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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ロマンティックな白い宴の後・・

2008-02-10 17:39:45 | 四季のスケッチ
   昨日は、いつも見慣れた光景が、
  すっかり雪化粧され、そこには、
  全く違う世界が広がっていました。

   何もかも静止したような・・。
  夜は夜で、雪明りがこんなにも
  美しい事も知りました。

   そして今朝も・・。
  近くの山に雪が残り、
  さながら雪国の風情。

   



   “・・・・・ 嵐は夜のうちに治まり、
  朝になると丘の人目につかない雪の窪みを
  赤い葡萄酒のように、冬の朝日が染め出した。”
         
                                  【「炉辺荘のアン」 第13章】

   



   勿論、こちらは 『アンの世界』 のような嵐なんて
  ものもなく、静かなものです。
  でも、こんな雪景色に会いますと、
  アン気分に浸るのは随分、容易たやすい気がします。



   でも・・浮かれてばかりもいられません。
  家の前の道はアイスバーン状態に・・。
 
   いつもでしたら、
  とっくに入っている朝刊も今朝はまだ。
  雪道に不慣れなのですから当然ですね。

   そうそう朝のニュースでは、
  昨日の最高気温は、3.8℃だったとか。

   道理で・・。今年一番の冷え込みだった訳です。
  因みに今日は、9℃だそうです。

   ところで雪の降ったその後の事。
  太陽のお出ましと共に、
  小さな雪崩? 
  が、あちこちに・・。

   屋根からドサッ、ドサッと凄い勢いで雪が落ちます。
  昨日は、結構長時間、降りましたのから屋根にも相当積もったようです。

   こんな現象は、私にとっても初めての事。
  庭を歩けば、ぬかるみに足を取られ、泥だらけ。
  ほんの少しですが、雪国の方の労苦が偲ばれました。



   さて、(私にとって) 
  忘れてならないのが例の薔薇・・。

   昨日は、降りしきる雪の重みで、
  低く、低くお辞儀をしていたのですが、
  今日は又、いつもの凛とした姿に
  戻ってくれて一安心。

   美しいだけでなく、強靭でもあるこの薔薇。
  あやかりたいものです。

   ただ、あんなに青々としていた、
  ラベンダーが、ここに来て気がかりです。

   雪を沢山被(かぶ)り、
  今は地面にひれ伏した状態になっています。

   早いもので、2月も10日。
  一時に比べると随分、日も長くなりました。
  庭には、まだまだ昨日の雪の余韻・・。

   黄昏の空を眺めると、紫色の雲が浮かんでいます。
  まだまだ寒さは厳しいけれど、少しずつ、
  少しずつ・・春に向かっているのですね。

   そんな希望を抱かせる、ビロードの夕闇に、
  もうすぐ・・包まれます。