資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

バリュー投資がグロース株に勝つ理由

2022-10-25 10:49:37 | 投資日記
・グロース株がグロース株でなくなるのはいつか。
・バリュー株がバリュー株でなくなるのはいつか。

この辺りに理由が隠れているんじゃないかな。

バリュー株がバリュー株じゃなくなるのは
①値上がりして割安でなくなった時
②利益率が飛んでバリューじゃなくなった時(営利率10%⇒3%になり連れてPERも3倍になった等)

グロース株がグロース株でなくなるのは
①成長が止まった時

グロース株には値付けの概念があまり含まれていない。PSRとかPEGとかちょっとひねったもので不純物を多分に含んでいる。
なのに外れた時にPERで測りなおされる(赤字だとそもそも計測すらされない)。

後は、バリュー株の評価軸は一応現実ベース。グロース株の評価軸は未確定事項ベース。
未確定であるから割り引くべきなのに、割り増してしまう。そこに夢を見てしまう。それが人の性なのかもしれない。

バリュー投資が儲かるかどうか、というのも、分からない。ただ確度の固さはある。勿論、バリュー株の対象になりそうな銘柄も結構平気で営利を飛ばしてくる。ただ一律全銘柄が利益を飛ばすのは稀、それこそリーマン時とか後はコロナの時の特定業種位(逆に言えば10年に1度程度の頻度ではあり得る)。ただ、飛ばした後に高確率で数年後に戻してくる(まぁそりゃ生産調整すりゃ基本戻る)。ただ本当に戻らないのもあるけどね。販管費がスタックして調整不能に陥ってる場合とか。まぁ平均値をとると、まぁかなり安定して流入してくる。その中でバルブが緩い(還元率が高い)低PER銘柄はその分差分が儲かる。差分っていうんはPER差異×還元率の差異。

例えば市場全体がPER20倍で還元性向が25%の所、PER10倍の還元性向50%の銘柄があれば、それは1%の還元VS5%の還元になり4%のスプレッドが生まれる。
勿論、内部留保に差が出るし、成長率の点でも違うのでその点は留意が必要。ただ言うほどの違いはないかなと。


だからバリュー株の方がいい!これが真理だ!
・・・と、言い切れればいい。が真理を求めようとしても多分求められないし過去のデータから断定する事は出来てもそれが未来にも完全再現されるとはいいがたい。

バリュー投資もグロース投資も、似て非なる物なので比べるものではない。
行ってみればオレンジとリンゴ、どっちが旨い?みたいな問いかけ何で。さぁどっちでしょう。好みで選べば?みたいなところはある。


ただPERは伏魔殿。あれは保険と考えておいた方がいいというのが最近の考え。自分の想定が外れてもPERがクッションになってくれるので損失が限定される。

顕在市場ベースで市場規模を推定する

2022-10-24 22:21:23 | 投資日記


上記の図はエアビデータ。大事なのはSOM。既存の自社サービスで集客しうる市場規模。
一言で言えば高い確率でリーチできる売上といったところ。アプローチできるって意味で、SOMが一番。

SAMから多少は取れるか?というレベルの話。眉唾。TAMなんていうのは論外。
TAMまで侵食できる優れたビジネス以外はね。ほとんどはそれに該当しない。SAMですら微妙。SOMが妥当。

そもそもSOMが分からないような銘柄は買うべきではない。
さらにSOM内で圧倒的に強い強みをもって他社のシェアを侵食できているかどうかが大事。

過去の成長率と会社が言う成長予想で数値を作らない。それは失敗のもと。
しっかり自分で調べて数値を想定する。中長期ファンダメンタル投資では絶対外せない。

因みに略称は以下の通り
Total Addressable Market
Serviceable addressable Market
Share of Market

金持ちになった人物の投資手法は単純な可能性が高い

2022-10-24 17:39:27 | 投資日記
マジックの種明かしと同じ。

種明かしされればどうということは無い。
知られなければ神扱い。

まぁ僕も一応、今でこそ、そこそこの収入があるからこそ、まぁ、そうだろうなと思う。
だって基本、単純だもんね。ビジネスのネタなんて。パクられるし。

なので、投資家の純資産10-1000億というのも、まぁ大部分は、マジックと同じなんじゃないかなって思ってる。
種そのものは、模倣され得るたぐいの物。模倣が得意な人間の手にかかればかなりいい線でパクられる。

