【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

珈琲と薔薇の日々 ~ その2

2015-12-09 23:58:18 | リラのお気楽ユメ日記















 鯖雲は晴天の印であり、
馬の尾雲は風が出るという印であった。
朝焼けは雨の前兆であり、
小ドナルド丘の鬱蒼うっそうとしたもみの木が
くっきり間近に見える時も
雨の前触れであった。                   
               【「丘の家のジェーン」 21.】













               【午後2時過ぎの空】








   昨日同様、雲一つない空で明けました。
  雲はありませんが、東南の空には、
  線のように細い三日月(明後日が新月)と星。
  思わず見とれてしまったものです。

   今日も冬日和。
  こんな空ですから放射冷却の影響もあって、
  朝こそ、冷えましたが、日中は大層、暖かくなりました。

   ただ、終日、全く雲のなかった昨日に比べ、
  今日は午後になって鱗(うろこ)雲。

   そろそろこのお天気も下り坂なのかも知れません。
  でも、今日の ジェーン は、晴れの印と言っていますね。
  ジム船長 は雨だと言っていましたが。

   天気予報では今晩いっぱいは、晴れ。
  日が変わってから曇り。

   雨が降り出すのは明日の午後辺りとか。
  どちらとも取れるような・・?
  何だか微妙な空模様ですね。









 





   さて、「酒と薔薇の
  日々」 ならぬ、
  「珈琲と薔薇の日々」、
  相変わらず粛々と
  続いています。
  (前回は、【こちら】 )   

   今日はド、ド~ンと
  2キロの珈琲豆が
  届けば、紅薔薇が開花。

   お店は、
  「珈嗜園」のもの。
  2度目の注文です。

   これから年末年始に
  かけて荷物の混雑や
  お店の休み等を考慮
  して早めに、多めに。

   銘柄は、「マンデリン」、
  「ホンジェラス」、
  「ブラジルサントス」、
  「珈嗜園ブレンド」 の4種、
  各500グラムです。

   今回、新しい試みの豆は、「ブラジルサントス」 のみ。
  届いてすぐに頂いてみましたが、
  クセになる独特の味わい。美味しかったです。

   どちらかと言えば、コロンビアより、
  ブラジルの方が好きな私です。

時代の交差点

2015-12-07 23:58:18 | レトロ(素敵)な空間~散策

















 「何て美しい夕日でしょう」
と、ダイアナが感嘆した。
「ご覧なさいな、アン。
あれだけで一つの国のようじゃない?
あの細長い、紫色の雲の低い土手が岸で、
その向こうの澄んだ空は
金色の海みたいだわ」   
                  【「アンの愛情」 第11章】










【黄昏の空 ~ 午後5時】







   一転して今日は、雲一つない快晴となりました。
  昨日の厚い雲は一体、どこに行ってしまったのでしょう。

   しかも良いお天気は終日、続きました。
  気温の方も12月とは思えない程、暖かです。







   



【金の松明(たいまつ) ~ 「メタセコイア」】









   さて、そんな冬日和の下の出先からの帰り道。
  いつものようにふと、入り込んでしまった路地。

   こんな所にお店が・・。
  それも町家を改造したお店ではありませんか。

   この町家には見覚えがあります。
  (以前の写真は、【こちら】 )

   このような町家を利用したお店は
  最近、よく見かけますが、こんな家には目がない私。

   店先には買い物をしている人もいて、
  流行っているようです。
  何だか嬉しくて応援したくなります。

   近寄って見ましたら、
  「癒し工房」 と、木の看板が。

   その隣には、癒し系の喫茶店も出来ていました。
  今度、友人を誘って行ってみましょう。

   そう言えば、かの横山医院の近く。
  この辺りは、昔の面影を残す町家が
  そこかしこに残っていて、情緒があります。

   そうそう、アン気分に浸れる場所の
  曲り角にある「金の松明」 は健在。

   この木は、「メタセコイア」 でしたね。
  オレンジ色に紅葉していました。

粋に和の香り

2015-12-06 18:58:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編

【帯で作ったクッションと共に ~ 中身は 「ユーカリ」 の葉】


【幻想的な部屋】


【有田焼 ~ 正光窯】


【帯のランチョンマット】











 もみの枯葉の匂いって確かに素敵ね。
あたし、クッションを作って、
樅の葉を詰めようと思うわ。
あんたも一つ作ったらいいわ、アン」
「そうするわ・・・
そして昼寝の時のにするわ。
そうしたらきっと、あたし、木の精か、
森の精になった夢を見るでしょうよ」                     
               【「アンの青春」 第6章】











