今回の東野作品は『浪速少年探偵団』です。
タイトルの通り、舞台は大阪です。主人公は竹内しのぶという小学校の先生です。勤務先は大阪の下町の小学校という設定。6年生の担任です。
このしのぶセンセがいろんな事件に巻き込まれていくわけですが、そこで一緒に解決するのが教え子たちと、大阪府警捜査1課の新藤刑事です。
作中、5つのパートに別れていまして、それぞれで完結していくのですが、上記の主人公たちの時間軸はパラレルではなく、作品の順番に流れているようです。
この本の面白さはなんといっても「大阪弁」による会話部分ですね。すこしでも大阪に住んだことがある、あすいは大阪出身ならばなおのこと会話に吸い込まれてしまうかもしれません。
トリックや殺害動機などのサスペンス要素は若干物足りないところもありますが、その分、主人公たちの掛け合い漫才的な間を楽しめます。下町人情溢れる作品です。
講談社文庫版『浪速少年探偵団』(税抜533円)
タイトルの通り、舞台は大阪です。主人公は竹内しのぶという小学校の先生です。勤務先は大阪の下町の小学校という設定。6年生の担任です。
このしのぶセンセがいろんな事件に巻き込まれていくわけですが、そこで一緒に解決するのが教え子たちと、大阪府警捜査1課の新藤刑事です。
作中、5つのパートに別れていまして、それぞれで完結していくのですが、上記の主人公たちの時間軸はパラレルではなく、作品の順番に流れているようです。
この本の面白さはなんといっても「大阪弁」による会話部分ですね。すこしでも大阪に住んだことがある、あすいは大阪出身ならばなおのこと会話に吸い込まれてしまうかもしれません。
トリックや殺害動機などのサスペンス要素は若干物足りないところもありますが、その分、主人公たちの掛け合い漫才的な間を楽しめます。下町人情溢れる作品です。
講談社文庫版『浪速少年探偵団』(税抜533円)