先日ご紹介した温泉・料理旅館に、お友達と行ってきました。
前回の記事はこちら
彼是・・・二十年をゆうに越えるお付き合いの人たちとの会です。
年に何度か集まって、お茶を飲んだりしています。
そして、年に一度は「研修旅行」と称して一泊旅行に行こうと決めているのですが
このところ、親や仕事の都合でみな揃って泊り掛けという訳にも
行かなくなってきました。
そこで、今流行りのゼロ泊夕食付きの旅館滞在です。
【地元産のヒノキがふんだんに使われている建物】
車で30分もかからない場所にある、ちょっと隠れ家的な雰囲気を持つこの旅館は
まるで、お金持ちのお友達の別荘にでも来たような
アットホームな雰囲気を持っています。
仰々しいフロントもなく、玄関を入るとすぐに大きなリビングがあるかのようです。
【2階からの眺め】
このCDの05と06の間のような川のせせらぎが、ずっと聞こえます。CD試聴はこちら 「川のせせらぎ」
案内された客室は、2階にある特別室。
眺めも最高で、今回は利用しませんでしたが
その眺めを見ながら入れる岩風呂も付いています。
到着してすぐに、お風呂へGO~!
平日のまだ明るい時間なので、貸切状態でした。
【露天風呂」
この温泉は、天文年間(1532~1555)といわれ武田信玄に追われた落武者が
傷を癒したのが始まりとされています。
江戸時代中期には、東濃苗木藩・遠山豊前守が健康回復、病気療養に
よく利用したと、「湯治効能」の文書とともに現在に伝えられています。
【お風呂へと続く通路からの眺め】 【源泉掛け流しの岩風呂】
江戸中期(享保年間)には、東濃藩主・遠山豊前守が健康回復・病治療によく利用したと「湯治効能」の文書と共に現在に伝えられています。効能は主
に、リウマチ・神経痛・通風・動脈硬化症・胃腸病・慢性皮膚炎等などです。
なんだか違和感のあった肩が、とても楽になったような気が・・・(笑)
【冷たく冷やした温泉水を飲めるコーナー】 【階段の踊り場には地元出身の熊谷守一の作品が…】
そして、お待ちかねの夕食タイム~♪
マンゴー・クリームチーズ・サーモン・キュウリの巻物(まるで一口サラダです!)から始まり
蛍烏賊(ホタルイカ)に白芋茎とカラスミ。
グリーンアスパラとホワイトアスパラのムースキャビア添え、かにの酢の物。
霜降り牛の石版焼き(豆板醤入りの特製たれが絶品!わさび塩でも!)
筍のすり身の柔らかいお団子のようなものの中にはフカヒレが!
お刺身は、山掛けのお刺身と、あおりイカとなんとアマゴでした。
紫芋と信者がとトマトのあんかけ。
この旅館にある工房の先生が作られた、織部の重箱の中には
ホタテの貝柱、筍、しょうが、鴨肉が冷めないように五色石とともに蒸し焼きに・・・
そして、茄子とうなぎと茗荷の天麩羅を味噌たれで頂きました。
最後は、香の物とご飯とお味噌汁、そしてデザート~♪
家ではなかなか作れない、真似の出来ないお料理に
もうおなか一杯!!大満足のお味でした。
お料理の下には、書家、香竹さんの書かれた古今和歌集が…
「わがやどの 池の藤波 さきにけり
やまほととぎす いつかきなかん」
そして、床の間にも同じ歌の書かれた掛け軸が掛けられておりました。
名残惜しく表に出ると、もう真っ暗闇!
数えてみればなんと6時間以上喋り通しでした。
川霧を含んだ空気に、皆深呼吸をし
「空気に味があるよね~」などと口々に
この宿を後にしたのでした。
この宿についての詳細はこちら
最後までお付き合い、ありがとうございました!