現金をよく見て勝負をする。

2022-10-24 10:35:41 | 投資日記
人は身の丈に合わない額をかけて破滅していく。
今自分がどれだけのお金をかけているのか。現金を目の前にしっかりそれを実感して勝負をしたい。

最近「嘘食い」を読んでるんだけど、その中の一説。まぁタメになる。というかタメにしかならない。
いったいどこからこういうネタをあの作者は引っ張ってきたのだろうか。うーん。

さて、とりあえず目の前に100万円を置いてまじまじと見ている。
可能性しか感じられん。1万円というカードを切れば大抵の事は叶う。

この金で、地球の裏側に行こうと思えば行ける、最高にうまい飯を食える。いい女も抱ける、上等な服も買える。
可能性だな。可能性。その可能性を目の前に、何もしていない自分は何なんだろうか。

閑話休題

15年ほど前、自分はバックパック背負ってユーラシアを3か月かけて横断した。
その時かかった費用が60万。とても良い経験ができた。これが僕の中での一つの基準。

この消費効率。あれを超えられるのか?自分はそういう消費を、この100万円でなすことはできるのか?
そういう風に最近自問自答している。なんかもう、もう一度バックパック旅行したいな。子供はお手伝いさんい任せてさ。



どうせ爺になったらお金があっても体力もやる気もなくなる。お金の価値は今の1/10程度だろう。使わないんだから。
子供に残すつもりもない。知り合いの実家が太いスネカジリ連中はポンコツしかおらんかったし。植物と同じ。肥料とか水やりすぎると枯れるのと同じ。

今のうちにどんどん意味のあることに使っていかないといけないなと思う。

金魚鉢よりでかくなる金魚はいない。

2022-10-22 13:45:55 | 投資日記
金魚鉢よりでかくなる金魚はいない。

金魚鉢=需要
金魚=企業

需要の大きさが市場規模を決め、市場規模が企業の規模(時価総額)を決める。
※競争度合いや産業構造によって営利率に係数がかかってくる(2%-50%程度)。これにより時価総額はその分、ブレる。

結局、社会のオーダー(需要)をどれだけ自社で取り込めるか。首尾よく捌けるか。首尾よく利益を確保できるか。このあたりか。
もともと社会の総利益といったものも限られている。いってみればGDP。その中でどう首尾よく利益の配分を取るかという感じ。
配給ゲーム。椅子取りゲームみたいなもの。


競合は「ただのエサ」という状況

2022-10-22 13:43:12 | 投資日記
余りにも差がありすぎて、競争しているという状態ではなく、ただ捕食されているという状態。
以下の画像はイワシがヒラマサに捕食されているもの。これと同じ。

質量で言えばイワシの方が断然に多い。しかしヒラマサとの関係は捕食者とエサ。
ヒラマサはどこまで成長するか?それはイワシを食いきる迄(ま、実際はそうはならないんだけど)。

市場規模が知れている状態且つ捕食者側というのは、非常に分かりやすい儲けの糸口。

これからどうなるか?そりゃ分かるよね。ヒラマサが食いつくしてイワシがどんどん減っていく。ヒラマサはどんどんでかくなる。
この関係が逆転する事はない。


攻めのグロース、守りのバリュー。

2022-10-22 13:40:34 | 投資日記
本を読んでいて見かけるこの単語。バリュー投資は儲からない。本当かどうか?データを見た見地から言うと…

半分当たってて半分間違ってる。多分平均するとどっこいどっこい。
何故か?

