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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
食品廃棄!ストップ!!
食事をすれば、必ず食べ残す人がいる。
隣の人の食べ残したお皿をもったいないと言って、自分の前に置き、食べる人がいる。
その代表例が小生だ。
そのような方は大勢いらっしゃるはずだ。
私のことを、機嫌が宜しい時にはメタボちゃん、機嫌が宜しくない時にはデブ!と蔑む人がいるが(その代表例が、カント・・、やめとこ。。。)
私が万が一メタボだとしても(本当は一が一!)、その原因の全ては、
<もったいない!>という社会経済的に上品な意識だ。
メタボの原因が、研究が思うように捗らない時に特に激しくなる、夜のお酒とツマミだとは、誰も微塵も思っていない。
デイリー商品をたくさん用意し過ぎて、破棄処分するコンビニがある。
さめてしまった商品を破棄処分するファーストフード店がある。
生鮮食材を買い過ぎて、破棄処分するレストラン、日本料理店、居酒屋がある。
どこかの老舗豆大福店のように700個しか作らず、<売り切れ御免>にすれば良いと思う。
こうすれば食品廃棄はなくなる。
売り切れ御免で足が遠のくような客は、無視するに限る。
今日は売り切れだけれども、次回、それを食べようと足を運ぶお客様を大切にすべきだ。
年に数回、パーティーに参加する。多くは大学主催のものである。
年度末の送別会と新人教員歓迎会は、出張が入ったため、やむなく
欠席したが、それまでは皆出席。
我が社の場合はさすがに、経済の大学。パーティが終わった後も職員数人が残り、なるべく廃棄が少なくなるようにしている。私も一度だけ、
その残る会に参加したが、とっても楽しく、食べ続けた。
所属する学会の懇親会も必ず参加するにしているが、最近は多くの学会で開始1時間ぐらいで、食べるものがなくなるようになった。
ケチり過ぎじゃないかと一瞬イラッと来るが(懇親会費を5000円ぐらい支払うのでボッタクリ?)、でもこれからの日本、これぐらい節約型でいいじゃないか、と思う。
さて、2005年における食品廃棄は日本全体で11兆円。農水省が調べたデータである。本当はもっと多く15兆円ぐらいはないか。
社会的に望ましい方向にデータを上手に公表している可能性もあるので。
何と国家予算の7分の1を<無駄に捨てているのだ>。
アメリカは、日本の2倍以上の人口である。なのに、廃棄は4兆円。
日本は、アメリカの約6倍、モッタイナイことをしている。
食品自給率がとめどなく低いのに。
食品業界で、グループごとに、店舗ごとに、破棄処分額のワーストランキングをつけたら、廃棄総量が減るかも知れない。
否、絶対に減る!
ミシュランがこういう取り組みをしたら、★を気にする多くの店が、残った食材を上手く工夫するようになると思う。
個人的な切なる願いであるが、この11兆円のうち、350万で良いから、研究費として、<私および私のグループに>廃棄してほしい。