毎日生きているということを・・あまり考えていることはなくて・・
そして日々に感謝していることも少なくて・・・
普通に生活できることがどれだけ幸せだということを・・・
明日もしかして一番好きな人に会えないかもしれないのに。
病気だけじゃない。
事故だってある。
何かに突然巻き込まれ・・家に帰られなくなるときが来るかもしれない
だから・・だから・・・今を感じていられることが「奇跡」であり、「感謝」だとふるらんは思っている。
何かの事情で体から魂が離れたとしても・・ちゃんと受け入れようと思っている。
それが「運命を受け入れる」という「命」の一番基本的なことだと思っているから。
しかし・・これが「自分」ではなく「愛する人」ならどう思うか。
絶対絶対・・受け入れたくは無い。
なんとかして・・・なんとかする方法を考える。
自分が納得するまで・・・。
だから「深く深く愛している」ということなのだから・・・・
昨年、一人の女性がふるらんのところへ来てヒプノセラピーを受けました。
その時前世がある外国の場面で・・
自分の人生を支えてくれる女性が出てきました。
「今世の親友です」と答えてくれました。
そしてヒプノを進めていくと・・やはり深い愛でつながっていました
自分の人生を支えてくれた女性が・・今の親友・・・
「だから彼女のことが好きなんですね」と言いました。
その後、その二人はその国に旅行に行きました。
その出発の時から親友さんはある症状が出ていました。
「風邪かな?」と思ったそうです。
帰国後病院へ行きました。
そして・・・入院になり・・・
医師からはある病名を宣告されました。
そして長時間の手術・・・
闘病生活に。
旅行の写真をもっては親友さんの心の支えに行ったそうで
「あの旅行に行けていて良かったでした」と彼女は言いました。
そして・・・再発。
彼女がふるらんのところに来ました。
「親友を救うために何かできることは無いのか知りたい」と。
ヒプノセラピーをしました。
そしていただいたメッセージが
「もう十分だから何もしなくていい。(親友さんも)十分だと判っているから」と。
それでも彼女は納得ができませんでした。
もちろんふるらんが彼女の立場なら・・同じです。
しかし・・メッセージは
「何もしなくていい」と。
ふるらんは思い出しました。
ふるらんが昔働いていたとき、患者さんが言いました。
「もういいんですよ、みんなが自分にしてくれればしてくれるほど・・みんなに迷惑をかけているんだなぁ・・と思うのです」と。
なんとかしてあげたい・・が逆に患者さんの重荷になるということもあるのです。
「普通に接して欲しいだけなんですよ。無理をしてくれるのは悪いから。それに私は受け入れることにしました。いろんなことが今終わるのではく、体が終わってもまた生まれてくるということも楽しみにしなきゃ・・ね?看護士さん」と。
ふるらんは
「順番は誰もわからないけど・・・みんなが行く場所だもね・・・いずれふるらんも行く場所だから。それとまた生まれてきて・・会うことができたら・・それをふるらんも楽しみにするわ。でもね・・奇跡と言う言葉もあることを信じていて欲しいの。生きることも奇跡、あっちの世界へ行くのも奇跡、そしてまた生まれてくることも・・奇跡だから」
「うん、そうですね~こうやって出合って話せることが奇跡ですものね。まだ時間があるから・・できることをしたい。そしてあっちに行ったらまたいろんなことをするわ。それから今度生まれてくるときは・・そうですね~もっと大家族とかの家に生まれてこようかな?」と患者さんは笑顔でした
(看護スタッフも一緒なんですよ。この人のためになにができるか・・と。必死に考えます。しかしやっぱり一度だって・・満足した看護をした、という実感はありませんでした。いつも後悔の繰り返し・・そしてまた日々の看護でした)
ヒプノのセッションをしながらいろんなことを思い出しましたよ。
そういっぱい命のことを。
患者さんや家族さんのこと、友人さんや彼氏、彼女のこと・・・
みんな愛する人の人生を支えていて・・
あ~~人って凄いなぁ・・・と
ふるらんが天に質問してみました。
「彼女(クライアントさん)が何もしなくていいのは・・もう十分にやってきたからですよね?」と質問すると
「その通り」と答えが返ってきました。
そして続けてふるらんは質問しました。
「何もしなくていいけれど、親友さんのこころを支えるという想いはこれからも彼女しかできないことですものね?」と聞くと
「そうだ」と答えが返ってきました。
そして
「あとは・・天の導きにおまかせすればいいのですよね?」と聞くと
「そうだ、天の信じなさい。悪いようにはしないから」と答えが返って来ました。
深い意味で捉えてください。
本当の魂のレベルで解釈をしてください。
神様の心の領域は・・人が解釈するレベルではなく、もっと深く尊いものだと。
ふるらんにもまだ理解できていない領域がたくさんあると思っています
彼女が目を覚まして・・
「やっぱりなんとかしたいと言う気持ちもまだありますが・・しかし今回ヒプノを受けて判りました。悪いようにはしない、と聞こえて・・少し落ち着きました」と。
どうにもならない事実・・
どうにかしたい・・気持ち・・わかります。
しかし・・・もう神様の領域です。
命は・・・あとはお任せするしかないのです。
生きるとは・・・生かされていること。
そして・・それに日々感謝することを・・忘れてはいけないと思いました。
彼女が帰っていく後ろ姿が・・やはりさびしさが溢れていて・・
「ごめんね・・・力になれなくて・・・」としかいえない自分が・・やはり悲しかったでした。