

な~んにもありません。
ピーカンの空。
それは、この時間に
なっても続いています。
全く雲がありません。
今朝は・・ちょっぴり
肌を刺す冷気が気持ち良い・・
そんな朝。そう言えば・・。
昨夜は大層美しく、
星が輝いていましたっけ・・。

既に、家々の灯りは消えています。
遥か遠くには、
高速道路のオレンジの
灯りが見えます。
柄にもなく、夜を徹して
車を走らせるドライバーに
思いを馳(は)せてみたり。
夜空を眺めていますと、
知らず知らずのうちに、
ロマンティックな気分になりますものね。
「想像の余地」 は、際限もなく膨らみます。
又々、前置きが長くなりました。

“エミリーは蝋燭を見た ――
蝋燭の方も燃えきるところであった。
今夜、もう1本使うという訳には行かない ――・・・略・・・
たった1本の揺らぐ蝋燭の光を頼りに書き出した。
火は暗い部屋に青白いオアシスを描いた。・・・ 略 ・・・”
【「エミリーはのぼる」 第1章】


『アンの世界』。
1本の蝋燭をそれは大切に・・
大切に使っていますね。
翻(ひるがえ)って現代。
明るい(過ぎる)光。
文字を読むには最適ですが、
陰影なんて何もなく、
対象物を容赦なく白く、
焙(あぶ)り出してしまいます。
それは、ロマンティックの
欠片(かけら)すらありません。
私のように何本も点けて、
それが癒やしだなんて
言っている輩(やから)も。
しかしながら文明が進むという事は、
何と有り難いのでしょう。
尤もそれと引き換えに失うものも沢山ありますが・・。
でも、一つの物を大切に思う気持ちは、持ち続けたいですね。
ところで、テーブルクロス。
昨日は、レースを掛けたものですから、全く見えませんでした。それで、もう1度。
色というものは、不思議なものですね。
こんな風に赤い色ですと、心はパッと華やぎます。
ただ、普段慣れないものですから少々、勝手が違いますけれど。
上の写真は、今年採れたポプリを並べてみました。
薔薇、ハイビスカス、ゼラニウム・・。
そして、右上の写真の硝子器は、先日京都で求めたものです。

名前は、「天使の浮き輪」。この名前にも惹かれたものです。ハンドクラフト。
最後に冒頭の写真。今朝のハイビスカスです。
その右下は、昨日の朝。
盛夏に比べ、ちょっと小ぶりですが、
今の季節ですから、2日目も元気で咲いています。