ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

最難もしくはそれに近い難ルートの見学

2014年05月07日 08時54分38秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 去年の今頃、クラック登りのスクールに参加した。その講師というか大師匠はブログを書いていてその内容はスクールの事や故障した身体のケアだ。勿論自分の活動も書いているんだけどその中にデイドリという言葉が時々登場していた。大師匠に会う機会があったので直接聞いてみた。そしたらデイドリームというクラック・ルートのことだった。

 4日(日)に山梨で岩登りをしたが5日(月)は天気が今一つなので岩場見学をすることにした。場所は昇仙峡。山梨県の甲府市にある岩山一帯のことで観光地になっている。お目当てはその中にあるデイドリーム。誰も登れてないルートだ。下のはある大御所との会話なんだけど後に正にそんな経験をした

「 5.14(というグレードのルート) ってどんななんですか? 」
「 う~ん… 」
「 … 」
「 そうだなぁ、登れるなんて思わないから通り過ぎちゃうかなぁ 」
「 何だから分からないけど良く分った気がしましたよ 」



昇仙峡の一部


 昇仙峡の岩場に詳しい元師匠はデイドリームのことを知っていた。さすがは師匠だ。その師匠の有難い案内でデイドリームを見ることが出来た。場所は観光客が少ない所だった。主に観光客は岩山全体を見渡せるような場所に居るんだけど、岩を登る人は岩の根本ってわけだ。駐車場から30分くらい歩いたところにそのルートはあった。そこを歩くのはクライマーと松枯れ被害に遭った松の処分をする人くらいのようだ。


普通に歩いてるけど足を踏み外したら即転落



今ではここを登る人も居なくなりクラックには草や木が


 下の写真がデイドリームを見上げたところだ。30年くらい前から多くの一線級のクライマーが挑戦したがいまだかつて誰も登れてないそうだ。青矢印が指してるのは垂れ下がっていたロープ。ロープは当然垂直に降りてるから壁がどのくらいオーバーハングしてるのか分る。壁の手がかりはというと黄色矢印で示した割れ目だけ。なんでこんな所に亀裂が走ってるのか分からないけどこれのお陰で多くのクライマーが挫折している。大師匠には何時か登って欲しいものだ。


デイドリームを見上げたところ


 最後の写真はデイドリームの上部。こういう写真を見て自分も挑戦してみようと思うだけでも一流かもしれない。俺には全くそんな発想が無いただの観光客。割れ目の幅は指が入るかどうかくらいだろうか。従ってここに指を入れて登ってくはずだけど…


デイドリームの上部
コメント (4)
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