要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

ROEによるコミットメントは利益還元時において重要。

2010-10-05 22:37:58 | 投資日記


ROEを目標経営指標に掲げる企業がある。これらは投資に適している。理由は主に二つ。

①目標達成へのプレッシャー
②株主還元への影響

①は完全にノルマである。大事なのは②。ROEを経営指標に使うと、効率的な資本管理をしなければなくなる。殊、成長が終わり、得られた利益を配分する時に重要になる。

ROEは株主資本利益率だ。分子には利益、分母には株主資本となる。この率を一定以上に保つ為には、分子を大きく、分母を小さくする必要がある。仮に成長が終わった企業であれば、分子の成長は望めない。そして、内部留保を行い続けると分母が膨れ上がりROEは低下していく。

そこで、下限値にROE○○%とあると、分母を増やす行為が疎まれる。内部留保ではなく、何か別の方法で利益を処理する必要がある。そこで考えられるのは株主還元と他人資本返済。このうち、他人資本返済は相対的に自己資本を引き揚げる為、ROEを低下させる要因となる(※利益率が低く他人コストが高い場合は利益も増えるが…)。となると、株主還元しか方法が無くなる。

よって、ROEを経営指標として据え置く企業は株主還元指向であると言えるのではないかと思う。

ミクシは盆栽企業?

2010-10-05 20:47:58 | 投資日記


ミクシは盆栽企業だと思う。唸るほどの金があっても投資先が無い。ここ数年投資はすれども売上は期待したほど上がらず。増えるのはコストばかり。一発屋の末路、と言った所でしょうか。。。ここから利用人数を2倍にする、閲覧時間を2倍にするのは至難の業。業績が雄弁に語りかけてくる。そんなミクシはPER50倍、PBR4倍企業。一体何に夢を見て投資家はホールドしているのだろうか。。。

中途半端な高収益は身を滅ぼす。

2010-10-05 20:30:58 | 投資日記


中途半端な高収益は身を滅ぼす。

■身を滅ぼさない高収益とは…
①敵が特攻を仕掛けて来たとしても、無傷でいられる事が大事。
②嵐などの外的要因があったとしても安全航行出来る事が大事。

■評価区分は…
①…相対的な評価。
②…絶対的な評価。

■評価基準は…
①…競合との利益さがROIベースで最低5%、出来れば10%はある事。
②…a.ROI(もしくはROA)が10%以上ある事。
  b.売上が半減しても赤字にならない策を持っている事。

これが最低ライン。これらが満たされない場合は常に致死性のリスクと隣り合わせである。まぁ、ラインを越えていてもリスクは常にけど、相当のリスクは排除出来るんじゃないかな。

特に競合が捨て身の値引きをしても対応できる信頼のおける何かがその企業にあれば良い。売上が半減しても何らかの施策でr利益率の低下を回避できれば良い。絶対的な時代の潮流に巻き込まれたらばアウトだが、それ以外は確実に防ぎきる事が出来る企業が良い。

一件高収益な企業でも、一時的な物だったり企業が高収益と言うよりかは業界が高収益だった場合、いったん拡大トレンドが落ち着くと、後はジリ貧になるだけ。みんな揃って下落の一途。回転寿司屋とかドラックストア関連は結構高収益だけど、次の10年憂き目にあうでしょうね。10年前に好調だったコンビニ事業が良い例。いくら安いからと言っても買いたくない。

Lukewarm profitable business causes significant problems in future.

