陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

Season's Aroma

2018-12-08 14:14:38 | 今月の香り

12月の一大イベントといえばクリスマス!

街のイルミネーションやウィンドーディスプレー、一年で一番
華やかでキラキラした時季ですね。

空気もピリッと引き締まった感じがしてきますが、今年は今のところ
そこまで冷え込んできていませんが・・・。

先日アロマスプレーを作る少人数レッスンをしてきました。
「クリスマスの香りってどんなのなんだろう?」・・と聞かれました。

イエスキリスト誕生のエピソードの中に出てくる香りが2つあります。
どちらも樹脂から採る香りで、ひとつがフランキンセンス、
そしてもうひとつがミルラです。
どちらも喉をスーッと通り、肺にしみわたっていくような香り。
ミルラのほうはちょっぴり薬っぽい感じがします。

スパイス類の香りもこの時季にぴったり。
ホットワインにも使われるクローブもいいですよね。

沢山の香りをご紹介しながら、自分の好きな香りをチョイスしてブレンドして
もらい、皆さんそれぞれスプレーを完成させました。

ティッシュにシュッとひと吹きして、他の人のスプレーの香りをまわします。
「ほんとそれぞれみんな違う~」と。
お気に入りの香りが出来上がった後は、みんなでランチタイム。

 

ごちそうになりました、美味しかったです!

お一人からクリスマスの香りを作ってほしいとリクエストがあり、帰り間際にブレンド。
私が選んだ香りは、フランキンセンス、シナモンバーク、ベンゾイン、マートル、
ナツメグ、マンダリン。この時点で一度お客様に確認してもらいます。
もう少し松っぽい香りを・・ということでパインをプラスして完成。

このシーズンにピッタリの香りが出来上がりましたよ。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



 


立春 花粉も飛び始め・・・

2011-02-04 19:58:52 | 今月の香り

今日は立春。暦の上ではもう春・・・とよく言いますが、今日は本当にポカポカ陽気
だったようですね。夕方のニュースで3月下旬並み・・とキャスターの方が話していました。

私は朝9時前に産後ケアセンターに入り、出たのが17時半近く・・・。外気温がさっぱり
わからず・・・。でも確実に日が延びていますよね。冬の間はこの時間はもう真っ暗でしたが、
今は少しまだ明るいです。

暖かくなって過ごしやすいのは嬉しいことですが、花粉の飛散が本格的に!!
今年は昨年の8.5倍と、ニュースで流れていました。

アロマで花粉を治すことはできませんが、症状を緩和することは可能です。
特に鼻の詰まりをスーッと楽にしてくれるものがいくつかあります。
私が試した中で一番効果があるのが、ローズマリー。
お客様の施術にローズマリーを使うと必ず鼻がスースーして呼吸が楽になります。

その他ユーカリ、ラベンサラ、ペパーミントなどが挙げられます。

お風呂でお塩や重曹、牛乳などにこれらの精油をブレンドして使うのもおススメです。
ただ今挙げた精油でラベンサラ以外は、覚醒作用の強い香りですので、一緒に
ラベンダーやスィートオレンジ、フランキンセンスなどリラックス効果の高いものと
ブレンドして使いましょう♪

外出の際にはハンカチ、マスクに香りをつけたり、スプレーにして吹きかけたりする
のもおススメです。

今月のispotのクーポンは鼻の通りをよくしてくれる精油のブレンドを特殊フィルムで
包んだものをプレゼントしています。約1週間香りが持続しますので、ハンカチに包んで
外出の際お持ちいただくと便利です!

Yシャツやブラウスの襟の裏に精油を落とすのもおススメです。


12月の香り

2009-12-14 12:20:55 | 今月の香り

今月も残り半分になってしまいました。
なのになのに、今頃今月の香りのアップです・・・・、すみません。

昨年の12月は「フランキンセンス」をご紹介しました。イエスキリスト誕生のときに
贈られた香りのひとつです。今年はそのときに贈られたもうひとつの香り、
「ミルラ」を選びました。

 ★12月の香り ミルラ  学名: Commiphora myrrha   カンラン科★

ミルラは中東に生育する低木の樹脂から抽出される香りです。木に傷をつけ、
そこから滲み出す赤褐色のかたまりから香りを採るのです。
ミルラは没薬(もつやく)ともいいます。古代から薫香、香料、医薬品として
使われている歴史があります。香りも薬を思わせる苦みばしった香りがします。
エジプトでは遺体の埋葬の際に、ミルラが使われていました。これは防腐の目的で
使用されたといいます。ミイラの語源はこのミルラからきていると言われています。

