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スウェーデン リンショーピング大学テマ研究所の懇親会。

スウェーデンに留学中(1998年夏から1年間)、客員研究員をしていたリンショーピング大学テマ研究所で、2度、懇親会があった。

はじめは、12月。

テマ研究所創設10周年記念(5周年?)ということで、研究所内のオープンスペースをうまくレイアウトしてパーティ会場に。

日本だと懇親会と言えば、外に繰り出すのが相場であるが、スウェーデンではレストランが高いし(特にアルコールが高い)ので、職場でやることが多い(のではないか)。

どの国も同じで、会場設営は若手教員と大学院博士課程院生が中心。日本と異なり、大学院博士課程院生に進むには激しい競争に勝たなければならない。

だがその関門を突破すると、給料ももらえ、学部生に教えることができる。

最初に所長から気のきいたユーモアたっぷりのスピーチ。

スコール!でパーティがスタート。

日本と違うのは、宴たけなわモードに入ると、歌詞カードが配布され、しばらく大合唱。

そう言えば、日本には宴会で楽しく合唱できる歌がないなあ。

大きな文化の差を感じる。

合唱が終わると、歴史学の大家でハリウッドスター並みの存在感のある教授が、誰かと寸劇を始める。

普段はニヒルな感じなので、その変貌ぶりに驚く。

思わずシャッターを切る。

そう、日本人だからカメラを持参していた。

2、3日後に焼き増しを大家にプレゼントしたら、ネガも欲しいとおっしゃるので、それもプレゼントした。

今頃、自宅に大きく引き伸ばして飾っておられるのも知れない。

大家の寸劇が終わると、今度は、少し場所を移動して、ダンスパーティ。

これもオープンスペースに飾り付けをして、ディスコ風にしたあるだけの会場。

音楽の選曲も若手の仕事。

私もスウェーデンのスピリッツをたくさんスコールして飲んで相当な状態に。

テマ研究所における私の師匠のベッケン教授(仮名)が、あの事務職員の女性とダンスしたらとしきりに勧める。

楽しくダンス(風)に動いていたら、替われと教授。

何のことはない、私はだしに使われただけ。こういうところは万国共通。

頭にきたのでその様子をパチリ。

夜中11時過ぎまでパーティをした。

最後は皆さん全体にふわっとしており、閉会の辞もなく、自然にお開きとなった。

師匠がタクシーをお呼びになり、私はタクシーに乗せられた。

どうやって、モルネルスダータンのアパートまで道順を説明できたのか、いまだにナゾである。

 

 

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