【葡萄朱色に染まった 「エノコロ草」】
【散り紅葉 & 木の実】
今は秋も終わりで、森の木の葉は落ち、 牧場の草は枯れて褐色になっていた。 太陽は、黒ずんだ森の後ろに紫色と金色の、 華やかな光に包まれて沈みかかっていた。 【「アンの青春」 第8章】 |
あれよ、あれよと言う間に12月も3日目。
その朝は、雨となりました。意外にも暖かい雨。
その雨も早い時間に上がり、雨上がりの後は、
冷たい風・・との事でしたが、それ程でもありません。
ただ雨が降れば、そこは落葉の花。
勿論、玄関の階段にも。
それにしても落下したばかりの紅葉の葉っぱの美しさ。
雨が降り続いていれば、そのままにして置くのですが、
上がったとなれば、そうも行きません。
せっせと落葉掃きとなりました。
さて、美しい落葉の葉っぱを少々、持ち帰りました。
おもむろに蝋燭を灯し、落葉と木の実をあしらって。
釣瓶落としのこの季節、一気に琥珀色に染まる部屋。
柔らかな温もり。何だか、ほっとします。
ところで、葡萄酒色に染まった 「エノコロ草」。
霜に焼けた、この色になるのを待って。
百にも千にもなる、何とも言えないグラデーション。
四季があるって、いいですね。
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