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ヨーテボリ4日目。ハリーダコミューン訪問。
このコミューンには、最も多くインタビュー調査にうかがっている。
今回で6回目ぐらいでないか。
ヨーテボリからバスに揺られて30分。
ターミナルから歩いて3分のところにある。
2階建てのちっちゃな建物。ストックホルムから1時間のところにあるイッケロコミューンも同じように2階建てのちっちゃな建物であった。
その建物の立派さに驚いたのが、ハーニンゲコミューン。
スウェーデン・コミューン・ランスティング連合会の建物ととても構造が似ている。5階建てで、吹き抜けになっている。
さて、午前中は、成年後見制度について、成年後見監督機関の調査官2名からレクチュアを受ける。研究者としては、データが、でーたら嬉しいのであるが、スウェーデンの方々は押しなべて、数字にはあまり関心がないようだ。
もちろん然るべき監督官庁に報告する時には正確な数字を提出するのだろうが、私のような<さすらいのフィールドワーカー>には、丸めた数字を披露される。
すこぶる勉強になった。この制度の歴史について、ヨーテボリも詳しかったが、ハリーダの方がさらに詳しかった。
午後は、ハリーダコミューンで実施させていただいた介護の付いた特別住宅の介護職員へのアンケート調査と在宅一般高齢者へのアンケート調査の度数分布を、老人福祉課長様の前で、プリゼンする。
私にとって記念すべき最初のコミューン調査であり、このコミューンにはいつもお世話になっているので、まだ論文にする前の<できたて、あつあつの>データを紹介した。
介護職員調査は予想以上に良い結果が出ているように思う。他のコミューンでも同じフォーマットでアンケート調査をする予定であるが、なかなか手続きに時間がかかりそうだ。その他の調査が終わってみないとはっきりしたことは言えないが、おそらくかなり良いではないかと思う。
というのも、リンショーピングで2009年に実施された調査と1問(15項目)だけ同一にしてみたのだが、その結果が、リンショーピングよりも顕著に良いからだ。
リンショーピングだけが、極端に悪いのかもしれないが。
たった90分のプリゼンだったのだが、激しく消耗した。課長様がとっても真剣にコメントしてくれたことが嬉しいし、近いうちに、各介護の付いた特別住宅の施設長を集めて、この集計結果を使って研修するらしい。
ありがたいことだ。
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文法になると突然つまづきます…
じつと文字を見ていると、私にとって、お宝の部分が浮き出てきます。