今月3つの講座を受講してきました。
アロマテラピーというと、「香り」を学ぶ・・・、それはもちろんなのですが、
アロママッサージをするセラピストは、香りのことだけではなく、カラダのこと、ココロのこと、
カラダといってもひとつひとつの臓器のこと、筋肉のこと、神経のこと・・・、そこからカラダをつくる
食べ物のこと・・・、とどんどん多方面へ派生していきます。
まだまだ沢山吸収したいことがあるというのは、幸せなこと。
こういった学ぶ意欲が失せていくとき、歳をとったなぁ~・・・と思うような気がします。
興味、学ぶ意欲があるということは、精神的にも若くカラダも健康なのかな、と思います。
3つの講座のうち、2つはジュニアアスリート関係の講座です。
私が活動しているIAPAでは、「Jr.アスリートファミリーセラピスト講座」・・・、ケガをしないカラダづくりのための
講座を開催しています。
Jr.アスリートのケアについては、もっと沢山の方に知ってもらいたい!という思いとともに、自分自身も
まだまだ学びだい!という気持ちがあります。
娘がサッカーをしていますので、一保護者としての学びももちろんあります。
今月最初に聴講したのは、一般社団法人次世代SMILE協会主催の「アスリートペアレンツアカデミー」 。
国立オリンピック記念青少年総合センターまで行ってきました。
選手である自分の子どもに対して、どのように親として関わればよいのか・・。
元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんのお母様である杉山芙紗子氏(次世代SMILE協会代表理事)、
そして女子サッカーの日本代表、永里優季選手のお父様である永里政彦氏 がご自身がお子さんに
どうかかわってきたのかお話ししてくださいました。
お二人ともかかわり方はそれぞれ、ですが、お二人の共通点は「信念」がある、ということでしょうか。
親が揺るぎない信念を持ち、その信念を貫いていくということは簡単ではありません。
子どもにとって要るもの・要らないものがとても明確で、今やろうとしていることはこの信念を貫くために
やるべきことなのか、やる必要のないものなのか、判断がはっきりできます。
でも365日、日常生活の中で自分の子どもと周りの子ども達との関や、その他色んなことから
ついつい今日はいいかぁ~、今日は特別ね、としがちですよね。
だから信念を曲げない、貫くのは相当な覚悟がいたんだろうなぁ~と思いました。
お二人のお話の後は、ジュニア期のスポーツ栄養学、怪我・トラブルへの対応もそれぞれの専門家が教えてくださいます。
なんと、この講座・・・、無料! 色んな種目のスポーツ選手の保護者の方がお見えになっていました。
沢山いいお話が聴けました。
来年1月~3月も予定されているので、気になる方はぜひ足を運んでみられてくださいね。
次に受講したのは、AEAJ主催のフォローアップセミナー、【おさえておきたい脳のメカニズム】。
私が香りは面白い、と思うのは五感の中でも香りに関わる「嗅覚」だけが、脳の奥深く、本能に関わる部分にダイレクトに
届き働きかけている!ということろ。
この脳のメカニズムをAEAJの顧問でもあり、杏林大学の名誉教授でもある古賀良彦先生が講義してくださいました。
内容はなかなか専門的なお話なので、割愛させていただきますが香りと脳の関係は本当に面白いです。
今読んでいる本も「香りはなぜ脳に効くのか」、という本。香りって本当にすごいな!と思います。
そして3つ目。これは東京都少年サッカー連盟のHPで告知していた講座で、
「未来のトップアスリートのためのスポーツ栄養セミナー」。
本来は子どもも一緒に参加して午前中は各部位の筋肉量や体脂肪、基礎代謝などを測ってくれる機会が設けられて
いたのですが、娘は行かない・・ということで、1人で第二部~第四部を受講してきました。
まずはジュニアサッカー選手としての食生活。こちらは子ども向けの内容となっていましたが、食生活の基本が
わかりやすく学べる内容でした。
運動をしないお子さんに比べ、やはり運動量が高いので食べる「量」が必要になること、練習がある日や試合当日の
食事をとるタイミング、捕食の必要性など、保護者としても知りたかったことが聴けました。
第三部はプロのスポーツ栄養士の方が「勝利の食」をプロデュースということで、アスリート弁当をいただきました。
とっても美味しかったです!
第四部は女子アスリートのためのセミナーでした。
女子アスリートは、女性特有のホルモンが競技生活に与える影響を考えないとなりません。
女性としての人生を考えた時、月経が毎月きちんとくることはとても大切なことです。
競技によっては、この月経が厄介なものになってしまうことは想像できます。
まだまだ女性アスリートを指導する立場の方たちの中でも、月経について正しい知識を持っていない指導者も
いらっしゃるようです。
婦人科のドクターたち、栄養士の方々でタッグを組んで正しい知識を広めていっているそうです。
そして選手本人たちも思春期を迎えてくると、「見た目」というところに意識が向いてしまうので
食事をきちんと摂っていない選手がでてくるようです。
女性ホルモンと骨量は深く関係しています。もっとも骨量が増える時期に無理なダイエットなどをすると
生理がこなかったり、止まってしまったりします。
女性アスリートは、骨を形成する「カルシウム」、そして血液中の酸素を運ぶ重要な役割を果たしている
ヘモグロビンの材料である「鉄」を特に意識して摂る必要性があると再認識してきました。
今月聴講した3つの講座で得たことを、また普段のアロママッサージ、アロマブレンド、ケガをしないカラダづくりといった
仕事に活かし、みなさまに還元していけるよう今後も学ぶ、ということを日々続けていきたいと思います。