私が株を始めたのは2001年のこと。
当時の会社の先輩から、「株は若いうちに始めたほうがいいよ」と言われたのがきっかけでした。当時は、「株なんて金持ちがやることで、我々庶民が株を買うなんて敷居が高い」と思ってました。
ましてや、今みたいに投資の本とか、話題が多い時期でもなかったですし。
でも面白そうだなと思った私は、本屋さんで投資の雑誌を立ち読みしてました。で、株を買うには証券会社に口座を開かないといけないこと、証券会社にも最近ではWebでの注文を受け付けてる会社が増えてきていることを知りました。当時は、Webといっても、ネット専業の証券会社は少なくて、ほとんどは既存の証券会社がWebでも受け付けますよというような感じでした。
当時からWeb専門の会社は手数料が安かったので、私はネット専業の業者ということで、マネックス証券に口座を開くことにしたんです。
証券会社に口座を開くといっても、当時は口座維持手数料が必要なところが多く、ただ開くだけでお金が必要だったのですが、マネックスは当初から口座維持手数料は無料だったので、「とりあえず持っておこう」という気持ちで開いたんです。
マネックスに口座を開いたものの、とりあえず株を買うお金もなかったので、まずは投資信託を買うところからスタートしました。たった1万円分でしたけど、僕にとっても大きな一歩でした。
1年ほどして、「でも株も欲しいな」と思い、株を買いました。といっても、いきなり1単元分を買うお金はなかったので、10分の1の値段で買える「ミニ株」で買ったんです。それが東京電力の株でした。インフラ株は値上がりもしないけど値下がりもしない安定した株だなんて話も聞いたものですから。1株が2515円だったので3万円弱で買えたんですね。
でも、ほどなく、原子力発電所の事故があり、株価は急落。2340円というところで狼狽売りしてしまい、約3千円の損でした。これが株での一番初めの損でした。
ちなみに、あのときに売らずに持っていたとしたら、今は1株3400円ほどなので、損なんかしなかったんですよ。
ま、そんなこともありながらもう5年。大きな賭けに出ないので、大損はないものの、リターンがマイナスの状態が続いてます。
もし、これから投資を始めようかなと思っている人がいたら、始めるチャンスはいつでもあるわけです。「いざ、投資を始めよう」というそのときのために、とりあえず証券会社に口座だけを作っておいてはどうでしょうか?
今なら、口座の作成、維持の手数料がかからない証券会社がほとんどです。口座を作っても、使わないのならばほうって置いたらいいんです。「株をはじめっかな」と思ったとき、口座にお金を入れて始められますから。
ちなみに私が持ってる証券会社の口座は、
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マネックス証券
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カブドットコム証券
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イートレード証券
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松井証券
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藍澤證券
の5つ。そのうち、資産を預けてるのはマネックスとカブドットコムだけです。残り3つは口座残高がゼロ円。でも維持手数料がかかりませんから。
ちなみに、「株をするほどのお金はないけど、銀行に預けておくのはもったいないなぁ」と思う人は、投資信託を買うといいと思います。もちろん、必ず上がるわけじゃないし、元本も保証されませんけど。1万円だけでも預けてみると面白いですよ。1年後には1万円が1万100円とかになってるだけでもうれしいじゃないですか。