1月の初めの新聞から11日間、「探嗅」という記事が連載されていました。
とても面白く興味深い内容だったので、みなさんにご紹介したいと思います。
1回目はお母さんとこどものにおいの絆について書かれていました。
北朝鮮に拉致された曽我ひとみさんがお母様の着物や洋服を大切に保管し、
手にすると「母の汗と機械油におい」を思い出す・・というエピソードが紹介
されていました。横田めぐみさんはお母様のつけていた香水がとてもいいにおい
だと話していたというエピソードも・・・。
遠く離れた人を思うとき、もう2度と会えない人を思うとき、香りが記憶を呼び覚ます、
香りが懐かしさを運んでくれる・・・みなさんもそんな体験がありませんか?
生まれたての赤ちゃんはまだ目が見えていなくても、お母さんのお腹にポンと
のせられると、どこにおっぱいがあるかわからなくても匂いでおっぱいの方向に
進んで行こうとします。生まれたときからお母さんとにおいの絆で結ばれて
いるんですよね。
2回目は香りが政治家のイメージアップに使用されたエピソード。2007年の韓国の
大統領選で、1万人の支持者への演説の際、有権者500人あたりに1人の
ボランティアが香水の瓶を持ち、会場に振りまいていたという・・・。
香りには力がある、と陣営が進めた作戦で作られた香水の名は
「グレート・コリア」。ラベンダーベースの香りだったそう。投票所の廊下、トイレ
にまで香水を振りまき、結果は圧勝!
香りはときに人の心を高揚させたり、安心感に包んだり・・・、効果的に使いたい
ですよね。この日の記事によると、年間1000近くの香水が発表され、2年後まで
市場に残るのは20、3年後には僅か3つなんだそう。
名香と言われる香りを作り出すことの難しさにびっくりしますね。
3回目はこの目には見えない不思議な力をスポーツの世界で使っている人の
紹介。プロゴルファーの諸見里しのぶさんと、スピードスケートの岡崎朋美さんの
話がのっていました。メンタル面で利用しているそうです。
以前にジャンプの船木選手も利用しているという記事を読んだこともあります。
4回目以降の記事はまた今度紹介いたします。
香り・・・、奥が深く面白いなーっと感じていただけたら嬉しいです!