『ケアとジェンダーの比較福祉社会学』年内発刊切望中!!『東アジアの高齢者ケア:韓国・台湾のチャレンジ』絶賛販売中!
大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
ピンチ!
最近は、ピンチが続いている。立て続けである。
【ピンチ1】このブログのネタを考えること。毎朝研究室に到着し、今問題となっている○●茶を飲んで、心を落ち着かせ、沈思黙考。何を書こうか、悩むのである。結構頭を使うので(私だけか?)、老化防止にはなっているかもしれない。
【ピンチ2】研究室のテレビデオが突然壊れた。但し、煙は出ていない。毎日見ているわけではないが、夕方のニュースを見たり、授業で使えそうな番組を録画するのに使っていて重宝している。我が社の生協で購入し、まだ4歳である。まだ若いはずだが、一昨日、ニュースを見ようとしたら全く映らない。ビデオを再生してみようとしても映らない。最近、良く使われる、PPK(ピンピンコロリ)状態である。困ったものだ。
【ピンチ3】高齢者住宅財団の雑誌に連載しているシリーズの第20回で『韓国の長期療養保険の概要と課題』を3月末脱稿。その初校が昨日夕方FAXで送られてきた。昨日のうちに、大幅に加筆し、郵送しておいた。世に出るのがGW明け。韓国の高齢者ケア専門の研究者は数少ないが、出来上がりを郵送しようと思う。なにぶん初めてなので、反応が心配。
【ピンチ4】以前の記事にも少し書いたが、増田雅暢編『世界の介護保障』法律文化社が夏頃出版される。私は、第5章「スウェーデンの介護保障」を担当。昨年夏に、自分の研究の到達点を出し切ったので、もう新しいものはほとんど出せずにいる。字数と図表の枚数も細かく規定され、ガンジガラメ。ガンジガラメ型の原稿はとても苦手。デッドラインの締め切りが、あさって!10日!まだ結論(まとめ)が上手く書けない。ゼミ生もゼミレポートの結論で苦労しているが、プロも同じなんだなあ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« あーりがたや♪... | 赤城君は今頃... » |
ブログのネタにお困りの様子ですが、ネタはありますよ~。
4月5日の後期高齢者医療制度のコメント、是非、あれの続きを書いて欲しいです。
また今後、医療費の財源をどうやって調達すべきなのか、考えを教えてください。
保険料負担ばかりが話題にされていますが、新制度では「包括払い」とか、サービスの中身が心配ですね。
そうですね、後期高齢者医療保険は、間歇的に書いていこうと思っています。(その2)を近いうちに何とかしたいです。
医療保険の財政が逼迫し、制度が崩壊の危機に瀕しているとしても、75歳以上にコストを強いるシステムは
構造的な欠陥を内包していると言えます。
ご指摘のように、診療報酬を包括型にすることも構造的問題です。病院側が、<儲けにならない>患者の治療をしない、してもレベルを落とすなど、マイナス要素があり過ぎです。不必要な診療をなくすことが目的のようですが、他の方法論を考えないといけないですね。
療養型病床群の廃止および老人保健施設への転換も国は進めているわけで、こちらも医療サービスの低下という面から見れば、課題が山積です。
最も大きな課題は、社会的入院の撲滅、過剰(無駄)な診療報酬の請求、患者側の重複診療行動の抑制です。
これらの課題を解決するのが先決ですが、後期高齢者だけの新しい保険制度を創っても、上記課題の解決には至りません。
今回の新制度は、保険者が都道府県広域連合となり、
きめ細かな市町村レベルでの特色(低所得層への配慮など)が消失するなど、かえってマイナスばかりが目立ちます。
以上のようなことを(その2)で書くつもりです。