資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

四半世紀リターンを見ていて思う事

2024-06-30 21:37:28 | 投資日記
分析ツールに25年間の総合リターンと年率のそれを追加。25年前に株買ってたらどのくらい増えたかを見る。
当時上場していなかった銘柄は横に置いといて、とりあえず感想。

んーばらばら。ただ5%±2%という感じじゃないかな。たまに飛び値があるけどね。日本ペイントとか複利で14%。逆にマツダみたいに複利でマイナスもある。
ただ、意外や意外、5%近辺に集中している。まぁ当たり前か。PER20倍かROE5%だとこのあたりが上限値。還元しないで借入返済とかカス投資で利益のどぶ捨てもあるだろうししょうがないのかな。因みに税引前。
普通に分散投資してると凡そこのあたりのリターンになる、と考えておけばいいのかな。年率4%-5%(税引き前)。
6%-7%は無理じゃないかな。少なくとも過去四半世紀では。これからは知らないけどね。これからはこれからの風が吹くから。
※追記:日経平均が過去四半世紀で約2倍なんで年率2.8%、配当2%程度で合計4.8%。概ね上記の推定と同じ程度。入替も一杯してるだろうから精度は微妙だけど。
    中期で見ると計量器ってのは言いえて妙だねほんと。

さて、跳ねる銘柄の傾向…特にないけど、結局、株の要素は五つ。

売上
売上利益率
PER
還元系(配当・自社株買い)

エントリ時のこれらとイグジット時のこれらがどう変化するかでリターンが変わる。
結局これらがどう変化するかを当てるゲームといってもいい。

跳ねる銘柄…そうだねぇ。売上成長率があって利益率も上がって、PERもあがって、還元もしてる、みたいな。
総合的に強烈な追い風が吹きつつ、その他も向かい風になってないとか。

・売上利益率の上昇は大きいよねぇ。ただ予見性がないよね。強いて言えば業界高シェアなのに利益率ゴミみたいな会社が強烈に儲かるようになったとか。
アネスト岩田とか。ああいうのを取るのもいいのかもね。でも予見性ないよね。

・売上成長率は地味だけど、安定していて再現性高いよね。要は、ROE*内部留保率で凡そ取れる。ちゃんと再投資して且つROC取れてる場合のみだけど。

・PERは割安で仕込め…というのはもちろんなんだけど、それ以上に大事なのは割高PER買うとほぼ死ぬという事じゃないかな。
業績推移見てて結構上がってるのにリターン見たらすげぇ低くて、なんか計算間違いしてるのかと思ったらPERが原因だったみたいなのはよくある。
ただこれも例外もたまにある。ニトリとか。PER35倍程度だったけど今もまぁまぁ高い数字キープしてるのでPER追い風は弱め。EPSは太目で複利で12%程度。
が、ニトリもそろそろ停滞期入りしそうな雰囲気。こうなるとPERは半分なんてこともあり得る。そうなったらこの複利も相当削られるだろうね。8%とかまで落ちるかも。

・還元系は地味だけど大事。低PERでよく聞いてくる。JTとか。でもそのJTでも結局総合リターン7%台どまりなんだけどね。
とはいってもあそこが還元始めたのは2010年代になってからか。


まぁとにかく、

①変な投資はしないように。特に高PER。お前はマジダメ。
②安定事業してるのに利益率が劇的に変わる変化の兆しが見えたらいち早く乗る。
③PERレンジで下限抜いちゃってるけど業績は盤石なのには乗っとく、
④ROE高くてちゃんと再投資して質の高いトップライン増やしてる安定銘柄で社長が馬鹿になってない所を買おう。って感じかな。

それにしても、ほんと、長期投資で複利で20%で回すとかバフェットは化け物だわな。。
2000年にニトリをPER5倍くらいで買ってやっと追いつけるかって感じだもんな。

10年間の売上変化率と経常利益変化率のプロット

2024-06-30 11:23:55 | 投資日記

10年間の売上変化率と経常利益変化率のプロット


10年で売上が…
2倍になる会社:約600/3000。20%。平均7%成長以上できるのは全体の20%。
3倍になる会社:約240/3000。8%位。
4倍になる会社:約140/3000。4%位。
5倍になる会社:約90/3000。3%位。

売上成長しているからといって一株当たりの売上が増えているとは限らない。
株券刷って売上拡大している可能性も十分にある。

売上拡大してるからといって儲かるわけではない。
市場評価(PERとか)というレイヤが被さるから。

利益は凡そ売上成長に多少相関するが、かなりばらける。
成長しているからといって利益がついてくるわけではない。

次の10年も多少のブレはあっても似たようなトレンドかなぁ。
ようは成長するところは成長するけど腑分けしないと食えたものではない。
食える奴だけ選別していきましょう。という感じか。

面白いのは売上2倍にならない銘柄、特に1.5倍にならない銘柄の利益の散り方。
凄い発散の仕方。こんなぶれぶれの利益をもとに低PERだから割安とかいっても、すぐはしご外されちゃうんだよね。
結局、土台として安定業績がないと始まらないよなぁと思う今日この頃。自分がそういう投資手法に傾倒してるだけなのもあるけど。


まぁなんだろうな、強いビジネスは利益率高いしぶれないしなんならさらに利益率上げてくるんだよね。
なので過去から見て利益がしっかり堅調に推移しててその理由が明らかで、
そりゃそうだわって腑に落ちる銘柄を集めればいいんじゃねって感じ。
そういう銘柄は売上成長とともに利益も着実に成長してくれるからね。
例えば売上成長はROEに紐づくのでROE20%で内部留保50%で売上成長率10%。売上利益率は安定なので固定、すなわち利益成長率も10%
後は安ければなおの事良い。絶対的な意味(PER10倍とか)でも相対的な意味(過去PER20倍デフォルトなのに今PER10倍)とかでもね。
更に成長投資で余った金を順次株主に還元している企業ね。還元性向50%とかで、年間5%の還元。