ミルラは抗菌、消炎、抗真菌などの作用があります。
歯茎によいとも言われ、歯磨き粉の中にミルラがはいっているものもあります。
この苦味を消すためにペパーミントが加えられています。

ひび割れた肌への治癒力も高いので、冬のスキンケアにも大いに役立ちます。

私も冬に作るクリームにはミルラを必ず加えています。

イエスキリストに贈られた香りですので、クリスマス時期にお部屋に焚いて
みてはいかがですか?ディフューザーですと、滴数があまり入れられないので、
ミルラとマンダリンを合わせて焚いてみてください。

マッサージオイルを作るなら、30mlの植物油に、ミルラ2滴、フランキンセンス2滴、
ラベンダー3滴、ぺティグレン2滴、マンダリン3滴・・・のブレンドはいかがで
しょうか? 冬の乾燥した肌におススメです。甘すぎず、大人っぽい上品な香り
です。

ミルラだけの香りは苦手・・という方もたくさんいます。
他の香りとブレンドすることで、香りに奥行き、深さが加わりますので、
ぜひ使ってみてくださいね。


11月の香り

2009-11-09 12:10:48 | 今月の香り


11月に入り秋もグッと深まってきました。朝の温度が一ケタ台の日もあって、
吐く息も白く、遠くの山々がくっきり見えたり、夜は空を見上げると星がキラキラと
キレイに輝いていて、空気が澄んで透明感がありますよね。
空の青、黄色や赤に紅葉した葉もとってもきれいですね。

秋はとっても好きな季節です。ただやはり少し寒いので姿勢が悪くなります。
ちょっと背中も丸め気味に・・、肩もあがってからだが固くなりがちです。

そんな緊張をフッとほどいてくれる、心安らぐやさしい香り・・・、ローマンカモミール
を今月の香りにチョイスしてみました。

★11月の香り★ ローマンカモミール 学名:Anthemis nobilis  抽出部位:花

「女性とこどもの香り」と呼ばれる安心して使用できる精油です。
ストレスからくる心身の緊張をほどいてくれます。
ストレスからくる肩こり、便秘や胃もたれなどの消化器系の不調、ストレスに
影響を受けやすい女性ホルモン・・・、月経前緊張症(PMS)、生理痛などにも
役立ちます。
心配事や不安で寝付けないとき、PMSのイライラ感を鎮めたいときにも
とっても頼れる1本なのです。

消化器系には植物油にカモミールをブレンドして、お腹周りに優しく塗布して
みてください。メンタル面にはぜひ入浴のときにお塩に混ぜて浴槽にいれ、
ゆっくり浸かりましょう。

温湿布もおススメです。洗面所に少し熱めの湯を張ってそこにカモミールを
2滴ほど落とし軽くかき混ぜ、タオルを浸して絞ってください。
それを腹部に当てたり、腰に当てたり、お顔にもおススメです。

こどもがお風呂にはいれないとき、私はラベンダー&カモミールでホットタオルを
つくり、顔とからだを拭いてあげます。

ぜひぜひみなさんもこの11月心とからだの緊張にカモミールを活用してみて
くださいね。


10月の香り

2009-10-02 15:07:30 | 今月の香り

秋雨前線の影響で、しばらくぐずついた天気が続くようですね・・・。
運動会など学校行事が盛りだくさんの秋、カラッとした秋晴れが待ち遠しいですね。

さて、今月の香りは私が個人的に秋を連想する香りをセレクト!

   パチュウリ   学名:Pogostemon patchouli   シソ科   抽出部位:葉

パチュウリは乾燥させた葉から香りを抽出します。私が感じるこのパチュウリの香り
は、しみとおるように深く物憂げな香りです。
秋は空の色も、葉の色も、感じる空気も、聴こえてくる虫の音も、どこか儚げで
物悲しく感じます。でも肌に触れるもの・・洋服や、部屋のインテリアは温かい
ぬくもりのあるものに変わります。パチュウリにはその物悲しさと、でも奥底に
かすかな温もりを感じる香りなんです。この香り単体を初めてかぐと、苦手な方が
多いかもしれません。でもイランイランやマンダリンと合わせるととっても素敵な
香りなんですよ!

