【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

2010-01-06 20:01:28 | 映画の香り


   今日も、
  こんな鋭角的な空になりました。

   思わず、「寒い!」 ~なんて、
  起き出したものですが、
  それでも・・いつも目を遣(や)る
  居間の気温は、意外にも12度。

   昨日よりは 2度下がっていますが、
  体感的にはもっと寒く感じられ・・。
  
   でも、この位でしたなら、
  どうって事ありませんね。

   さて、そうは言いつつも、肌に当たる風は冷たいけれど・・冬日和の中、
  予(かね)てから待ち侘びていました映画(ドイツ、フランス、ハンガリー合作)、
  『クララ・シューマン 「愛の協奏曲」』 を観て来ました。

   一番早い所では昨夏、封切られたようですね。(こちらでは9月)
  今回(12╱26~)、やっと我街の映画館に掛かってくれたという訳です。



   シューマンとその妻クララとの愛の
  物語は、あまりにも有名ですし、
  私にとってもクララは憧れの存在。

   そして、シューマンの弟子、
  ブラームスとクララとの恋。

   ブラームスが生涯独身を通したのも
  クララへの愛を捧げたから。
  これらも周知の事でしょう。

   倍も(実際は14歳)年下の、それも才能ある美しい青年から崇拝される・・。
  そんなこんなで・・期待に大きく胸を膨らませ? 行って来ました。

   そうそう、クララ役のマルティナ・ゲディック、どこかで観たと思いましたら・・。
  映画 『善き人のためのソナタ』 に出演していましたね。(その記事は 【こちら】
  
   映画は、ロベルト・シューマン(パスカル・グレゴリー)とクララ(マルティナ・ゲデック)が、
  汽車に乗っているシーンから始まります。

   「汽車は早過ぎる。これでは魂が吸い取られる」
  と言うロベルトに対し、「速いって素敵!」 とクララ。

   時代は、モーツァルトやベートーヴェンの 「馬車」 から 「汽車」 へ。
  近代世界に移り変わろうとしています。
  そんな時代に前述の二人の会話。暗示的に物語は展開して行きます。

   それらの対応の違いは、その後のロベルトの頭痛、
  すなわち精神的な病(躁鬱病)として現れ・・。
  尤も芸術家特有の繊細な神経の持ち主という事もありますが・・。

   天才作曲家ロベルト・シューマンの妻クララは、
  夫と共に、ピアニストとしてヨーロッパを回りながら、妻として、
  7人もの子供の母として、多忙な日々を送っています。

   そんな時、天才作曲家として注目されつつあるものの、
  まだまだ無名のブラームスに出会います。
  
   ブラームスは、やがて尊敬するシューマンの住む家に弟子として住み込みます。
  ここから美貌のクララを挟んで、ロベルトとブラームスの愛と葛藤の始まりという訳です。

   ところで、私が昔読んだ本では、クララとシューマンの物語は、
  それはそれは美しいものでした。

   そしてブラームスも、クララに対する気持ちは、どちらかと言えば、
  片思い的に描かれていたように思います。
  (と言って今日の映画が美しくないと言うのではありません)

   ロベルトが亡くなった後も献身的にクララを支え、クララの死後は、
  これも約束通り、後を追うようにブラームスも・・。

   ただ、いつものように求めたパンフレットに衝撃の事実が・・。
  真実は、時に知らなくてもいい事ありますね。
  続きは、明日に・・。(多分)

   最後に。全編に、シューマンとブラームスの音楽。それにすっかり酔いました。
  その曲目を以下に記して置きます。

   
ロベルト・シューマン : ピアノ協奏曲イ短調Op.54~第1楽章
ヨハネス・ブラームス : ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8~第2楽章
ロベルト・シューマン : 交響曲第3番ホ長調「ライン」Op.97~第1楽章、第2楽章
ヨハネス・ブラームス : ピアノソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2~第1楽章
ロベルト・シューマン : 色とりどりの小品Op.99~第4曲「音楽帖第1番」
ヨハネス・ブラームス : 子守歌Op.49-4
ロベルト・シューマン : ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11~第1楽章
ヨハネス・ブラームス : ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調
ロベルト・シューマン : 幻想小曲集Op.12~第1曲「夕べに」
クララ・シューマン  : ロマンス・ヴァリエ(ピアノのためのロマンスと変奏)Op.3
ロベルト・シューマン : クララ・ヴィークの主題による10の即興曲Op.5
ヨハネス・ブラームス : ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15~第1楽章  


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2 コメント

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Unknown (ヒーローであいたかった)
2010-01-13 16:12:23
素晴らしいブログを読ませていただきありがとうございます。
これからも更新頑張ってください。
返信する
有り難うございます~! (リラ)
2010-01-13 19:36:57
  ヒーローであいたかった様

 今晩は~! 
お褒めの温かい言葉を頂きまして、有り難うございます。
これから大層、励みになります。

 よろしかったら、又、お越し下さいね~!
本当に、どうも有り難うございました。
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