資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

投資は大抵長期。

2011-05-30 23:54:53 | 投資日記
コメントを書いていて思ったんだけど、投資って結局、殆ど全てが長期投資に分類されるのではないかと思ったり。短期投資も回転率を高めていけば資本の稼働率は上がり、常に投資されている状態に近くなる。これが長期間にわたって続けば、それは即ち、回転率の高い長期投資なのではないかと。なーんだ、結局みんな仲良く長期投資家ジャン。


価格決定力という万能指標。

2011-05-28 23:53:22 | 投資日記
えー、バフェットの受け売りです。

私の投資手法は森を見て木を見ない投資、最近何に投資していたのか分からないくらい放置プレイかましているのです。が、企業分析なんかで決定的に簡単な言い銘柄の見分け方って何だろう、というのに興味がありまして、無い頭をひねってます。

端的にその指標が何かを言ってしまえば、それは利益率なんですが、利益率よりももっと根源的な何かというのを考えた末、結局出てきたのが販売物に対する価格決定力、それと販売財に対する柔軟な価格弾力性と尽きない需要が最重要項目かなぁと。

損益分岐の構造をエクセルなんかに落とし込んで考えるとやっぱり利益に直結するのは価格なんですよね。数量を1%伸ばすよりも価格を1%上げたほうがはるかに利益増大に寄与する。仮に売り上げ利益率5%の企業で販売量が1%上がっても、利益の絶対額は1%しかあがりませんが、価格が1%あげられれば利益は20%も増加する。同じ1%でも20倍の違いがあるのは驚きで、こういうことは普通に起こっている。

問題はいかにして価格をコントロールできるかなんですが、これはビジネス環境に依存したものなので一概には言えないでしょうが、ひとえに言えば、独占。これでしょう。この場合の独占は企業規模を選びません。大から小まで様々な独占があります。独占の定義は、まぁ堂々巡りですが、価格を上げたところで競合の脅威が増えるわけでもなく、顧客が今までどおり企業の製品を使ってくれる事にあります。独占している企業というのはとっても少ないです、上場企業でもそれに該当するのは5%未満です(利益率的に)。

本当にやるなら、こういう企業を良い値段で買う事でしょうね、いい値段とは原価(PBR1倍)くらいでしょうか。独占企業を普通の値段で買うのは少々気が引けますね。何か得な事ありましたっけ?さらなる独占の拡大と言うチャンスよりも、独占が崩壊するリスクのほうが確率的にもインパクト的にも相当おきいですし。

最後に、生半可な高利益率なんて数年間の業界の競争にもまれて立ちえ消えてしまうと言うデータがあります。が、それでもやっぱり、本物は本物として残る気もしなくもないですね。


割安成長株はそんなにお得ってわけでもない。

2011-05-28 23:44:25 | 投資日記
割安成長株はそんなにお得って言うわけでもない。

割安性と言う主体に成長率が味付け程度に乗っているようなものだと思う。
決して、割安+成長性が合わさって、割安株の2倍おいしいとか、そういうのではない。

理由は簡単、成長株は成長の為の財源を資本投下に頼っており、
その資金源は大抵(借入金や増資などもあるけど)、利益に依存する。

利益とは、投資家のものであり、本来還元されるべきものである。
この利益が投資家に渡らずに成長の為に使われる。すると、投資家にとって、
利益は投資後にキャッシュフローとして回収されるまでお預けになる。

極端な想定をしてみよう、例えばPER1倍の企業があるとする。
この企業はROE10%の企業で、成長率も10%だとする(=利益全額再投資)。

この企業、割安かと言えば割安だけど、どうでも言い成長に利益が
再投資されているからちっともおいしくない。

本来であれば100%近いリターンを配当金で得られるのに、
成長に利益を回したばっかりに、配当はゼロ、変わりに得られる
資本と利益の10%と言う成長率。

まぁ、そういうこと。割安成長株が良いとは限らない。
一部の特殊な状況にある投資家にとって見れば、成長の為の投資もコストと言える。
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企業は成長するものだというマヤカシ。

2011-05-26 21:41:14 | 投資日記
企業は成長してなんぼ、というイリュージョン。

今の時代、株式投資と企業成長はワンセットになっているように思える。企業の成長に投資するのが株式投資の醍醐味。みたいな。で、それが当たり前のように受け入れられる。それはそれでいいんだけど、実際に企業は成長するかといえばまったく持って別問題。