【借景】







   今日は昨日の青空が嘘のような厚い雲に覆われました。
  日射しがないせいか、昨日と同じ気温なのに寒く感じます。
  とは言っても、それでも暖かい方でしょうね。

   ところで、今朝も一面の散紅葉(ちりもみじ)。
  毎日、毎日、落葉を拾って掃いて。
  尤も紅葉の葉は、そんなに苦にはなりません。

   上の写真は、借景とさせて頂いている、お隣の紅葉。
  紅葉狩りに行かなくても居ながらにして楽しめます。

   今年は12月に入っても、まだこんなに残っています。
  当分、この作業は続きそうです。




















     さて、今日のような灰色の日は、
    どうしても温もりが欲しくなりますね。
    幸い、先日の琥珀色の部屋がそのまま。

     ここで寛がない手はありません。
    少々、早いけれど、『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
    オープンと致しましょう。     



   今日は先日の飛騨は
  藍の刺子から再び帯を
  マット代わりに。

   金糸、銀糸の刺繍が
  ふんだんに施されて
  います。

   それを惜しげもなく
  敷物に。

   思えば随分、
  贅沢ですね。

   でも使って貰って、
  帯も喜んでいる事
  でしょう。

   そうそう、帯では
  クッションも。
  (冒頭の写真)

   こうしてみれば、
  和の寛ぎも
  粋なものですね。

   中には樅の葉の
  代わりに、ユーカリの葉を詰めました。
  樅の葉に勝るとも劣らないいい香り!

   今日のカップは、有田焼、正光窯のもの。
  透かしが特徴的ですね。

   珈琲は、「マンデリン」。
  お茶請けは、これも大好きな花林糖(姫路産)です。
  薫り高い珈琲が入りましたよ ~

極上ワインの秋の色

2015-12-03 19:23:53 | 四季のスケッチ



【葡萄朱色に染まった 「エノコロ草」】


【散り紅葉 & 木の実】







 今は秋も終わりで、森の木の葉は落ち、
牧場の草は枯れて褐色になっていた。
太陽は、黒ずんだ森の後ろに紫色と金色の、
華やかな光に包まれて沈みかかっていた。               
                    【「アンの青春」 第8章】









   あれよ、あれよと言う間に12月も3日目。
  その朝は、雨となりました。意外にも暖かい雨。

   その雨も早い時間に上がり、雨上がりの後は、
  冷たい風・・との事でしたが、それ程でもありません。

   ただ雨が降れば、そこは落葉の花。
  勿論、玄関の階段にも。
  それにしても落下したばかりの紅葉の葉っぱの美しさ。

   雨が降り続いていれば、そのままにして置くのですが、
  上がったとなれば、そうも行きません。
  せっせと落葉掃きとなりました。
















   さて、美しい落葉の葉っぱを少々、持ち帰りました。
  おもむろに蝋燭を灯し、落葉と木の実をあしらって。

   釣瓶落としのこの季節、一気に琥珀色に染まる部屋。
  柔らかな温もり。何だか、ほっとします。

   ところで、葡萄酒色に染まった 「エノコロ草」。
  霜に焼けた、この色になるのを待って。

   百にも千にもなる、何とも言えないグラデーション。
  四季があるって、いいですね。

加速する季節の中で

2015-12-01 20:30:10 | 香る庭の花綴り



【続々と咲く 「水仙」】


【花期の長い 「ユリオブス・デージー」】









 11月は灰色と褐色をまとって去った。
しかし、朝までに雪が例の
白い魔法の織物を織ったので、
子供達はみな歓声を上げて
朝食に駆け下りて来た。                 
              【「炉辺荘のアン」 第12章】


















   早いもので今日から12月ですね。
  12月最初の今日は、こんないかにも冬らしい空になりました。

   と言っても東の空だけ。
  南に目を向ければ、ほとんど雲らしい雲はありません。

   従って気温の方も引き続き暖かです。
  今日も概ね晴れの天気になりました。













【葡萄酒色の葉が美しい八重咲きの 「ベゴニア」】




   さて、 『アンの世界』
  と違ってこちらの
  11月は・・。

   黄金色と紅色を
  纏(まと)って
  去ったと思ったら、
  再び同じ姿で
  やって来ました。

   尤も北日本なら、
  『アンの世界』
  同様の景色ですね。

   こちらの世界は、
  まだまだ花も豊富で、
  彩りある風景です。
  写真は、その一例。

   ところで先日、
  咲き初(そ)めた
  水仙は、ただ今、
  続々と開花中。

   勿論、薔薇も。
  前述の花に比べれば、
  そのスピードは、
  緩やかですが。

   ともあれ、12月になっても
  こうして薔薇を愛でる事が出来るなんて。 

   巷では色々言われていますが、
  こればかりは暖冬に感謝しなければいけませんね。