先日、名古屋にある欄の館を訪れた際に開催されていた「ステンドグラス展」の写真です。
ステンドグラスとは、エ字形の断面を持つ鉛のリムを用いて着色ガラスの小片を結合し
絵や模様を表現したものです。
自然の美しさを枠の中に閉じ込めた芸術、工芸に魅せられてしまいました。
海外で制作された作品を輸入して取り付けられたのですが
明治後半から日本人もステンドグラスの技法を身に付け
次第に自前で造るようになったのだそうです。
そんな、明治の時代の礎を築いたひとり、坂本龍馬の物語『龍馬伝』を
毎週欠かさず見ています。
NHKの大河ドラマを、こんなに毎週見るのは久しぶりのことです。
いつも最初のうちは見ているのですが、段々退屈になって見なくなっていました。
ところが、今回は面白いのです! 理由は、時代劇の枠を超えているからでしょう。 今までの、時代考証にのっとった逸話を並べるだけ では、先がわかってしまって面白みがないでしょう。 福山雅治さんを抜擢したのも そんな理由からなんでしょうね。 坂本龍馬が、こんないい男だなんてありえない! と思っていましたが、これがなかなかなんですよね。 役者は、役作りによって役に近づくよう 努力するのですが、彼の場合は役の方が彼に 近づいてくるという稀有な俳優さんですと 誰かが言っていたのが解ってきました。 |
色んな意味で話題になっている龍馬伝ですが その中のひとつが、「龍馬デニム」 なんと、龍馬のはいている袴はデニムで できているそうです。 時代考証的には、ありえないのですが そこが、作り手側のこだわりのひとつが ここにもあるんですね。 |
「福山龍馬」の袴、実はデニム
人物デザイン監修・柘植伊佐夫が語る扮装へのこだわり
詳しくは↑をクリックしてみてくださいね。
そして、脚本は「HERO」「海猿」「ガリレオ」「CHANGE」など
ヒット作を次々と生み出している福田靖さん。
彼は、ラジオ番組『AVANTI』では、こんなことを語っていました。
僕は坂本龍馬について何も知らなかった。
それが『龍馬伝』の脚本を書くことになったので、高知へ取材に行った。
すると「これがあの薩長同盟の裏書きです」なんて
みんな「知ってるだろう」という前提で話をする。
こっちは「薩長同盟ってなに?」というレベルだったから、大いに困った。
その裏書きというのは、犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩が同盟することになり
その保証人に坂本龍馬がなった、というお話の証拠品。
でもそんな重大な役目を一介の浪人に頼むのは不思議だし
引き受ける方も不思議に思った。
坂本龍馬は下級武士ながらも経済的には裕福な家に生まれた。
しかも女ばかりの姉弟の中で育っている。
そんなボンボンなイメージの男が、最終的には薩長同盟を
成し遂げてしまう大人物になる。そのギャップが面白い。
でも「勝海舟を斬りに行ったら地球儀を見せられて弟子入りしてしまう」
という定番のエピソードは、たぶん勝海舟の作り話だと思う。
『龍馬伝』ではその手のお決まりのエピソードはほとんど変える。
ただし寺田屋のエピソードだけはそのまま。
「お龍」を演じるのは真木よう子さんだけど
真木さんも「そのつもりでいます」と仰っているので。
今までにない龍馬を描こうと、意欲満々な様子です。
彼は、時代劇という名を借りて、その頃の時代を生きていた若者の
心の葛藤を描いている青春ドラマを創ろうとしているのかもしれません。
「本来、僕は歌手なんです。」という福山雅治さん。
自他共に、龍馬ファンであり龍馬を演じたこともある
勝海舟役の武田鉄也さんとの共演
そして、これまた龍馬を映画で演じたことのあるジョン万次郎役の
トータス松本さんとの共演・・・
三味線を弾きながら歌を歌うシーンも話題になりましたね。
そして、来週から、いよいよ真木よう子さん演ずるお龍さんが登場します。
龍馬が、お龍の家でおの妹に月琴を弾いて聞かせるシーンもあるそうです。
歌手の魅力もチラッと見せてくれる「福山龍馬」また、見逃せません。
予告動画も見られる NHK 大河ドラマ『龍馬伝』HPはこちら
余談ですが・・・
先日「龍馬伝を見ていたら」な・な・なんと~~~!
部活の先輩が出演していました!!! 二度目です。
幕府側の役だったので、これからの出演はもうないかもしれませんが
また出るかもなんて思って見ていると、ますます目が離せなくなってしまいました。
今日もありがとう~!