アクセルが安い

2010-10-05 12:48:48 | 投資日記
アクセルが結構安い。そこで少し調べてみた所、結構、欠陥的な問題が散見。。

パチンコ遊技機のディスプレイ用LSIメーカとして著名な同社。しかしながら異様な事に、来期の売上は半減する見通し。なんでも中古機に組み込まれた製品を再利用する動きが活発化しているらしく、その影響を受けてこの数字をはじいたらしい。※勿論その他にも売上減少の要因はあるが…。

チップセットは恐らく壊れにくい。摩耗する事は無く、駆動部分も少ないから。ディスプレイのようにバックライトの交換も不要だろう。尚且つ、汎用製品と違い、組み込み式の為技術的改良等は加えられるものの、基本的には同スペックのも製品が何年も流通する形となると思われる。

今までは何故か、リユースと言っても回収された製品は部品販社か部品メーカーに変換されていたらしいが、これが遊技機メーカー主導の動きになってきており、メーカが直接古い遊技機を回収し、再利用をし始めているらしい。この背景には恐らく中古遊技機産業の縮小と言うのが見え隠れする。何でも今年になって中古遊技機にお上から規制が入ったらしく、自由な流通が出来なくなってしまったとのこと。となると中古機の価値は半減。それでスクラップにして中身を取り出して、、と言う話になったのではないかと思われる。

そんなこんなで情報を下記の通り取り出してみた。

チップ当たりの単価は大体5000円から10000円程度。(AXCELL年間売上/チップ年間販売戸数)
製品ライフサイクルはおよそ6年程度。(AXCELLの主力チップの変遷から)
パチンコ台の入れ替えサイクルは3カ月から12カ月程度。(ネットから)
リユースにかかるコスト:??
※因みにアクセルは市場シェア50%

遊技機メーカが全力で中古部品を使いまわした場合、大体回転数は10回転程度になりそう。単純計算で新品需要は90%減となりえる。勿論、新たな製品が販売されるにあたり、何とか売上は持ちこたえられる可能性はあるし、想定以上にリユースコストがかさむ可能性もある。さらに中古なだけにメーカーの保証も得られない為、故障時の交換にも問題があるし、チップのドライバとかの問題もあるだろうから、そう簡単にはいかなさそう。それでも、50万個分はリユースされてしまっているらしいので、この辺の壁はそんなに高くないみたい。でも、シェア50%もあれば、価格面で優位性を発揮し、新品に対して今まで以上に高い価格を付けて販売して折り合いをつける事も可能であると言えるし、ソニータイマーちっくなものを埋め込む事によって経年劣化を早める事もできるだろう。

それでも、この戦い、決して勝ち目がある戦いのようには思えない。よって購入不適切としたいと思う。



※注意:上記の内容は素人の憶測なのであくまで補足情報として使ってください。


AXCELL is one of the most aggressive LSI chipmaker in the field of Pachinko industry in Japan. The profitability was overwhelming other competitors for long time. However, the Pachinko industry is strictly regulated by the government and police, so that there are tremendous risks for new rules. Generally speaking, those rules have negative impact against related companies and the frequency of formulation of new rule is high through recent years.

This year, the new rule was established for reuse of Pachinko unit and this enhance to reuse devices from secondhand Pachinko unite. The AXCELL`s chipset is also included. They could not avoid from evil hand of government. By using second hand devices, the Pachinko maker can reproduce new Pachinko unite at lower cost than before and The hall also gain profit by using those unit. Even customer can receive good impact from it through improvement of return rate.

The dividend rate on AXCELL is still high as much as 10% even after the demand for chip plunged to half amount. I guess, however, they can not keep this size of dividend because the money needed to keep this rate is twice as much as their expected profit in next year. Although they have plenty money inside, the amount is limited. What is worse, this bad trend probably keeps going for years. The market for new chipset would be bad for years to come.

The price per new chip: Around ¥5,000~¥10,000.
The life cycle of chipset: Around 6 years
The rate of rotation for a pachinko unit: Around 3month~12month
The cost for reuse: ??

According to above data, if the Pachinko makers use the reuse devices at full throttles, The chip could be used for ten times more. This number sounds like awful for chipmaker. Unfortunately and ironically, the chipset is tough and not broken easily. If the cost for reuse is enough cheap, Pachinko makers use the chip as much as they can. In worst case, the industry for chip makers shrinks to one tenth size.

The above is just an instant assumption and there are much more incidents that change the trend so that I can not conclude the destination of chip maker.

