【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

雨上がりの余韻

2013-06-16 17:25:08 | 四季のスケッチ










「どこをさまよい歩いているのかい、
僕のアン?」 
(中略)
アン はベランダの段々に座り、
春の花咲く美しく初々しい景色を
ぼんやり眺めていた。
白い果樹園の向こうは黒ずんだ樅の若木と
乳白色の桜の林になっていた。
林では 駒鳥 が気が違ったかのように
さえずっていた。               
                 【「アンの娘リラ」 第20章】







【「世界が綺麗にお顔を洗った」 今朝】



   昨日の雨は本当に恵みの雨となりました。
  元々丈夫で、やがては採取される運命のどくだみはまだしも、
  半夏生などは白くなる前から下葉を黄色くし、
  今にも倒れんばかりの風情。

   今朝は生き返りました。
  スクッとした、本来の立ち姿を披露しています。
  それにしても現金なものですね。

   さて、そんな 「世界がお顔を綺麗に洗った」 状態の今日。
  『アンの世界』 の駒鳥ではありませんが、
  こちらは鶯が軽やかに啼けば、蝶が何頭も連れ立ってお出ましです。

   そうそう鶯と言えば、またもや真夜中の啼き声。
  先日と違って美しい声でしたが、真夜中・・
  丑三つ時の鶯は、やはり無気味です。

   ともあれ・・私自身、何をするでもなく、
  アン の如く? 蝶が舞う庭をぼんやり眺めていたものです。

   相変わらず紋白蝶は止まってくれませんが、
  アゲハ蝶は、これみよがしに? 止まっています。

   アゲハ蝶は、すっかり慣れてくれているのですが、
  じっとしていても始まりませんね。
  紋白蝶の写真撮りに挑戦してみようと庭に繰り出しました。

   追いかけっこをしながら、止まった瞬間を捉えて。
  アゲハ蝶のように長く羽根を休める事はありませんが、
  それでも何とか撮れてホッ。









   昨日は、お昼過ぎにザーザーと音を立てて
  降り出した雨に、久し振りにワクワクしたものです。

   この恵みの雨に、どれほど感謝した事でしょう。
  折しも今朝の新聞には 「梅雨に感謝する道徳心」 と題する記事が。

   「日本人がこの日本列島に於いて生きる時、
  四季を貫く心構えを教え、例えば自然への感謝、
  ひいては畏怖と敬意を身に付けさせる事が、
  教育のあるべき姿ではないか」
と。

   本当にそうですね。
  ついつい 「鬱陶しい」 だの 「じめじめ・・」 等など。

   目先の事しか考えず、言いたい放題。
  私自身、反省です。筆者は次のようにも言っています。 

   因みに。借りたものは返さなければいけません。
  しかしながら盗んだものさえ返さない、あの国。
  道徳心の欠片(かけら)もない恥ずかしい国なのですね。






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