「あなたは すみれ の言葉で お話しになるわ、シャーリーさん」 自分でもこれが何の意味だか ヘイゼルには説明出来なかったであろうが、 しかし、そんな事はどうでも良かった。 響きがいかにも詩的だった。 【「アンの幸福」 第二年目10.】 |
【午前6時半頃の空】
奇しくもこんな、すみれ色の空で明けた今朝。
その空は、くっきり、ハッキリ。澄んだ空です。
そんな今日。二十四節季の一つ、
「啓蟄(けいちつ)」 ですね。
冬眠していた動物や昆虫が動き出す頃。
しかしながら生憎、時折、風花が舞う寒い一日となりました。
と言っても今は3月。一時のあの寒さはありません。
真冬並みの寒さだそうですが、陽光はすっかり春。
光に照らされた庭はもう春色。ウキウキ気分。
そんな気分も作用しているのでしょうね、
家の中にいる限り、冬はほとんど感じません。
ところで庭の一角に初めて菫を見つけたのは、
春もまだ浅い先月のこと。
ここに来て、次から次へと花芽を付けています。
木の根元に、ひれ伏すように咲いている小さくて可愛らしい花。
俯(うつむ)きがちのその姿からは、可憐、清楚、憂愁・・・。
こんな、ロマンティックな言葉しか浮かびません。
おまけに 「す・み・れ」 は、 響きがいかにも詩的 ですものね。
「小さな幸せ」、「小さな愛」、「純潔」。
菫のこんな花言葉でさえ、“これぞ、菫!”
~なんて、秘かに? エールを送る始末。
ひょっとして踏まれても(小さな)幸せを感じる花・・?
まさか、そんな事はありませんよね。
ある意味、薔薇の対極にある花と言えないでもありません。
尤も、甘い芳香など共通点も沢山ありますけれど。
兎にも角にも 「すみれの季節」 到来。心、ウキウキです。
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