。
日本少年野球連盟は、この結果を受けて東日本の大会についてはピッチャーの球数制限を
来週からの大会で導入するそうです。良かったです。

貧乏な子どもは貧乏とか、虐待を受けた子どもは虐待をするとか、負の連鎖、
負の再生産を止められるのは、こういう(広義の意味での)サイエンスしかありません。

もう、やめようよ。
いつの時代だよ。っていう。ね。

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