
ボッケニャンドリ家の贔屓は金を取った谷本選手と銀の塚田選手。塚田は最後に投げられちゃったけど、ゆるフンじゃなかった、だらしないというか小ずるいゆる帯相手にめげずによくやった。しかも終了間際、時間稼ぎすれば確実に金だったのに攻め続けるという感動的な柔道をした。
男子100kg超級の石井選手の試合も良かったけど、観てて力が入った試合は塚田選手の方だった。そんな試合をしたというのに速報とはいえこの素っ気無い記事は気に入らない。これで記事全文だ。世界第二位でもこれだけ。拝金主義そのまんまだ。そりゃ勝つに越したことはないけど、名勝負という言葉はマスコミの中では死語?
物事はある程度制約があった方が良い事がある。格闘技にK-1とかプライドとか色々なのが出てきた。プロレスとボクシングはどっちが強いのかから始まったというのがあるけど結局勝つのはルール次第。すると今度はルールが段々と何でもアリ的になる。そうなるとえげつない勝ち方になり見てて面白くなくなる。突き詰めれば指の関節や急所攻撃になっちゃう。
柔道はまだそういう状況ではないけれど、仮に試合をシルエットで観たらレスリングじゃん、って試合が増えた。実際欧州では柔道のことをジャケット・レスリングって言ってるらしい。柔道をそういう風に理解してきた証拠だ。この先どうなるかは今後の指導者次第だろうね。ちなみに塚田選手の立ち技、何時見ても相撲の浴びせ倒しに見えちゃうんだけど。