PER低く落とされるのは成長率がないか、不人気業種(安定していないか)のどちらか。
なので低PERは営業利益が落ちる可能性がある。が、しかしながら営業利益が落ちる理由というのは社会の趨勢だったりトレンドによるところが大きい。
低PERだからといって落ちるわけではない。というか先行して落ちた結果が低PERだったりする。

低PERは株価に反映されにくい。まぁ当たり前だけどね。なので配当側で食える。で、目算で4%とか5%の配当だしている所はやっぱそれくらいのリターンは上げられる。その上でMBOでもされれば戻せる。
上場廃止っていうのは結構頻繁にある。10年で1/6程度は入れ替わっているのが現状。この時にプレミアムが多少つけられればそれでいい。例えば配当で4%出しててプレミアムで30%乗せられれば10年持ってれば7%という事になる。これはアベレージ。

ある意味低PERは手堅い。性的に言えば。ただ動的にいうと、結局営利率とか売上に左右されるので死ぬ可能性はある。ただすでにある実績値の営業利益をもとにしているので、そのてんは安定的。
じゃあグロースはどうか?ピンキリ。うまく狙えれば良い結果が得られる。ただ大事なのはどこまで伸びるのか、という事。ほんと、この点が無視されてて面白いしそのうち皆気にし始めると思う。

上記を見誤った結果はまじで悲惨。高成長前提のPERで営業利益率が伸びきっている状態でガラスの壁にぶつかるとさぁ大変。売上は成長鈍化する。成長維持しようとしてアクセル踏みまくる(広告営業要員突っ込んだりする)。すると営業利益率は落ちる。成長は逆噴射してマイナスになる。PERがそれに追従してくるともはや目も当てられない。

安定のバリューと攻めのグロース。一番いいのは割安成長株(ビジネス強くて確実に取れそうな余地がたんまりある)。
ここに乗る以外、やることはないなと。

凋落の兆し

2022-10-19 18:37:40 | 投資日記
企業(産業)が凋落していく要因は色々あるんだけど、10通り前後に分類できるかな?と思う次第。自分が見つけた&ソートした限りだとこんな感じ。個別銘柄の対象期間は2000年~2022年。
※ごめん、結構ざっくり適当に分けてる部分もあるし、なんか復活気味の企業もあるので一概にはこれが絶対だ!って言えないけどね。ただまぁ、そんな感じじゃね。って感じ。


1. 新規事業 クックパッド(海外事業)3593ホギメディカル(なんちゃらオーケストラ) ジャストシステム(xfy言語⇒キーエンスに乗っ取られる)楽天グループ(携帯電話) メディア工房(占い⇒ファッションレンタル) 6173アクアライン 他多数

2. 多角化 カーチス(売上時価総額至上主義) ライザップ  LIFULL

3. 大量出店(既存食合いで低収益化) 幸楽苑 キャンドゥ(2011年頃)カーコンビニ倶楽部(翼システム⇒ブロードリーフに転売) アップル(海外販売拠点)3053ペッパーフードサービス ハニーズアダストリア 4331T&Gニーズ 2196エスクリ

4. 重い設備投資 7815 東京ボード工業 3137 ファンデリー プリントネット 

5. 事件 京進(殺人事件) 明光(ブラック企業大賞闇塾講師)

6. 大企業病(内部コスト増大)

7. 代理店契約終了 三陽商会(バーバリー) サイバネット(MATLAB) 9945プレナス(ほっともっと、やよい軒)

8. 大口顧客剥落 6026GMO TECH

9. 箱物x売上減 

10. 時代乗り遅れ ザッパラス(携帯占い) アクセス(ガラケーブラウザ) ラオックス(郊外ディスカウント店)コジマ(大店法適合中型店舗)パチンコ全般 デジカメ全般 スイス、アメリカ時計業界(クオーツショック)。 眼鏡(三城とか)

11. 二極化 ミニストップ他コンビニ下位勢(2000年以降)

12. 不採算事業の温存、不徹底 スーパーバリュー サンマルク ヴィレッジバンガード

"競争激化"は本当か。

2022-10-19 18:28:44 | 投資日記
競争激化、既存店苦戦と四季報で出てきたら、逃げる。
ほとんどの場合、これらは方便。起こっている問題は投資の失敗。

もう少し具体的に言うと、

売上目標を掲げ、投資計画を立てて投資をしたのに売上目標に届かない。故に大幅な減益になる。
「理由は競争が激しくなった為。市場要因である。」って口々にいうじゃない?