現にGDPを見て欲しい。新興国でさえ、経済全体が二桁成長するのが難しいのに、企業が二桁成長し続けるわけが無いだろと。ましてや先進国でそれが起こり続けるわけがないだろうと。確かに、成長企業の傍らでつぶれる企業があるから、一部では長期的に成長できる企業もあるけど、全体から見ればそんな企業はごくわずかなわけで…さらに成長率も年々遁減していくのが分かりきっているのになんで、こうも成長がどうのというのだろうか。

で、この成長というのが最重要事項のように扱われるから、多少価格が張ってても言いという。本当に凄い。なんでそんなに短絡的な思考ができるのだろうか、その投資資金を稼ぐのにどれだけ時間をかけたのかと、その時間を一瞬で無にしているのだと…。少しエクセルで、現実的な数値を使って計算すれば分かる事なのに、それもしない。うーん、不思議だ。

成長というのはある意味麻薬なのではないかとも思う。人間の脳は、成長を欲する。成長に飢えている。だから思考停止して追ってしまう。円天もアムウェイも投資も似たようなものか。作られた倍々ゲームに誘い込まれ、後はミキサーで粉々に砕かれて、金を越し取られ、残りカスはゴミ箱に…みたいな。

だからこそ、今一度考えて欲しい。

そもそも、何で企業が成長しなければならないのか?
成長とは何か!成長が何をわれわれに与えてくれるのか!?
成長の為のリソース&コストは何か?成長はそのコストと見合っているのか!


企業の成長と、投資家の成長は違う。なぜか?
なぜかを良く考えて投資したほうがいいと思う。
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株価が反転する、もうすぐ買い時だ。

2011-05-25 01:23:18 | 投資日記
なーんてことをいう人が多いのだが、何を根拠にこんな事を言っているのだろうか、とふと思った。

そこで私なりに考えた。無い知恵を絞った。そして思い立った。これは本能から来ているのではないかと。いや、語弊がある、本能+経験則。之ではないかと思う。

反動とか反発とか、そういうものって物理的な動き、例えば重力とか輪ゴムの弾力性とか、ボールの遠投とか、まぁ、何かそういう日常的な情報から得られた一般的な動きに関する情報を株価に添加して使っているのではないかと思う。経験則だけではなくて、より遺伝的に過去から継承されてきた本能の部分とか、そういう知識を株式にも応用していっているのではないかと思う。

ただ残念な事に株価とかチャートは物理法則では動いてない。というか、株価とか、実体が無い。実体の無いものを時系列に投影したチャートをみて、あーだこーだいっても意味が無いのではないだろうか、え?違う?どうだろうね。

本当に思う、株価には実体が無い。あれは取引の結果でしかない。あの値段で買った人と打った人がいるという、たんなる履歴でしかない。スーパーでキャベツを買ったときに出てくるレシートみたいなものだ。むしろ、レシートのほうがもっと深遠な意味を持っているのではないかと思う。

株価を重視する事にどんな意味があるのだろうか、本当に不思議だ。ESPを見ずに株価を語る人が何故こんなに多いのか。確かにESPだって絶対的な指標じゃない、あくまで相対的な目印だ、しかし、株価という虚像よりは意味があるものだと思う、しかし、十中八九の投資家、私の周りにいる人は、株価を語る。本当に、なんだろうか。血液型占いで相性を言い合っている女子高生と同じでそういうのを効いていると俺は結構、引けてしまう。こんな人と一緒にいて俺まで馬鹿になるんじゃないのかと。まぁ、もう馬鹿ですけど。あ、でも、人生、馬鹿なほうが楽しいか!
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長期的に株式投資で成功する必要条件。

2011-05-25 01:13:19 | 投資日記
それは割りの良い投資を長期にわたって続ける事。

個人の投資論とか、そういうテクニカルな部分は抜きにして、上記の事を続けるのに必要な環境は「株式市場が低迷し続ける事」であるといえる。株価なんて上がらなくて良い。ずっと、いつまでも、低迷し続けていろと言いたい。株価があがたって良い事なんて大して無い。なおかつ、ビジネスはそこそこ堅調に推移してくれる必要がある。爆発的な成長も無く、成長も一桁前半とか、そういうので問題ない。ただ、利益をしっかりとり、株主に還元してくれていればそれだけでいい。

短期投資?そりゃ、時間的制約がある場合、例えば寿命がもう尽きるとか言う場合であれば、株価の値上がり益で短期的に銭を得られるに越した事はない。しかし、人生は意外と長い。このブログを呼んでいる人も、死ぬまで30-60年近くの時間がある。短期投資も積み重ねれば長期投資なわけ。

株価が低迷し続ける限り、投資機会に困る事はない。これはとても重要な事。逆に、仮に株価が値上がりして、値上がり益を得たとしても、その利益を再投資するのであれば、結局は値上がりしたあまりおいしくなさそうな投資に金を投下する事になるのだから、全体的にぱっとしない、むしろ値上がり益を税金で取られるのでおいしくない。

