【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

心の玉手箱

2008-12-18 16:16:16 | 心の宝石箱








   今日も、こんな風に、靄(もや)のかかった幻想的な空で明けました。
  すみれ色の空から、ほんのりピンクに染まった、何とも優しい空・・。そして日の出。

   昨日の男性的な空から、ガラッと姿を変えました。(最近は、そうでもないようですが)
  今日の空は、女性的・・とでも、しておきましょうか。

   「『夢が実現する国』 は、あそこのあの小さな谷の向こうに、
  立ち込める青いもやの中にあると思うわ。」

                              【「アンの愛情」 第41章】

   このアンの言葉の通り、こんな空を眺めていますと、
  どこかにそんな国があるような気がして来ますね。
  
   それにしても暖かい! 最近では、もう癖になってしまっている感のある、
  「今、何月・・?」。この言葉、又々、お出ましです。

   さて、合間、合間に読み進めて
  います、司馬遼太郎著 『世に棲む
  日々』。(以前の記事は、【こちら】

   やっと1巻を読み終え、
  2巻に入った所です。

   あまり読書の時間が取れないのと、
  精読のため音読していますので、
  なかなか前に進みません。

   そうそう、これまで黙読していた
  時には、気付かなかった事に、
  驚かされます。例えば・・。

   漢字が読めない! 少なく共、(PCのせい?)
  難しい漢字は書けないけれど、読む事は大丈夫だと自負していましたのに・・。
  その上、人名に至っては・・。

   最初はルビが振ってあるのですが、その次に出て来た時は、もう忘れている始末。
  今更ながら、自分の国語能力の貧しさに、呆れ果てています。

   その本も、以前に読んだとは言え、遥か昔の事。
  すっかり忘れてしまって、今初めて読むのと全く一緒です。
  それにしても、歴史物の小説が、こんなにも面白いなんて・・。

   『赤毛のアン』 もそうですが、その本を読む時期や、年齢、環境が変わったら、
  受け取り方も違い、感動の度合いも違うという事を改めて思い知らされた気がします。

   それに吉田松陰という人物、意外や意外・・アンにも通じる所があるのです。
  詩人であり、どんな場所でも(例え、それが獄でも) 楽しみや喜びを見出し、
  今いるその世界を、最良のものと思う、思える心。
  全ての人々を魅了してしまう人間の器。

   ふと、この本の題名、『世に棲む日々』 は、こういう事では・・
  ~なんて、思ってしまいました。

   1巻の終わりからは待ちに待った、高杉晋作の登場です。
  2巻、3巻が楽しみです。