ゆっくり、ゆっくりおじいさんが浮かび上がってきた……
背格好は……〜〜で〜〜〜な感じ。
顔形も…なんかわかる。
その人がゆっくりふるらんを見て静かにたたずんでいる。
顔を少し傾けながら。
少しして
「どうだ?」と聞かれたので、少し間を置いて…
「そうですね………」と考えながら答えようとすると、おじいさんは少し唇のはじっ子を上げて、
「〜〜〜だろう」と言った。
………まぁ、確かに。
見破られるなんてことは…特にどうこうではない。
自分をさらすも隠すも…ない。
それをやってたら…〜〜が〜〜だとふるらんは知ってる。
まな板の上の鯉、なんて心情でもない。
「ただの…ふるらん」。
「…ですね」と言うだけで相手に通じる。
あと〜〜〜。
あと〜〜〜〜〜〜……
そう言われて通過してきた。
11月か……
あと少しで今年も終わり。
(占いでは来年の節分前まで)。
少しそんなことを考えていたら、おじいさんがふるらんに
「〜〜〜〜さんは元気だぞ」とあの世の話をしてくれた。
あ、良かった…
そうなんだ、良かった。
そして何をしてるか教えてくれた。
「あの世の話」の画面が少し出て来て……
「この世界とは違いますね……」と話すと、
「そうだな…生き方次第で変わるな」というので、
「そうだろうな……」と心で思ってたら、
「〜〜〜〜〜〜だそ」と言われた。
「……ですか?」と答えると、
「ああ、お前は〜〜〜だからな」と聞こえてきた。
来週には立冬になる。
冬に…これなのか?
おじいさんの着てるものをよく見ると…いつもと違う服装。
裾が長く、とても長く…
普通に歩けないぐらい長い。
いつも違うので、もしかして…と思って、
「行く場所によって変わるのですか?」と聞いたら
「そうだろう?それが礼儀だ」と笑われました。
そっちへ行くのにはそれなんだ………
ふるらんは…このまま行ったら…あの服は着させてもらえないだろうな……
でも着る努力はしないと。
と思ったらおじいさんが一言、
「〜〜〜〜〜ぞ」と。
そうなんだ!と思ったら目が覚めました。
あ〜〜もっと話したかった………(泣)