陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

ホメオパシー問題2

2010-09-02 10:36:49 | TV・新聞・雑誌などの記事から
またまた今朝の朝日新聞で新たなホメオパシーの記事がでていました。
沖縄の公立中学の養護教諭が保健室でホメオパシーで使うレメディーを
日常的に渡していた・・・というもの。

しかも「普通の薬はいけない」と話していたらしい。
そして昨年新型インフルエンザが流行したときも「インフルエンザを予防できるレメディー」を
渡し、予防接種を受けなかった生徒までいると書かれていてビックリ!

学校という場所で、養護教諭という立場でやってはいけないこと・・だと私は思うのです。

今回は普及団体名までしっかり載り、会長名までしっかり載っていました。

レメディーは偽薬としての効果しかない・・と断定している調査結果もあります。
偽薬(プラセボ)とは、簡単に説明すると、眠れないという症状で訪れた患者さんに、
「これはよく眠れる薬です」と言ってお薬をだします。でも実はビタミン剤が処方されている・・と
いうことです。

天声人語に書かれていましたが、本物があっての偽薬で、治療の主役にはなり得ない・・・と。
レメディーに偽薬以上を期待するのはいいが、治療の場で演じるのは名脇役までだと。
主役を気取り、1人芝居で手遅れを招く。そんな「副作用」が潜むのでは、毒と呼ぶほかない。

この天声人語の文章・・・っていつもすごい!と思うのですが、短い中に起承転結がしっかり
書かれ、うーんと読んだ後に唸る私がいます。(笑)

本当に正にその通りです。
もっと「命」・・・というものを、自分達が自分の「命」ではなく、人の「命」を奪ってしまった(山口の事件)、
縮めている可能性がある・・という事実と真摯に向き合って欲しいと願うばかりです。

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