この植物はへびにかまれたときの解毒剤として、古くから利用されていました。
防虫効果にも優れているので、インドでは衣類やじゅうたんにこの香りを
つけると言われています。

食欲を抑える香りとしても有名です。食欲の秋にピッタリ!・・でも、食欲のほうが
勝ってしまいそうな私です。

抗炎症作用にも優れ、皮膚細胞の成長を促すので、フェイシャルにもピッタリ。

パチュウリは年数が経つと香りが熟成していきます。粘性もどんどん高まります。
普通精油は開封後1年を目安に使い切りましょう・・とお話していますが、
パチュウリは1年経って使い切れていなくても、捨てずに大切に保管しましょう。
香りがとってもマイルドになります。この性質をもつ精油は他にサンダルウッド、
シダーウッドなどが挙げられます。



9月の香り ★アロマで免疫力アップ★

2009-09-04 17:44:50 | 今月の香り

9月に入りもう4日も過ぎてしまいました。遅ればせながら今月の香りをアップします。
9月は涼しい日が続いて、もう秋??と思っていると翌日には30℃超え・・・と
日々の気温差が顕著ですよね。夏に溜まった疲れもでやすい頃です。
免疫力が低下している人が多いのではないでしょうか・・・。

そこで今月は免疫力アップには欠かせないティートリーを選びました。
オーストラリア原産の植物で葉から抽出します。かなり高く成長する木ですが、
精油を抽出する為に栽培され管理している木は私達の背丈ほどに成長すると
葉を収穫し、抽出します。

                

  9月の香り  ティートリー  学名:Melaleuca alternifolia  フトモモ科

この精油は広い範囲のウィルス・細菌に効果を示し、免疫反応を高めてくれます。

今年の夏は例年に比べ過ごしやすい日が多かったとはいえ、夜は寝苦しく
睡眠の質が低下している方が多いのです。睡眠は体力の回復には欠かせません。
冷房でからだは冷え、食事ものどごしのよいものが続き、栄養面でもダウン。
からだの抵抗力が弱まってしまっています。そこに新型インフルエンザの爆発的
流行。ウィルスと闘う体力がない方が多いのではないでしょうか?

日々の生活でティートリー精油を活用し、免疫力のレベルをあげましょう。
昔ペストやスペイン風邪が流行したときに、精油に携わる仕事をしていた人は
こういったウィルスに罹りにくかったといわれています。
私も滅多に風邪をひかず、あるときから花粉症も楽になり、インフルエンザには
予防接種をしたことすらないのに、罹ったことがありません。これはアロマの
おかげ??かなと思ったりします。

先月の香りのラベンダーとも相性抜群のティートリー。毎日のお風呂に利用
してみませんか?ぬるめのお湯にゆっくりつかり、からだを芯から温め、
神経をしっかり休息させて質のよい睡眠をしっかりとりましょう。
かなり体力の回復が期待できます。
ディーフューザーで香りを焚くのもおススメです。レモンとの相性もいいですよ!

その他免疫をアップさせる香り・・、ベルガモット、ユーカリ、ラベンサラ、
フランキンセンス、ニアウリなどなど、ご自分のベストブレンドを見つけてみて
くださいね。

そしてなんといってもおススメはサロンでのアロマトリートメント。
香りを使用したトリートメントと使用しないトリートメントでは、明らかに効果に
違いがあります。ストレスの軽減はかなり期待できます。
ストレスも免疫の低下につながります。

ぜひトリートメントを受けたことのない方も、トライしてみてくださいね。


8月の香り②

2009-08-13 13:26:55 | 今月の香り

前半にいただいたお休みに今月の香りである「ラベンダー」を持って
1週間東京を離れました。
左眉下に吹き出物が・・・。毎晩メイクを落として、清潔にした肌に綿棒の先に
ラベンダーをつけ、患部に直接塗布していました。
跡にもならず、すっかり完治。
私が愛用しているラベンダーはフランスのアプト地方の野生のラベンダーです。

オーガニック栽培と野生種だとどんな違いが出ると思いますか?
まず同じフランスでも地方で気候(温度や湿度、雨量、日照時間など)や土壌が
違います。ラベンダーが育つ環境条件が異なると、収穫されたラベンダーの
芳香成分に違いがでてきます。すなわち香りが違うことになります。

