鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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4回転のない世界でも紀平勝てないかぁ

2019年11月24日 01時29分20秒 | スポーツ
グランプリシリーズのNHK杯が終わりました。
男子は、ネイサン・チェンと羽生結弦が出た瞬間、優勝はどちらか。
どちらかしかいなければ出た方が優勝と決まっているので、今回は羽生が優勝。

そして、女子の方は紀平は勝てませんでした。
ロシア強し。恐ロシア。

で、問題は、優勝したコストルナヤは4回転飛べない人ってことです。

最初、当然ロシア3人娘と言われる人たちは全員4回転飛ぶ人かと思っていましたが、
コストルナヤはトリプルアクセルが最高難度。
つまり、紀平梨花と同じ舞台に立っている、現時点ではある種の「飛び道具」と
思われている4回転を使えない選手なんですよね。

しかし、スケーティング技術と表現力では圧倒的なレベルを達成していて。
さすがバレエの国と思わせる滑りでした。
更に紀平より1歳若いし、メンタル的にも安定している。

4回転飛べる選手と、美しく滑る選手、うまいポートフォリオ組んでますね。ロシア。
紀平はいつもより余計に回るか、スケーティングや表現のレベルを上げるかその両方か。
北京オリンピックまでどうなるか面白そうですね。

日本のフィギュア界を見ると、今回のグランプリファイナルに出られたのは
男子は羽生結弦。女子は紀平梨花。だけでした。
世界レベルで勝てる選手が少なくなってしまいましたね、って思ったのですが、まてよ。

よく考えたら、昔からそんなもんだと言えば、そんなもんでしたね。
オリンピックレベルでポディウムの頂点の可能性のありそうな選手の系列でいうと、

女子は
伊藤みどり→荒川静香→浅田真央→紀平梨花 みたいな。

男子は
高橋大輔→羽生結弦 って感じですか。

こう見ると日本は選手層は昔から薄かった。

でもそれをマスコミが盛り上げて前述のメインとなる選手の周りに
無理くりライバル選手を仕立て上げていった感がすごいですね。

そもそもフィギュアスケートは、個人の「先生」と呼ばれるコーチが金を巻き上げている
商売なのでしょうがないですね(織田信成の提訴もこれがこじれた結果)。
メディアもストーリーをつくり易いので盛りがちです。

更に言うといち早くその世界から抜け出して、カナダのクリケットに行った羽生結弦は
流石としか言いようがないですね。

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