以前、食品添加物のカラメル色素の安全性についてのニュースを見ました。マウスを使った実験(アメリカ)で、発がん性物質に指定された4-メチルイミダゾール。このカラメルの化学構造が動物や人間の遺伝子(DNA)の塩基に似ていて、チミンとシトシンがDNAの塩基の中に入り込み構造を変えた結果、細胞の突然変異によってがん化すると考えられています。コーラに使われている添加物のカラメル色素4-メチルイミダゾールが問題になった事、誰しもご存じだと思います。
カラメルⅠとカラメルⅡには、4-メチルイミダゾールは含まれていないそうです。我が国では、そのような発がん性のあるものに対して、全く野放し状態のように思います。今や、2人に一人がガンになる時代になりました。発がん性のある物質の問題について、国は、もっと真剣に取り組んで欲しいと思っています。市販の食品を手にして添加物の表示を見れば、殆どの食品にカラメル色素の表示があります。表示されているのは「カラメル色素」という名のみで。カラメル色素には、何と、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類あります。市販の食品には、ガンの元になるカラメルⅢ、カラメルⅣが使われていても、私達消費者には分かるすべがないので詳細な表示を明記されないのでは、とても不安になります。
添加物に関する情報誌などで、食品添加物の怖さを知れば、どの食品も安心して食べる事ができないという不安の嵐にヒンヤリします。食品は、できる限り信頼できる産地の無農薬野菜や無添加の食品などのお店で購入するようにしていますが、無添加の食品は値段も高いですが、食の安全、家族の健康を考慮すれば、できる限り食品添加物には注意したいと思うこの頃です。