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今日の朝日新聞の朝刊に興味をそそられる記事が載っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/8b/6e668ca350280347b0905be7ab95c264.jpg?1639200272)
1月12日まで上野の国立科学博物館で開催中の大英博物館ミイラ展の第二会場に
猫のミイラのにおいを再現したコーナーがあるそうです。
再現にあたり「においが熟成され、一体化していて素材がわかりにくかった」と
においを分析、再現された花王感覚科学研究所の調香師の方の言葉がありました。
数千年前の香りを再現、ワクワクします!
再現にあたって用いた香りは、シナモン、サンダルウッド、フランキンセンス、ミルラなどと書かれています。
これらの香りには殺菌消毒や防腐効果があるんですよー。
時間があったら出かけてこようと思います。
再現にあがった香りのうち、フランキンセンスとミルラの2つはこのクリスマスの時期によく話題にのぼる香りです。
2つとも香りの素材は樹脂。木からでてくる樹液が固まったものから香りを抽出します。
なぜこの時期話題にあがるのか?
それはこの2つがイエスキリストの誕生の際に捧げられた贈り物3つのうちの2つだから!もう一つは金です。
香りはその昔金と同じほどの価値があり、尊ばれるものだったことがわかりますよね。
ミルラは薬のような苦みがある香り、フランキンセンスは別名乳香と言いますが、
ミルクの様な香りがするわけではなく、樹液の色が乳白色のためこのように呼ばれています。
香りは鼻から息を大きく吸い深く呼吸したくなるような、からだの隅々に染み渡っていくような香りで、私も大好きな香りのひとつです。
香りにはひとつひとつ、エピソードや歴史があるのでそういった香りの背景も一緒に
楽しんでいただくと面白いですよ。
フランキンセンスの樹脂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/8d/5b703a62cdce1ae2241756e6cf76bade.jpg?1639200291)
ミルラの樹脂
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