今日も、こんな風に、靄(もや)のかかった幻想的な空で明けました。
すみれ色の空から、ほんのりピンクに染まった、何とも優しい空・・。そして日の出。
昨日の男性的な空から、ガラッと姿を変えました。(最近は、そうでもないようですが)
今日の空は、女性的・・とでも、しておきましょうか。
「『夢が実現する国』 は、あそこのあの小さな谷の向こうに、
立ち込める青い靄の中にあると思うわ。」
【「アンの愛情」 第41章】
このアンの言葉の通り、こんな空を眺めていますと、
どこかにそんな国があるような気がして来ますね。
それにしても暖かい! 最近では、もう癖になってしまっている感のある、
「今、何月・・?」。この言葉、又々、お出ましです。
さて、合間、合間に読み進めて
います、司馬遼太郎著 『世に棲む
日々』。(以前の記事は、【こちら】 )
やっと1巻を読み終え、
2巻に入った所です。
あまり読書の時間が取れないのと、
精読のため音読していますので、
なかなか前に進みません。
そうそう、これまで黙読していた
時には、気付かなかった事に、
驚かされます。例えば・・。
漢字が読めない! 少なく共、(PCのせい?)
難しい漢字は書けないけれど、読む事は大丈夫だと自負していましたのに・・。
その上、人名に至っては・・。
最初はルビが振ってあるのですが、その次に出て来た時は、もう忘れている始末。
今更ながら、自分の国語能力の貧しさに、呆れ果てています。
その本も、以前に読んだとは言え、遥か昔の事。
すっかり忘れてしまって、今初めて読むのと全く一緒です。
それにしても、歴史物の小説が、こんなにも面白いなんて・・。
『赤毛のアン』 もそうですが、その本を読む時期や、年齢、環境が変わったら、
受け取り方も違い、感動の度合いも違うという事を改めて思い知らされた気がします。
それに吉田松陰という人物、意外や意外・・アンにも通じる所があるのです。
詩人であり、どんな場所でも(例え、それが獄でも) 楽しみや喜びを見出し、
今いるその世界を、最良のものと思う、思える心。
全ての人々を魅了してしまう人間の器。
ふと、この本の題名、『世に棲む日々』 は、こういう事では・・
~なんて、思ってしまいました。
1巻の終わりからは待ちに待った、高杉晋作の登場です。
2巻、3巻が楽しみです。