人が数人いて、もめています
そしてみんな逃げて・・・
ふるらんも逃げようと思いました。
でも・・なんか逃げたらまた終わらないと思って。
それで・・そのもめている中心を見ていると・・・
身体の大き目の男の人で、50代前半ぐらいの男性が、小刀を振り回し、大声で叫んでいるのです。
「あばれたる~~~~~~~~~~~」と。(関西弁で)
何を叫んでるのよ・・・いい年して、恥ずかしいと思え・・・と見ていると、こっちを見るので、きっとふるらんも逃げると思っているんだろうな~と思い、その男性をじっと見ながら近づいていきました。
(怖いもの知らず&精○○勤務だったので、多少の扱いは・・変に落ち着いている)
注意・・ただ、あんまり暴れる人は・・・無理
で、その男性は明らかに・・・大きい。
でも、なぜか勇気満々のふるらんは
「どうしたの~?」と普通に男に聞いた。
男はふるらんに小刀を振りかざし、そして降り出してきたので、それを真剣白羽どりして・・・
「で、なんなの」と普通の顔で彼に聞いてみた。
すると
「うるさ~~い」と怒鳴るので
「子供に乗り移られてどうするの?乗っ取られるぐらい、脇があまい自分なのに、それを振り払おうとしても無駄よ~それより、ちょっとあなたの話(本当は後ろにくっついてる男の子の話)が聞きたいから、あそこに座ってくれる?」とちょっと離れた噴水のヘリを指差した。
(あそこなら、いざとなったら・・水に突き落したらいいか、って思ったから)
そして・・その小刀を持たせたまま、そっちの噴水へ行き・・・
彼の話を聞きながら、後ろについている男の子を会話。
ふ~~~ん・・・この子、○気で・・それも風邪みたいな・・はやり病ね・・・
まだ、お母さんに甘えたいのに・・・あの世に行ったから・・・それで、今世で神経質で、繊細で、人の言葉にいちいち反応して・・・
男女ともに支配下につけたくて・・・それでいて、女には・・征服欲抜群か・・・
「で、これからどうする?」と彼と、男の子に聞くと同時に
「お母さんに会いたい」。
・・そこか・・・と思いつつ
「私、あなたのお母さん、知らないから・・・どうやってお母さんのところに行こうか?」と聞くと
彼は
「もうあってもらえない。俺は嫌われてるから」といい、後ろの男の子は
「行先がわからない」と。
まぁ・・種類は違っても・・やっちゃしたら・・年齢にかかわらず、女性の神経を逆なでし、嫌われるしねぇ・・・
で、小刀をキラキラさせながら、
「俺は強いんだ・・」と言わんばかりに、自分のコンプレックスを隠す行為を見せている。
見える姿は・・「僕は弱いです」だもん。
後ろにくっついている男の子に
「おばちゃん、○○持ってるから、これにくっついてきたら・・お母さんのところへ行けるよ」というと
「そうなの!」といい、ふるらんおばちゃんの○○に来た。
そして、そのあと男性の顔を見ると、少し気が薄れた感じの顔になったので、
「こうやって・・・人と並んで噴水の音が聞けるって幸せだね」というと
「そんなことを言われたのは・・初めてだ」と嬉しそうにしている。
「君の本当の顔は・・それだね」というと
「僕の顔?」
「うん。君は・・・本当は優しくて暖かい人だよ。ちょっと兄弟にそういわれなかったかい?」と聞くと
「あ・・・弟に言われた」というので
「それなら・・本来の君で生きようよ。これからいくらでも君に戻れる。そして・・周りの人に本当の君で生きたとき、頑張った時・・君はしあわせになれるよ」というと、
「そうなんだ・・・」と言いました。
「それに・・・私に何もしなかったのは・・本当のあなただから」というと
「本当の僕は・・弱いんだよ」というので
「弱いのと優しいのを勘違いしているんだと思う。思いやりのある人は弱くない。思いやりを行動できるのは強い人。本当に弱いのは思いやりの行動をできない人」というと
「うん。僕はみんなにしてきた」というので
「そうよ。だから本当の自分でいいのよ。強さとは筋肉とか他人と比べるものとは違うのよ。あなたらしく生きて、あなたらしく優しくて、あなたらしく笑っていたら・・みんなあなたを優しく扱ってくれる・・・、だから・・不安や怖さにおびえなくていいのよ。失うことを確信しなくていいのよ。まだ何も失っていないのに、失ったように行動する人はとても多いのよ。
あなたは何も失っていないのに、人を失うことをしていたのよ。それがとっても残念。でもまだ大丈夫。私を傷つけなかったから。だからまだ、これからよ」というと
「そうか・・よかった」と言いました。
そして私が手をだして・・
「さぁみんなに謝りに行きましょう」というと
「うん」と言って立ち上がり、警察の人に頭を下げて、彼は離れていきました。
ふるらんは「ずたぶくろ」の重さを感じながら
「さて、‘あの場所へ行くか’」と歩き出したとき、目が覚めました。
やっぱり・・寝ていても・・戦うのねぇ・・・相手と自分自身と。