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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
<0.98>
私の視力ではない。
私のPSAの値でもない。
もし1が極限値であれば、かなり良い数字だ。
この数字には極限値がないが、2.1が置換水準と考えられている。
この数字は、2018年の韓国の<合計特殊出生率=TFR>
一人の女性が一生の間に産む子供の数と言われている。
この数字が1を初めて切った韓国。
少子化対策が不十分と言われ続けている日本でも、<2017年のTFRは
1.43>
北欧諸国は、1.8前後。
アメリカは1.8を割り込んだところ。
少子化対策に成功しているフランスは、1.96
韓国の2倍である。
10年ぐらい前から韓国の若者は、恋愛せず、結婚せず、出産せず。
恋愛できない、結婚出来ない、出産しない。
3つのライフイベントを諦めているようだ。
<3放世代>というらしい。
日本と同じで結婚しなければ出産しない文化なので、結婚するという
ライフイベントに進むかどうか。
フランスやスウェーデンは、同棲から出産するケースが極めて多い
ので、アジアは対照的である。
結婚は極めて個人的な自己決定事項。
国がやんや、やんや言っても変わらない。
韓国は昨年生まれたベビーが33万人足らず。
学校関係者も大心配。
大学も死活問題だ。
韓国の若者が受験勉強で苦しむことなく大学に入り、無事就職でき、
そこそこの給料がもらえるようになれば、
結婚も考えるであろう。
結婚する時に、新郎が家を用意しなければならないという韓国の
ルールも<大きな壁>になっている。
新婦が育児休暇を取ると昇進が遅れるという韓国の企業風土も
問題であろう。
韓国のリーダーは、認知症の国家責任だけでなく、
<若者が生きやすい社会を創造する責任もありそうだ>
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