【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

和と寄り添う時

2009-06-07 19:19:50 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


    昨日の午後は良いお天気。なのに・・
   今朝は、真珠色の空になりました。

    今日も、昨日同様、午前中は、
   雨も心配になるような曇り空。
  
    その後は、昨日と全く同じ経過を
   辿って、午後から快晴です。

    そうそう、こちらも昨夜のお月様。
   ほぼ真丸のお月様が、
   東南の空に輝いていました。

   それもその筈、明日は満月なのですね。
   しかしながら、その色たるや・・
   赤っぽいお月様で、思わずドキッ!

    ちょっと無気味で。苦手です。
   早々に眺める事をやめてしまいました。

    でも、後で見た時は本来のお月様の色に・・。ホッ! 
   胸を撫で下ろしました。さて、今宵のお月様は、いかがでしょう・・? 

   “月が昇ろうとしている所で、
  その前触れは月の出そのものより、もっと素晴らしくさえあった。
   小道に沿って 鬼百合 が 『燃えるように』 咲いており、
  忍冬すいかずら の匂いが夢見るような風の翼に乗って漂って来た。・・・・・”
 
                                         【「炉辺荘のアン」 第16章】

   月の出そのものより・・昇ろうとしている所の方が、美しいのですね。
  相変わらず、『アンの世界』 の風景描写には、溜息です。 

        

     今日も前置きが長くなりました。
    さて、「和」 と言いますと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
    
     “陰翳の美”と言ったのは、谷崎潤一郎ですが、
    和の持つ魅力は、様々なものがありますね。

     その昔、調度類は季節ごとに出したりしまったり・・。
    時節に合わせてしつらえ、愛(め)で、存分に味わう。
    これこそ、“和の暮らし” そのものですね。
     
   今では私達の住まいも、すっかり
  洋風化されてしまいました。

   雰囲気だけ和の 『カフェ「薔薇の詩
  (ポエム)』 のオープンです。

   尤も、珈琲カップなど、器だけの
  和ですが、今日は、その趣で。

   こうなりますと、
  カップは、やはり土物です。

   この焼物、どちらの物かは失念して
  しまいましたが、持ち手など個性的な器で気に入っています。
  作者の顔が想像出来るような優しい器です。      


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2 コメント

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月の出そのものより・・ (りんがむ)
2009-06-08 00:17:09
リラさん、こんばんは。

>”月の出そのものより・・昇ろうとしている所の方が、美しい……”

それは今まさに開こうとする、
花の気配にも似ているような気がします。
私のように、”そのもの”を、
言葉で語ろうとするのはやはり”野暮”振る舞いだな、と、
”アン”の描写に触れるたびに思ったりします。

近くにあるということもあって、
滋賀県の信楽によく出かけて、土物を物色したりしますので、
お写真にあるようなカップを見ると、つい、
”どれどれ……”と品定めしたりしてしまいます。
これも”野暮”ですね、たぶん。

工房Miyaさんのスプーンとってもすてきでした。
クリア塗りのものをイメージしていたせいか、
落ち着いた漆塗りの色合いがとても新鮮です。

教えていただけて感謝しています。
ありがとうございました。
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蕾の美 (リラ)
2009-06-08 17:04:50
  りんがむ様

 こんにちは!  りんがむさん!
いつも温かいコメント、有り難う~!

 >それは今まさに開こうとする、
花の気配にも似ているような気がします。

 本当にそうですね~!
薔薇の芳香も開花しているものより、蕾の時が一番、
強いと言われていますものね~。

 ただ、月の昇ろうとしている時・・いつも見逃がしています。
「アンの世界」では、この描写・・結構登場するのですが・・。

 思えば・・黄昏時って、一番忙しい時ですものね~。
~なんて、言い訳しています。(笑)

 信楽、りんがむさんも・・。
私も、ここ2、3年はご無沙汰ですが、以前はよく出掛けていました。
1日中、いても楽しくて、飽きません。

 Miya さんのスプーン、素敵ですよね~!
気の遠くなる作業を繰り返して、一つ、一つ丁寧に作られたそれは、感動します。

 それにしても、カルミア(アメリカシャクナゲ)から木のスプーン。
これも何かのご縁かも知れませんわね~。
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