という事で、複利&再投資を前提とした投資であれば、須らく望むべきは、長期的に停滞した株式市場、そしてあくまで健全なレベルの実体経済であるといえるのではないだろうかと思ったり。
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割安とか割高とか。

2011-05-25 01:05:40 | 投資日記
割安だとか割高だとか、何を基準にしているのだろうか。

自分自身も良く、PERやPBRをみて割安だの割高だのといっていたけど、実際の所、何かしらの軸を標準値として設けてそれと比べて評価しているのであり、その前提となる評価軸が崩れてしまったら元も子もない。さて、その評価軸は本当に信頼できるものなのだろうか。

PBR1倍、PER15倍。ファンダメンタル投資ではこれらが一つの基準値では無いかと思うが、よくよく考えると何かおかしい。別に之が標準である必要は、どう考えても無い。ただ単に、歴史的にこうだったというだけのような気がする、PBRに至っては歴史的に1倍という話はあまりききもしないし。

そこで私が言いたいのは、割安割高という考え方を改めたほうが良いのではないかという事、本当に大事な事は、他人が用意した評価軸に照らし合わせて安い高いというのではなく、自分が欲するリターンを超過しているかしていないかというとても個人的な気持ちの問題で良いのではないかと思う。結局リスク許容度や欲するリターンの度合いというのはひとそれぞれなわけだしね。

私の場合はPBR1倍以下、PER10倍以下が割安かな?長期で10%取れれば御の字ですよ。あわよくばそれ以上欲しい所ですけどね。
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バフェットのように振舞って投資に失敗するのはなぜか。

2011-05-21 09:55:15 | 投資日記
バフェットのように振舞って投資で失敗するのはなぜか。

氏の成功の根源は投資の結果ではなく借入の結果という話はおいといて、何でバフェットのように振舞う人が多い割りに成功する人はいないのか。私が知る限りで成功している人は見た事がない。数年以内に自滅してオンラインから消えるか、失敗を反省せずに延々と次の投資先の優位性を語っている。

振舞いだけをまねても成功する事はない。仮面ライダーごっこをした所で仮面ライダーになれるわけではない。
しかし何故そうなのだろうか…本当に大事なところが抜けているからこそ、失敗するのではないだろうか。

周りを見渡す限り、その抜けている点とは、分析に偏りがある事ではないかと思う。ある種の、合成の誤謬みたいなものだろうか?一部を過大評価し一部を過小評価する、その行動こそが問題なのではないかと思う。

私が観察するなかで過大評価されがちなのはその会社の魅力的な部分。逆に評価されないのは魅力的ではない部分。

購入する時、既に潜在意識化でそれを買った後に起こる事象を描いている可能性が高い。例えば、数年後に株価が数倍に膨れ上がっているところ、企業がばら色の未来を持っている事など。後、事実として投資をすることを考えていて、どこか適当な“魅力的な投資先”を探しているときに起こりやすいのではないかと思う。「金はあるからどこか“魅力的な会社に投資”したい」。この感情に先にあるものは、会社をいかに“魅力的に考えるか”という事になる。これでは本末転倒だ。

まぁようするに、購入時は楽観的になりすぎるのが良くないという事ですね。バフェットも定性分析をしているときに楽観的になっているとは思えない。定量分析も定性分析もしっかりクリアした上で、初めて楽観的になる。そうでなければ投資では成功できないのではないかとおもう。逆に売却時は悲観的になりすぎてはいけない。何か意思決定をする時にその行動を肯定する為に無意識のうちに意識が働いている。これを自制する事が投資で成功する第一歩かもしれない。
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電力消費率70%で節電を促す事は合理的か。

2011-05-21 09:52:45 | 投資日記
電力消費率70%で節電を促す事は合理的か。

合理的ではない。非合理だ。
しかし、これが社会の反応限界。

投資に感情を持出すと痛い目にあう。

2011-05-14 08:10:14 | 投資日記
投資に感情を持出すと痛い目にあう。程なくして裏切られるから。
けど、感情があると後手に回ったり、対応がおざなりになったりしてしまう。

そもそも企業に感情移入した所で、何かが得られるわけでもない。
企業からすれば株主はステークホルダの一部。その中でも個人投資家は弱小グループ。

そもそも会社とは実体の無い法人格。ある意味、経済的な意味でのパッケージ商品。
農協で打ってる苗みたいなもの。苗に感情移入してては農業もままならない。
投資も同じじゃないかと思う。個人投資家レベルの投資は、特に。