昨日の午後は良いお天気。なのに・・
今朝は、真珠色の空になりました。
今日も、昨日同様、午前中は、
雨も心配になるような曇り空。
その後は、昨日と全く同じ経過を
辿って、午後から快晴です。
そうそう、こちらも昨夜のお月様。
ほぼ真丸のお月様が、
東南の空に輝いていました。
それもその筈、明日は満月なのですね。
しかしながら、その色たるや・・
赤っぽいお月様で、思わずドキッ!
ちょっと無気味で。苦手です。
早々に眺める事をやめてしまいました。
でも、後で見た時は本来のお月様の色に・・。ホッ!
胸を撫で下ろしました。さて、今宵のお月様は、いかがでしょう・・?
“月が昇ろうとしている所で、
その前触れは月の出そのものより、もっと素晴らしくさえあった。
小道に沿って 鬼百合 が 『燃えるように』 咲いており、
忍冬 の匂いが夢見るような風の翼に乗って漂って来た。・・・・・”
【「炉辺荘のアン」 第16章】
月の出そのものより・・昇ろうとしている所の方が、美しいのですね。
相変わらず、『アンの世界』 の風景描写には、溜息です。
今日も前置きが長くなりました。
さて、「和」 と言いますと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
“陰翳の美”と言ったのは、谷崎潤一郎ですが、
和の持つ魅力は、様々なものがありますね。
その昔、調度類は季節ごとに出したりしまったり・・。
時節に合わせてしつらえ、愛(め)で、存分に味わう。
これこそ、“和の暮らし” そのものですね。
今では私達の住まいも、すっかり
洋風化されてしまいました。
雰囲気だけ和の 『カフェ「薔薇の詩
(ポエム)』 のオープンです。
尤も、珈琲カップなど、器だけの
和ですが、今日は、その趣で。
こうなりますと、
カップは、やはり土物です。
この焼物、どちらの物かは失念して
しまいましたが、持ち手など個性的な器で気に入っています。
作者の顔が想像出来るような優しい器です。
>”月の出そのものより・・昇ろうとしている所の方が、美しい……”
それは今まさに開こうとする、
花の気配にも似ているような気がします。
私のように、”そのもの”を、
言葉で語ろうとするのはやはり”野暮”振る舞いだな、と、
”アン”の描写に触れるたびに思ったりします。
近くにあるということもあって、
滋賀県の信楽によく出かけて、土物を物色したりしますので、
お写真にあるようなカップを見ると、つい、
”どれどれ……”と品定めしたりしてしまいます。
これも”野暮”ですね、たぶん。
工房Miyaさんのスプーンとってもすてきでした。
クリア塗りのものをイメージしていたせいか、
落ち着いた漆塗りの色合いがとても新鮮です。
教えていただけて感謝しています。
ありがとうございました。
こんにちは! りんがむさん!
いつも温かいコメント、有り難う~!
>それは今まさに開こうとする、
花の気配にも似ているような気がします。
本当にそうですね~!
薔薇の芳香も開花しているものより、蕾の時が一番、
強いと言われていますものね~。
ただ、月の昇ろうとしている時・・いつも見逃がしています。
「アンの世界」では、この描写・・結構登場するのですが・・。
思えば・・黄昏時って、一番忙しい時ですものね~。
~なんて、言い訳しています。(笑)
信楽、りんがむさんも・・。
私も、ここ2、3年はご無沙汰ですが、以前はよく出掛けていました。
1日中、いても楽しくて、飽きません。
Miya さんのスプーン、素敵ですよね~!
気の遠くなる作業を繰り返して、一つ、一つ丁寧に作られたそれは、感動します。
それにしても、カルミア(アメリカシャクナゲ)から木のスプーン。
これも何かのご縁かも知れませんわね~。