「ああ、マリラ、 世界に10月という月のあることが、 あたし嬉しくてたまらないわ。 もし9月から、 ぽんと11月に飛んでしまうのだったら、 どんなにつまらないでしょうね。 まあ、この楓の枝を見てちょうだい。 スリルを感じないこと? ―― 続けざまに、ぞくぞく、 ぞくぞくっとしないこと? あたしの部屋に挿して置こうと思うのよ」 【「赤毛のアン」 第16章】 |
連日、爽やかな秋晴れが続きます。
今日は、我家の金木犀が蕾を付けているのを発見。
そう言えば2、3日前にも、ふと甘い香りを
嗅(か)いだような気がしたものです。
あれは、気のせいではなかったのですね。
となれば、これから暫くは町中がこの香りで
包まれることになりましょう。
いよいよ春のジャスミンと共に、
自然が放つ、二大アロマの一つ、金木犀の季節の到来です。
さて、そんな今日。
お隣から美味しいかりん糖を頂きました。
製造元の 「利休堂」 は、お隣のご実家。
となれば、ちょっと久し振り、
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
開店と致しましょう。
ところで、こちらのお菓子。
黒砂糖の程良い甘さと香ばしさが、
お口の中でとろけます。どこか郷愁を誘う味。
味わって頂いた、珈琲の後ですから、昆布茶で。
(そうそう珈琲は、「ホンジェラス」を頂きました)
コップは、萩焼。金木犀の香りと共に、至福の時間です。