品質の高い精油を生産するには、大事なのは原料をきちんと栽培すること
が大切といえます。ラベンダーは海抜600m~1,400メートルの土地で栽培されて
います。栽培する土壌に農薬使用がないかどうかがとても大切です。
化学肥料や除草剤、殺虫剤などが使用されていた土壌で生育したラベンダー
から精油を抽出すると、精油の中にこれらが残ってしまうのです。
使用している精油がオーガニックで栽培されているかどうか確認することは、
とても大切なことといえます。特に原液塗布もするような場合は標高の高いところで育ったものほど「リナリルアセテート」という成分が
多く含まれます。鎮静の効果があり、肌にもトラブルを起こすことがほとんどない
成分です。
野生のラベンダーは標高の高いところで生育しているので、この成分が
多く含まれることになります。この成分が多いと1.8シネオールと呼ばれる
鼻にツーンとくる清涼感ある香りの成分が少なくなります。
栽培のものはトラクターで刈り取りやすいように整然と並んで栽培されていますが、野生のものは手摘みで刈り取りしないとなりません。
急斜面に自生していることもあり、収穫に大変な労力が必要となります。

野生のラベンダーの香りには生命力の強さと優しさを感じます。
今年もまたアロマティークから今月20日に3種類の野生ラベンダーが
発売になります。3種ともサロンで香りをお楽しみいただけるように今月末から
いたしますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

 


8月の香り ①

2009-08-01 00:00:31 | 今月の香り

今月8月の香りは「ラベンダー」を選んでみました。
ラベンダーは万能薬とも呼ばれる香りです。ご自宅に1本あると便利な精油で、
1年を通して色々なシチュエーションで役立つ香りです。

 ★8月の香り★  ラベンダー  学名:Lavandula angustifolia  シソ科

ラベンダーの精油は何種類か流通しています。皆さんが知っている
リラックスできる、眠るときに役立つ・・という効果をもつのは上記の学名の
ラベンダーになります。
他の種類のラベンダーについては今月徐々にアップしていきたいと思います。

今日は真正ラベンダーと呼ばれる上記学名の精油について書きたいと思います。

ラベンダーは古代ローマで入浴のときに使用されており、昔から私達人間に様々な
恩恵をもたらせてくれている香りなのです。

ラベンダーは多くの芳香成分から成り立っています。それ故、様々な効能効果が
あるのです。エステルやアルコールと呼ばれる芳香成分のグループを多く含み
ます。エステル類は芳香成分の中でもっとも安全な成分で、肌トラブルになること
もほとんどありません。精油は原則的に原液塗布をすることはありませんが、
ラベンダーは例外です。
ただ、品質をきちんと見極めて使用することが必須です。

8月は旅行に出かける方も多いのでは?私は必ずラベンダーを持って旅行に
出かけます。ムシ刺され、擦り傷、やけど、ニキビに原液塗布して消毒の
変わりにします。殺菌消毒、抗炎症作用に優れています。

ベッドが変わって寝付けないとき、枕元に・・・。入浴のときに・・・。
夏はスプレーも作って冷蔵庫に入れておくと便利ですよ。うっかり日焼けした
ときに炎症をおこしている肌にスプレーします。
旅行でなくても、日常の生活でも役立ちますよね。

夏は娘が頭皮に汗疹が毎年出現。汚れた爪で引っ掻くので、ニキビのように
膿をもってしまいます。皮膚科でステロイドの入った塗り薬を処方されますが、
なかなかよくなりません。ステロイドは使い続けるのに不安もあり、途中、
綿棒にラベンダーをつけて直接患部に!3日ほどでよくなりました。
何度も言うようですが、品質が大事ですし、小さいお子さんに使用する際には
きちんとアロマセラピストに相談してくださいね。

ラベンダーは甘い香りではありますが、清涼感も感じられます。メーカーによって
かなり香りに違いがあります。いろいろなメーカーのものを試してみてくださいね。

さて、本日より夏休みをいただきます。ラベンダーをバッグにしのばせて、
1週間東京を離れてきます。





7月の香り

2009-07-06 14:25:01 | 今月の香り

7月に入ってもう6日も過ぎてしましました。なかなか更新が間々ならず・・・。
今日は梅雨らしいお天気の一日ですね。湿度が96%と天気予報で言っていました。

日によって気温差がかなりあり、体調管理が難しいですね。ジメっとした
空気で気分もどんより・・・。暑い夏に備え、しっかりした体力、気力ともに
しっかり整えておきたいですね!