でもさ、よくよく考えて欲しいんだ。そんな短期間でいきなり競争が激化するか?という話。
競争や淘汰が激しい先端IT系とかの話ならばまだしも、アパレルや飲食とか、ある程度成熟した産業でそんなことはあるか?

十中八九ないんですわな。この手の話は簡単に反証が出来て、類似業態の競合他社はノーダメだったりする。
おまえは誰と戦ってるんだって感じ。まぁ出店地の薄い需要か既存店なんだけどね。

結局のところ"競争激化"というのは方便で、実際にあるのは投資の失敗。
自分たちの見通しが甘かっただけの話。そもそも売上が取れる余地がなかっただけの話。

なんだろうな、昔の日系ブラジル移民みたいな感じだよな。
南米は豊かな楽園だ!って宣伝されてたので、言ってみたら荒野だったみたいな。

ただ、今まで壮大な売上目標を立てそれを実行してうまくいってきた自負があるからこそ、この投資計画も立てという場合がまた多い。
投資家連中もそれ前提で株価を形成する。だからもはや、経営者としてやることは一択。今まで通り突っ走る!という事でこういう悲劇が起きる。

常にトップスピードで加速し続け、走り抜けようとしたら突如見えない壁に激突しグチャグチャになっちゃう的な。
いきなりステーキとかね。あそこは本当に大破してしまった感じだね。

他にもあったなぁ。幸楽苑とか、ヴィレバンとか。ヴィレッジヴァンガードはめちゃ面白かったな。
一本連続ドラマ作れるんじゃないかってぐらい反面教師でね。店舗作りすぎて飽和して赤字になって、閉店して、、でも閉店は中途半端で利益率は空中分解したまま、みたいな。
まぁそれはまたの機会に。

自分の中で印象的なのはリブセンスかな。壮大な野心と新規事業計画を打ち立て、人員を雇いまくって張ったが結果は散々。
理由は競争激化。いやいやいや…。しかもそのまま人員を切ることなく温存したから利益は見るも無残な低空飛行状態で数年間を無為に過ごす。
最近は盛り返してるけど、どこまでいけるのかな。社長さん、人員切る気なもんな。。切ったら自分の失敗を認めることになるからとか、そういう話なのかな。
まぁそういうシガラミは分からなくはないけど、損切は大切だよね。社長が損切りしないと、結局詰め腹切らされるのは株主なんでね。


目の前にある企業の価値を数倍にするにはどうしたらいいかを常々考える。

2022-10-19 17:45:38 | 投資日記
簡単か、難しいか。方法はどうか、実現性はどうか、過去のケースをもとに吟味する。

例えば、どのパラメータをどの程度いじれば価値数倍は実現可能か。

仮にそのパラメータが思い通りいじれたとして、他のパラメータに反動が来るのか来ないのか。
仮に反動なしにそのパラメータをいじれるとして、社長はいじる気があるのか、その兆候はあるのか。

まぁ、一番手っ取り早いのは

市場シェアがかなりあって
価格弾力性が低くて
ブランド力があって
代替品がないにも関わらず粗利が低いままで放置されている商品



客が離れるギリギリの水準まで値上げする。

これが一番楽で確実。楽だし、非常によく見るパターン。
例えば価格を20%程度上げたとして、営利率やEPSにどれほどのインパクトがあるかを考えれば一目瞭然。

価格以外のパラメータが全て一定且つ、初期営利率が1%とか5%とかであれば、これは営利率が1%⇒21%,5%⇒25%になることを意味する。
仮にその初期営利率ベースでPERが10倍とか15倍であれば、そのまま、営利増加分が株価に反映される。上記の場合で言えば株価5倍とか、21倍とか。

まぁ値上げだけじゃないけどね。でも、値上げが一番。次は稼働率上昇かな。
市況変化ははしご外されると怖いのであんまりそそられないな。そんなこといいつつ有機合成なんて買ってる自分がいるけども。。