規模の経済を稼働率かが逆算できるのではないか。

2010-10-05 10:21:56 | 投資日記
規模の経済を固定資産の稼働率から逆算できるのではないかと夢想してみる。

一つの製品を作るのには幾つもの工程が必要となる。その工程ごとにチームや業者が入ったりしている。さらに製品は商品として販売されるのに流通を使わなければならない。その為、そこでも無駄なギャップが発生する。

その為、稼働率から逆算する事は極めて難しいと思われる。ここのチームがただ働いているだけならばまだしも、それに紐づくコストセンター等もある為、稼働率から規模の経済を逆算する事は極めて難しいと思われる。さらに工場の生産能力等もコストに影響してくるため、単純な稼働率の計算だけでは逆算は出来ない。ただ、仮に、生産から販売まで垂直統合した企業があったのであり、工場の生産能力も規模によらないとするのであれば、稼働率から逆算出来てもおかしくは無いと思う。

話は変わるが全ての製品の価格は製造にかかった労務費の総体であると言える。何と言っても全ての製品の原料は無料だ、何もかも、自然から手に入れているからだ。それらに手を加えて製品化しているのが我々の経済だと言えるのかもしれない。そう考えると、我々の手元にある技術や仕組みを使い、最大限の効率性で製品を仕上げた場合、製品1個当たりのコストは従来に比べて非常に小さいものになる。一般的な工場の稼働率は約6割から8割程度だと言われている。他の部門も大体こんなものだとすると、稼働率を100%に挙げた場合、コストは(1-稼働率)の逆数分減る事になる。とすると、

ただ、無形固定資産から得られる製品であった場合、この限りではなく、やろうと思えば赤字にせずにコストをゼロにすることだって可能な事を忘れてはならない。知的財産を安売りすればこれ以上のコスト削減を見込む事が出来る。例えば研究開発費は、事、既に開発をしてしまったものに関しては既にサンクコスト化している。次の研究開発費がかからないと分かっている場合、その分の費用を今回の生産で回収する必要が無いかもしれない。その場合、研究開発費と言うコストを無視して製品を製造する事が可能になる。

さらに政府の助成金等で生産が加速するたびに助成金の額も大きくなるような仕組みがビルドインされていた場合は規模の経済はより強いものとなる。値引きしてでも助成金を取ろうとする。助成金は政府の専売特許ではなく、民間でも行われている。家電量販店と家電メーカーのキックバックが良い例だと言えるかも。こう考えると単純に固定資産の稼働率からだけでは規模の経済を予測する事は難しいね。。

さらにさらに、当該事業を安値で買収した企業は負ののれんと言う嬉しいご褒美が付いてくる。この暖簾を加味した上で生産コストを算出した場合、当然、一般的に言われる限界コストを潜って製造してくる可能性もある。

もっと言えば、戦略的価格等と言って原価割れした販売を行う可能性もある。売上市場主義がまだあるのであれば、これも当然あり得る。特に別の所でより多く儲けている企業、尚且つ当該製品がそれを死守する働きをしている場合、十中八九そう言う戦法を使ってくるだろう。


煮え切らない話だなぁ。。お題としては失敗だ。。。


The economy of volume can be calculated by simple assumption. Especially in case of product makers, the amount of output at massive operation ratio can be the bottom of the cost.

Usually, the factory is operated at 50% to 70% in operation ratio because the needs to the product is limited and they also have to prepare for sudden and additional demand. And for some reasons, this is one of the most efficient rate for producing goods in that the flexibility is important for reducing extra cost in comparison with full operation.

However, if there is certain demand, they can increase the operation by widening the operation time and resources. The more output they produce at high operation ratio, the lower cost goes certainly. By way of experiment, The lowest cost for mass product is calcurated as followings,


(1) Amount of output/Total cost.


The cost per product at high operation ratio is lower than that of at lower operation ratio because the depletion of fixed assets are not changed by the number of product that they produce. In short, the degree of cost cut is calculated by following equation.

(2) (1-Operation ratio)/Fixed cost