さて、今月の香りですが「クラリセージ」を選んでみました。

  ★  7月の香り : クラリセージ  学名:Salvia sclarea     シソ科  ★

クラリセージはホルモンの分泌の調整をとってくれます。女性特有のトラブルに
欠かせない精油です。子宮を強壮し、ホルモンの分泌の変化から生じる
抑うつ、イライラなどの症状を緩和し、落ち着きを取り戻させてくれます。
植物油にクラリセージとラベンダーをブレンドし、下腹部、腰周りにやさしく塗布
しましょう。温湿布や入浴後など、からだがよく温まった後のほうが効果的です。

更年期からくる自律神経の不調などにもおススメです。脊柱の両脇に先ほどの
ブレンドオイルをパートナーに刺激しながら塗ってもらいましょう。

そしてクラリセージは副交感神経を優位にしてくれる精油のひとつでもあります。
入浴の際、お風呂にクラリセージ+マンダリンをお塩、または牛乳に混ぜ、
お湯に入れてゆっくりつかってみてください。お湯はぬるめに設定しましょう。
クラリセージは汗を抑える香りでもあります。よく寝汗をかく人は試してみて
くださいね。汗を抑えるという意味ではスペアミントやペパーミントもおススメ
です。もしミント系をお風呂に使用する際は滴数を少なくしましょう。
肌への刺激もありますし、交感神経を刺激する香りです。ミント1滴にクラリセージ
3滴、マンダリン2滴のブレンドを試してみてくださいね。


6月の香り

2009-06-03 14:05:10 | 今月の香り

6月に入りましたね。昨日は暑い一日でしたが、今日は空はどんより風も強く
吹いています。間もなく入梅・・・。ジメジメ、ムシムシ・・もわわ~んとした
毎日・・・。気分もなんとなーくジメっとしてしまいそうになりますよね。
病は気から・・・と言います。朝の目覚めからテンションをあげていきたいものです!

そこで今月はローズマリーに決定です。

       ★6月の精油: ローズマリー   学名:Rosmarinus officinalis

サロンにも鉢がありますが、自宅で育てているものはもう7年くらいになり、
立派に育っています。本当は鉢を大きいのに変えないと・・・・。
春先には青い花が咲きました。逸話ですが、もともとは白い花だったのが、
マリア様がエジプトに逃げるときに自分の青いマントをかけたところ、白い花が
マリア様のマントの青い色に変わった・・・といわれています。

これは自宅のローズマリーの写真です。
        

鬱蒼とした気分をすっきり晴れやかにしてくれるとても清涼感ある香りで
私も大好きです。
ローズマリーは若返りのハーブとして有名です。
ハンガリーの女王エリザベスが、このローズマリーを処方して作られた
「ハンガリーウォーター」を化粧水として使用したところ
若さを取り戻し、
77歳のときに隣国のポーランド国王にプロポーズされた・・という有名な話が
あります。
そして記憶力、集中力を高めてくれる香りでもあります。
ハムレットの物語でも狂乱したオフィーリアが「私を忘れないで・・・」と
このローズマリーを差し出す場面があります。

ローズマリーは肩こりのトリートメントに活躍してくれます。リウマチ・関節痛などの
症状の緩和にもいいですね。頭皮・肌へのトニック効果も期待できます。

ローズマリーは種類が多くありますが一般的に、ローズマリーカンファー、
ローズマリーシネオールの2種類が多く販売されていると思います。
肌が弱い方、高齢、低年齢、妊産婦さんなどはシネオールタイプの使用を
おススメします。
肩こりのひどい方などはカンファータイプのほうが効果を実感できると思います。

朝目覚めたとき、洗面所で蛇口から熱い湯をだし、途中ローズマリーを2滴ほど
垂らしてみてください。とーってもさわやかな香りがワーっとひろがって
とってもスッキリした一日が迎えられますよ。もちろん台所のシンクでもOK。
ご家族みなさんが起きたときに、みんなでさわやかな朝のひとときが過ごせて
おススメです。