先週木曜日の日経の夕刊に【認知機能アロマで刺激】という記事が載りました。
そして土曜日にはTBSの【ジョブチューン】医者2時間スペシャルの中で、
実は○○の香りを嗅ぐと認知症を予防できる!?・・・・という内容の放送がありました。
記事にもTVにも鳥取大学医学部の浦上教授が出ていました。
認知症にアロマ!といったら浦上教授と名前が挙がります。
私も数年前に教授のセミナーを聴講しました。
○○の香り・・・、この○○に入るのがローズマリーカンファーです。
浦上教授は様々な香りを試したそうで、その中でローズマリーカンファーが一番効果が高かったそうです。
よく目にするハーブ、ローズマリー。みなさんもご覧になったことがあるのでは?
でもこのローズマリーのあとにつく「カンファー」って何よ?と思う方も多いのではないでしょうか。
アロマで使用する香りは、植物から香りを抽出し瓶に入っているのですが、これを精油、または
エッセンシャルオイルといいます。
例えばレモンの香りはレモンの果皮から採ります。レモンという果皮から採る精油は産地に違いはあるものの、
1種類しかありません。
ローズマリーは葉から香りを採りますが、3つの種類の香りが存在します。
そのひとつがローズマリーカンファーです。残りの2つがローズマリーベルべノン、ローズマリーシネオールと
呼ばれるものになります。
このローズマリー以下の、カンファー、ベルべノン、シネオールというのは香りを形成する成分の名前なのです。
カンファーという成分が多く含まれているローズマリーをローズマリーカンファー、ベルべノンという成分が多く
含まれるのものをローズマリーベルべノン、1.8シネオールという成分が多く含まれているものを
ローズマリーシネオールと呼びます。
香りの期待される効果は、これら成分によるものなのです。
カンファーという成分は筋肉を緩め血行を促してくれたり、1.8シネオールは呼吸器系に働きかけてくれたり・・と
いった具合です。
認知機能に効果があるのは、ローズマリーの中でローズマリーカンファーです。
お店で購入するときは、きちんとローズマリーカンファーという香りを買いましょう!
雑貨店などで購入はせず、アロマについてきちんと知識のある販売員がいるお店で
購入してください。
そして精油は雑貨扱いで輸入されています。品質にばらつきがあるのも事実です。
信頼できるお店、人から必ず購入しましょう。
以前の記事にも書いたのですが、香りが脳へ働きかけるのは、嗅覚だけが脳の奥深く、本能の脳へ
直接入ることができるからなのです。
まずは自分で使って香りを感じてみてくださいね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます