要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

典型的な資産株の末路

2010-10-21 09:30:33 | 投資日記


ここにある銘柄(A株)がある。A株は利益配当を全くせずに利益を内部留保し続け、さらに再投資もしない。その上で株価は利益ベースで計算される為、利益が安定している限り全く変動しない。これが20年続いたとする。その間、株主は何も手に入れていない、インカムゲインは勿論、キャピタルゲインもない。変わったのは自己資本は50%から75%になった事とPBRが低下した事だけ。(因みに次の20年も同じ事が続けば、自己資本比率は85%まで上がり、PBRは0.2倍まで落ちる)。で、そのうち事業が立ち行かなくなり、赤字を出し、利益は食いつぶされ、安値で買い取られ分解される、、と言うのがオチ、なのか?正直、どうなるんだろうか。

この貯め込まれた利益は最終的にはどこに行くのだろうか?企業の寿命は30年と言われているが、その延命に利益が使われるのか(赤字の補てんに使われるのか)、それとも、どこかの時点で一斉に吐き出されるのか(配当性向1000%とか)。それとも、安値でどこかに買われて解体工場で処理されるのか?その前に、好景気に余ったカネでバカみたいな投資(無駄な設備や意味の無い多角化とか)をして全部すっちゃうんじゃないか??

上場廃止になってから、暗闇でこう言う事が行われる様な気がするなぁ。。じゃあ上場廃止になるまで待つしかないか?後は経営者が交代する時とかか?分からんなぁ。歴史的にこう言う事例は無いのだろうか?

自己資本比率が高ければ還元率も高いのか?

2010-10-21 08:55:58 | 投資日記
自己資本比率が高ければそれだけ余剰資金の還元に余裕があるはず。では実際どうだったのか?と言う事でデータを取ってみた。結果は下記の通り。



※備考
横軸:3年前の自己資本比率
縦軸:直近3年間の平均株主還元率(年間配当&自社株買い総額/自己資本)
数量:n=768(2010年10月時点で上場している企業から無作為に抽出)
条件:3年間の合計還元率が-100%以下は飛値として対象外として処理

※追記
グラフの縦軸と横軸の表記が逆になってました。


結果を見る限り、有意性は無さそうですね。自己資本が高くても積極的に配当しているとは限らない。むしろ還元してこなかったからこそ、自己資本比率が高いともいえるのかもしれない。少なくとも、自己資本比率を軸に投資をするのは少々ナンセンスかもしれない。また自己資本比率が高くても増資する企業もある。高PBR企業がエクイティファイナンスしている事や、瀕死の企業がデッドエクイティスワップ的な事(もしくは第三者割当増資⇒借入金返済とか)をしているからかもしれない。

因みにここに株価と言う変数は全く含まれていない。全て簿価(PBR1倍)で取引された場合の想定となる。だから、PBRが下がれば下がるほど、リターンは上がる(PBR以外の変数が全く変動しなかった場合)。

青い鳥

2010-10-21 08:08:26 | 投資日記


投資家のブログを拝見させていただいている。結構沢山ウォッチしているので閲覧者さんのブログも含まれているかもしれない。そんな中でかなりキッチリと投資基準を明確にもってらっしゃる方がいた。悪い言い方をすれば、(定量的な部分に限れば)教科書通りな基準なんだけど、ぶっちゃけ、スゲぇなと思った。だって、自分がようやくたどり着いた基準が既にそこにあり、さらに、まだ辿りついていない基準もそこに含まれているっぽかったから。。俺はいったい何をしているんだろうか。。著名投資家のコピーをただ、延々と、なぞっているだけなのだろうか。。

低PER株の株価が上がるなんて誰も言っていない。

2010-10-20 20:57:01 | 投資日記
低PER株の株価が上がるなんて誰も言っていない。

ウォール街で勝つ法則でしたっけ?低PER株のリターンは高PER株に比べてリターンが高いと言っていたのは。でもこれって、高いのはリターンであって株価が上がると言っているじゃないんですよねぇ。極端な話、株価はずっと低迷し続けているともいえるんじゃないかなぁと思ったわけです。

例えばPER10倍(A株)の銘柄とPER20倍(B株)の銘柄があって、配当性向が50%だったとします。これ以外の変数は全部同一だと仮定すると、配当利回りはA株が10%、B株が5%で5%のスプレッドが発生するわけです。上記の書籍で言っている利回りの差って言うのは実はインカムゲイン由来のリターンが殆どではないのかぁと思うわけです。

結局いつまでたっても低いまま、っていうのはあり得る話なのかもしれませんね。長期投資家にとってみれば低い所でとどまればとどまるほど、株価のリターンは高くなるので良いのですがね。

逆に、下手に株価が上がってしまうと、この効果が薄れてしまう、いや、厳密に言えば配当利回りは関係ないんだけど、自社株買いされる時、大きく影響する。自社株買いの基準利回りは買付価格によるので例え低い株価で株を買ってたとしても、株価が上がって自社株買いを行われたら得られるリターンは薄くなる。その分株価が高くなっているから、自社株消却率分だけ売ればいいんだけど、そうしなかった場合、長期的に見ればリターンは減る、と思う、いやすんません、よってて頭が回らないので次の思考に飛べません、アボーンm9(^Д^)プギャー

話は変わるけど、一生涯で意味のある株を売買するのは100回程度に限られているので年がら年中ポートフォリオの入れ替えを行うのってどうなんでしょうね~。とか思ったり。そんな自分はここ数年間でかなり入れ替えてますが、、精進精進。。



しかし、上場企業の財務を見ていると何だか仕事に精を出すのが馬鹿らしくなってきますね。。私はかなりエコな人なので年収250万あれば苦もなく暮らしていける人なので、年収がどうのこうの言っているのってどうなのかなぁと思ったり。年収1000万だろうがなんだろうが、結局労働者階級であってそれ以上のノビシロは少ないんじゃないのかと。と言うか年収1000万もいきていくのに必要なのかなぁと、いや、いらないよね?あ、私はニートですけどね。

話は変わりますが、世の中には変人は結構いて、山の中で自給自足している人もいるんですって。何でも年間5万で生活しているとか。匠ですねぇ。仙人みたいで憧れます。でも私は電気ガス水道とネット、それに食料は欲しいですね。それを考えたら100万は年収欲しいですね。まぁ、100万で暮らせるわけないだろーと思われますが、これが意外と出来るんですね、途上国なんてのは大体これ以下の水準で暮らしているわけだし、購買力平価ベースで考えても、100万あれば一人で暮らしていくのには十分じゃないかと思うのです。あくまで、生活を切り詰める必要はありますが。

ちょっと前にアジア周遊旅行して来たのですが、まぁ物価は安いのなんの。フィリピンなんかは最高ですね。サンゴの海、安くて綺麗なキッチン付きのホテル、安いスキューバ費用にレジャーも安い。2週間ほどの滞在でしたが、ぼけーっと、午前にスキューバして、午後はビール飲みながら海辺で読書、これは最高でしたね。



何か話がずれたのでここらへんで~ΒΥΕ.._〆('Д'*⊂⌒`つ

原子力の使い方とバフェットの投資法

2010-10-20 12:28:59 | 投資日記


原子力は破壊的な力を持っているが、使い方次第で低コストでエネルギーを生み出す事が可能である。原子力は爆弾に使われる。その一方で発電にも使われる。同じような燃料でも、使い方次第で全然違う。

この点、金も同じではないだろうか?例えば原子爆弾のように、金もバースとする。金は経済の血液、媒体、エネルギーのトランスミッターなので力が付加されている。金これを十分に集め、小さな容器(特定の株や土地等)に入れて高い密度(有り得ない程の価格上昇)/高温状態(熱狂)をを作り出し、そこに点火(不安投入)をすれば弾け飛ぶ。そしてこれを流用して富のあふれ出る仕組みを作る事も出来る。例えばPBRを目一杯高い状態にし、増資をし買収をし見せかけの成長を演じるとか(これはライブドアがやっていた手法)。当事者にとってみれば生産性の高い富の構築法ではある。

バフェットの場合は、逆に核融合的と言ったほうがいいのか?熱狂を利用するのではなく、その逆の冷めきった状況をエネルギーに転換して使っていると言うか。低温(常温)核融合装置?温度も比較的低温(PER25倍以下)だし密度も比較的低い(PBR3倍以下とか?)。原料もウラン(高成長/注目産業関連)ではなくありふれた水素(高成長?/どこにでもある感じの銘柄)。制御棒はさながら資本分配政策かな?

あ、何を言っているんだ俺は?まぁ、そんな事をふと思ったわけです。


There seem some relationships between nuclear power and monetary power. The investment style that Buffet has used resembles of the nuke plant technology.

The nuclear power overwhelms other kinds of power in the world when it explodes. However, we can utilize the power for generating electricity at low risk and cost as well. The power of money sometimes explodes when essential situation are arranged. So called bubble is one of the good examples that explains how strong the money can be busted. And, we can also generate power from money because money is essentially the vital blood of economy.

Both explosions occur when necessary conditions are arranged including the enough explosive with enough high density and temperature with ignition.

In case of money, when the enough density of money against particular object reaches the limit point, it ignites and the explosion begins and expands the power in no time. After that, it ends and leaves the devastating result in wide range. We can expect same process in the case of nuclear bomb. However if we could manage the power precisely, we can acquire monetary power at lower cost than any other alternatives. This is good thing for everybody. And Buffet is one of the greatest winners at present. In this respect, monetary bubble and nuclear power has same relationship.

頭としっぽはくれてやれ

2010-10-19 10:27:28 | 投資日記


頭としっぽはくれてやれ

ご多聞に漏れず、私のポートフォリオは真っ赤です。が、別に損切りするつもりもないし、むしろ金があるならば買い増したいと言う気持ちの方が強いです。ファンダメンタルも着々と改善していますし、仮に悪化したとしても投資先の企業は資本が厚いので死ぬほどひどい増資や倒産はないでしょう。もしあるとすれば、その前に(業種によりますが)大多数の企業が潰れる事になるので、経済が本当に破綻するレベルだと思います。そんなレベルじゃ投資の如何に関わらず、もう駄目ですね。でもま、五体満足なので最低限の生活はやっていけると思います。

で、こんな格言があるのを思い出しました。『頭としっぽはくれてやれ』です。

投資において株価がどん底の時に買う必要はありません。勿論、それが出来れば一番いいのですが、それは難しい。むしろ自分の満足のいくレベルのリターンがその投資から得られるかどうかが問題ではないかと思うのです。その意味で、私が求めるリターン(年率10%以上希望、年率15%以上なら尚可)は底らへんであれば、十分達成できる目標値であり、逆に底でなければ正直無理だと言う反証を得るにいたったのであります。

今の景気サイクルの底を実体験として経験出来るのは本当に貴重です。「ここが底なのか」という実感を身につけるには良い環境だと思います。もしかしたら2番底もあるかもしれませんが、まぁその時はその時、改めて実感するまでです。大事な事は、景気サイクルの中で一体どの程度の水準が底と言えるものなのか、を知る事だと思います。PER5倍以下なんてこの世に存在する訳が無いと思ってましたが、これがあるんですね、意外と。今では当たり前ですが、数年前には予想もしていませんでした。確かに書籍等(なんちゃらマスターズ列伝とか)でPER5倍以下の銘柄がどうのこう文面を見ましたが、そんなものは恐竜と同じでとっくに絶滅したものだとばかり…話が重複してますが、まぁ、そんなところです。私にとっての底はPER5倍以下の銘柄が沸々と沸いた時です。それも、好景気の利益ベースではなく、実質利益ベースで、です。好景気の利益ベースで言えばもっとウじゃっと沸いた時ですね。3700銘柄中、好景気時の営業利益ベースで言えばおそらく10社に一社はこれに該当するんじゃないですかね?据え恐ろしい事ですね、時価総額が税引前営業利益の2年半分だなんて。。

今の水準を知ってしまうと、好景気になってから株を買おうと言う気には到底なれません。そしてそれが正しいのでしょう。特に要求資本コストが相当高い投資家にとってはなおさらです。今のような漁場がある特定の期間にしか発生しない事を身をもって知らせる必要があると思います。私は好景気になったら冬眠します。もしくは景気が悪化している外国の株に投資したいですね。

期間的安全域

2010-10-19 08:07:35 | 投資日記



期間的安全域を重視する。いわゆる回収期間を出来るだけ短期間の銘柄に投資を行いたいと考えている。回収期間はこんな感じ。

回収期間=(時価総額-解散価値)/税引後営業利益

EV/EBITDA倍率の簡易版の様なもので、それに下記の条件を付け加え改造した感じ。どちらかと言うとIRRに近い考え方かも。

①減価償却費は費用。(継続前提の為)
②利益は税引後営業利益。(コア事業への投資の為、営業外損益、特損益は除外)
③解散価値(現金及び短期投資*85%+棚卸*70%+固定資産*30%+その他資産*0%-負債総額)
④利益は適宜、全額還元される事を想定。

この回収期間を5年以下に出来れば大体の社会的変動は無効化出来るのではないかなぁと思う。本当に机上の空論だけどね。一つの目安としてこの位の短期間での回収性は欲しい。何もなく、穏やかに時間が流れていけば5年で回収出来る。それ以降が実質利益になると言う考え。だから仮に5年間、順調に事業が上手く言って、6年目に解散となった場合、リターンはゼロとなる。しかも最終年度で大幅な赤字を計上した場合、解散時のリターンは赤字にすらなる。これは怖い、が、起こる確率は低いと思う。

後、最初から解散価値が時価総額以上の企業に投資しておけば問題はない。その上で高い株式益回り(20%位)、高い還元率(70%位)、高い事業安定性、高い技術耐久性を持っていれば、ベストなんですよね。あんまりないですけど。

I think much of time period of margin of safety. In other words, it is necessary to find out and invest to stock that has short collection period. The equation for this matter is as follows.

Collection period=(Market cap-Dissolution Value)/Business Profit After Tax

This is a kind of simple version of EV/EBITDA. To make it easy to evaluate for individual investor, the following items are installed. The definition of equation seems to be closer to the notion of IRR than that of EV/EBIITDA.

1. Depreciation is cost (on condition that the company is managed along Going-concern)
2. The profit is after tax (because the core business is the main target for investment)
3. Dissolution value (Money and short term investment*85%+inventory*70%+fixed asset*30%-Whole debt)
4. The annual profit must be returned to stockholders.

With less than five years on this equation, we would nullify the effect from social and technological move. Although the estimated value is just virtual number, shorter term leads safer and better profit in theory. If there is no significant matter, we can call in invested money and business as remaining. The other way round, if the business needs to be closed at sixth year, we get nothing from investment. The return is zero. In conclusion, there is no problem if we acquire the business that is relatively stable and has tough wall against outside movement and keeps good profit record at reasonable price.

自作スクリーニングのススメ&戯言

2010-10-18 11:40:03 | 投資日記


自作で株式(財務)スクリーニング機能を作って使ってます。

と言っても、エクセルマクロでMSNファイナンスからデータを収集してファイルに落とし込んで検索しているだけです。でもこれが結構良い。四季報CDROMのような、柔軟性に欠け、データをコピペ出来ない規制されたモノとは違う。自作には、柔軟で手軽で思った事をすぐに実行できる手軽さがある。しかも情報量は同程度。ここ数年会社四季報CDROMは買ってないけど、今後も自分で自作したスクリーニングを使っていきたいと思う。

ただ、滅茶苦茶動作が遅いのが難点。1項目の情報を取り出すのに全銘柄分のファイル(約3700ファイル)を参照しなくちゃいけないのでこの点がネック。項目毎に集計してしまえばファイル数も50ファイル位になるので速度の向上は少しは可能かなぁと思います。とはいっても所詮エクセルなので限界はあり、手を加えるのが面倒なのでそのまま使ってます。。それでも、個人的には満足のいくレベルではある。

で、何が言いたいかと言うと、誰でも手軽にこう言う事が出来る時代になって来ていて、情報の取り扱いにおける優位性はなくなりつつあるんじゃないのかと思うのです。確かにMSNの情報も東洋経済が大本になっているけど、例えばEDINETの開示システムが全部XML(でしたっけ?)に移行して統一した規格で、業者を通さずに情報が揃えられたら、四季報の価値はなくなるなぁと。わざわざ2期間の予測の為に四季報買う人は少なくなるんじゃないのかなぁと思う。

少なくとも、その掘りはどんどん技術によって埋められているように思える。事実、私はプログラムを書いた事もないし、マクロを良く分かっていない。だけども、上記のような事が出来る。マクロの場合はマクロ記録とネット上に転がっているコードを継接ぎすればそこそこ使えるモノが出来る。継接ぎ部分はエクセル関数知ってれば1-2週間勉強すれば使えるようになる。こう言う事を踏まえて、プログラムの知識が無くても誰でもプログラム出来る時代になるんだろうなぁと思う。こんなのの個人版が出来たら結構売れるんじゃないかな?これはプログラム自動精製ソフトだとか。おそらく、自動翻訳機並に微妙なアウトプットをするんじゃないかと思うけど、補助としては使えるんじゃないのかなぁ。。思い浮かんだらプログラムがすぐに生成されて使えるような時代になると思う。きっとこう言う時代はすぐそこにあると思う。

話は変わるけど、この世界、人間がやる事は本当に、どんどん少なくなっていくように思える。どんどん機械に置き換えられる所は置き換えていけるんじゃないのかなぁと。特にホワイトカラー的職種は劇的に価値を失う(=機械への置き換え)ような気がしてならない。生産性が低いと言うか、稼働率が低いと言うか、仕事が空回りしていると言うか。少なくとも私の前職はそんな感じだった。効率化が全てではないし、一見無駄なことから競争力が生まれたりはするけど、無駄だと認識している大部分の事柄は、やっぱり無駄なんじゃないかなぁ。。

例えば営業の場合、本当に必要なのは客との折衝だけで、それ以外の全ては全部機械で処理できるんじゃないかな。で、この客との折衝と言うのは現代の営業マンの時間シェアはなんと10%だとか。残りの90%は事務所での書類作りや報告、部署内の根回し、打合せ、移動、等。近代以前のマニュファクチャレベルの効率で回している事になる。まぁ打合せと上司への報告は機械には代替できないか。。と考えても約半分はコンピュータで回せるんじゃないかなぁ、勿論、コンピュータが手作業と同等程度の仕事をこなせる事を前提にしているけど。。

まぁ、そんな状況下で勤労社会なんていつまでも続かないんじゃないのかなぁと思う。省力化の果てに勤労社会なんてないだろうと思わざるを得ない。もしくは週休4日制、残業ゼロで平均年収700万とか?これは結構ありうる話だなぁ。。孫の世代はこんな感じじゃないかなぁと思う。気が付けば我々の社会も欧州スタイル?になっているんじゃないかなぁ。

でも、生活ステイタスが向上しても彼らは労働時間が長いだの収入が少ないだの言うだろうけどね。結局、満足は他社との相対的な比較ですから。決して満足はしないんじゃないかと思います。


と、文系ニートがつぶやいた。

高PER銘柄を買う時は成長率ではなくROEに着目せよ。

2010-10-18 11:15:10 | 投資日記
高PER銘柄を買う時はROE(ROIC)に着目せよ。何故ならばROEが成長率そのものだから。

ただ増資直後はROEがガクンと落ちる可能性が高いので、代わりにROIC(投下資本利益率、税引後経常利益/経営資本)を使うと良い。高いPERで低いROE(ROIC)の場合、超長期に渡りその成長率を確保しないと必然的に投資は失敗する。

逆に言えば、成長しきっていて、尚且つ盤石なビジネス基盤を持っているのであればROEは無用の長物であるともいえる。まぁその状態でも、他社の侵入を防ぐ力になるのでROEは引き続き有用だと言えるが。

Watch out the investment if the object has high PER and low ROE. ROE indicates the speed of growth of equity. This marker is the real indicator of your business. Though everybody cares about nominal growth rate mainly, the truth is not there. BTW, sometimes ROE fluctuate greatly in short time when company charters new equity from outsides. To expect the real potential for growth, use ROIC as an alternative of ROE so that we can recognize how good or bad the business is precisely. If the business does not have enough ROE, the investment would lose out inevitably.

If there is no vacant place to expand and the business is stable enough, we can ignore how high the ROE is in that ROE indicates how fast the business can grow and how strong the business possesses good place in industry. However, ROE remains power in general for new investment. And we can convert those power to build up the tough wall against new invasion by competitors.

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

2010-10-17 22:13:48 | 投資日記


愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

経験値当たりの諸コストを考えたらこの考え方は妥当且つ意味のある言葉だと、自分の投資行動を振り返って思うに至った。

一つの経験をするのに多大な(時間的労力的金銭的)コストを費やすのは、合理的ではない。例えば株式投資で失敗し、その失敗から何かを学び取れれば勉強代としてその損失を処理できる。しかし、その勉強代は本当に必要だったのか、と言えばそんな事はないと言えるかもしれない。事前に予測可能であった場合もある。特に、その失敗から何かを学び次に活かせるのであれば、事前に類似する問題を想定する事で対処は出来たんじゃないかと思う。

一つの経験を得る為に、数年を要する事になるかもしれない。時間だけではなく、その期間何らかの労力も発生する。一つの経験を得るのに膨大なコストがかかっている。

長期投資の場合は1サイクルに5年~10年以上を要する。それに比べて我々の寿命は残り50年も無い。さらに、投資が意味を持つのは60歳ごろまでだと言う事を考えると実質的に後30年程度しか残されていない。と言う事は3回から6回程度のチャンスしかない。なので、経験は、可能な限り低コストで調達する必要がある。どうしても代替不可能な貴重な経験は実体験で学ぶ。

では、低コストでどう学ぶか?

それは歴史から学ぶ事ではないかと思う。例えば十数年前の日経新聞を数年分、流し読みするだけでも得られる経験は結構あるだろう。日本国勢図絵を読んでみるのも良いかもしれない。過去1世紀の経済の推移を要約しているので大局とは何かを知るのに有効だと思う。それと仮説力と言うのも大事であろう。何と言っても未来への投資は予想への投資と言っても過言ではく、投資の肝になる部分だ。これは実用書等を読んで仮説力の基礎を作り、上記の歴史の情報と結び付けて力を向上させていくのも良いのかもしれない。

Idiot learns from self experience,while wise man learns from history; I recognize this phrase is reasonable when we concern about the cost per experience.

It is not rational to pay much cost for acquiring new experience. For example, you may fail on investing to stock and treat the loss as study cost if you could get usable experience for next time. However, could not we avoid the cost by studying about related case in advance? It must be possible because we are surrounded by bunch of historical data and can learn from those.

Learning from historical data is good to cut the cost for information. We do not need any timely, monetary and labor cost for it. Especially about long-running investment needs at least five to ten years. on the other hand, our longevity is limited.

Furthermore, until sixty when the meaning for investment to stock disappears, the remaining time is less than thirty years. in this respect, actual chance for correct investment is just three to five times. That’s why we need to save our precious resources and get good knowledge with much lower cost. Of course, it is no problem to experience in real if it is precious enough. But it is not necessary the experience is firsthand.

Then, how can we get wisdom?

The easy way is to get it from historical event. Reading NIKKEI for past decades will be good sources for new knowledge if you are interested in investment in Japan. You had better get NIHONKOKUSEIZUE containing plenty economical statistical data through last hundred years so that you can feel how the big picture was drawn. In addition, skill for hypothesis is also important because return of investment is swayed by how the hypothesis is constructed. By reading practical books, you can improve this skill. Moreover, you must accelerate the growth speed by testifying something with above historical data.