これで利益成長10%に利回り5%で合計15%確保。
さらに、いつ来るかわからんけどそのうち来る可能性が高い、PERで評価引き直しボーナス2倍付与(PER10倍⇒PER20倍)。

みたいなね。そりゃ儲かるでしょ。理路整然と。
まぁ、問題は、そんな分かりやすく儲かる銘柄、ほとんどないんだけどね。

80:20の法則

2024-06-30 10:43:53 | 投資日記
8割の銘柄は糞。糞認定していい。法則によれば上位2割が8割の富を投資家にもたらす。で、これって投資期間によって違ったりするわけだけどね。

上位2割と下位8割のリターン差は16倍。まぁ実際そうなるかどうかはわからないけど、それに近しい数値という事。3-30倍程度とみておけばいいかな。
なぜそうなるのか。から考えてみたい。これ、データ取れば一発でわかるんだけどね。実際のところ。
んーやってみるか。あ、手持ちのデータで、できるな。。上場廃止企業のデータないけど。。

まぁとりあえず仮説を立てておく。要するに、勝ち組と負け組。で、その切り分けポイントは投資期間によって違う。
で、短中期の場合は株価変動(PER変動or利益率変動)主体で勝ちと負けの差が出る。中長期はEPS成長率(売上成長率+利益率変動)と株主還元主体。
といった感じかなと。ざっくりとね。ざっくりと。EPS成長率って凄いぶれるので、ここでは売上成長率×売上経常利益率と分けて考えたほうがいい。
数年間の売上成長率と数年後の売上経常利益率で想定EPS作って現在と比べて何%成長、みたいな感じでとるのね。

で、大事なことは下位勢が割を食わされている。常に上位勢から圧をかけられている。好調時は上位層に張れるくらいの利益率を出せたりするんだけど、
好調時を抜けると真っ逆さま。不調時は赤字で増資で希薄化。なんてことになって結局パー。になる。

これ、レースでいうと一時期は最高速度でトップ勢と張れるんだけど長続きしない。で、エンジンがガタついて速度が半減、しまいにはエンスト。
手直ししてまた走り出す、その繰り返しみたいな。レースでこれやったらそりゃ差は開く一方なんだよね。

自動車つながりで前ちょっと覗いてみたトヨタvs日産vsマツダみたいな感じ。
安定高速航行するトヨタ。
高速航行たまにできるけどすぐエンジントラブルで減速しちゃう下位勢(日産・マツダ)。
さらにはエンストしてペナルティ(希薄化)まで食らったマツダ。

⇒リターンで相当差(数倍~数十倍)がつくのは当たり前だわな。。

で、それ考えるとインデックスってゴミも相当含んでいるので、それ除去するだけでも結構下手なリスクを除去できるんじゃないのかな。なんて思うんだよね。

とにかく投資先が上位勢なのかどうかをちゃんと見極めて投資したほうがいいだろうな。
さて、答え合わせしてみるか。

2100年までに我々は完全に滅亡する。

2024-06-29 14:25:43 | 投資日記
2100年より以前に我々には最悪の災禍が起こります。

少子化、温暖化、核戦争、ウイルス、宇宙人の侵略、
そんなものは些末な問題でしかありません。

我々は完全に死に絶えます。
逃れることはできません。

2100年なんて言わなくとも、2050年かもしれません。
もしかしたら2025年かも。年内かも。

それは自分の死。自分が死んだら完全にこの世界は崩壊。
少なくとも自分の視点を通してみる、この世界はなくなります。

最悪の災禍はもうすぐそこ。
審判の時はすぐです。
知らんけど。

知らんけどさけどさー。
まぁ、実際死んじゃうんだよねー。
ぽっくり行きたいわぁ。

まぁでもさぁ、自分が死んでも「俺もどき」は沢山残るんだよね。
自分の直系卑属なんてもろ「俺もどき」でしょ。
「もどき」だらけのこの世界だよ。俺も誰かの「もどき」だし。

そう考えると死ぬようで死んでない。
生きてるようで死んでいるみたいな。
そもそも生まれてくる前から生きてるみたいな。

まぁ、生きてる間は楽しくいきたいわなー。

成長プレミアムに対する株価の耐荷重性能は2-3年

2024-06-29 14:17:03 | 投資日記
ちょっと何言ってるかわからんね。

まぁあれだ、PEG1倍が適正って言われるじゃん。成長株の目安としてさ。
それって逆算すると、凡そ次の2-3年、その成長率で達成できるかどうかって目安なんだよね。


上記は基準値となるPER15倍まで、どの程度の時間で到達できるかの分布。

で、PEGという指標よりも、そこから透けて見える世間の評価軸の方が興味あるなぁ。
現実感をもって割高を受け入れられるのは2-3年。
人にとって現実味あのある未来ってのは、2-3年までなんだろうね。

一方、変化は無常でより長いサイクルで起こっているものがたくさんある。
しかし世間からは評価されない。精々世間の視界は2-3年後。それより先はぼやけて見えない。

十中八九

2024-06-27 11:23:34 | 投資日記
業績に予見性がある銘柄のみに投資をする。具体的にはどういうことか?
凡そ以下の赤枠に該当するような銘柄に投資をするという事。



利益率が安定していて、尚且つ売上成長率もある。そういう銘柄。
売上営業利益率と売上成長率という観点からいうとそういう銘柄に投資するのは楽。
なぜなら予見性があるから。英語でいえばPredictability。
Value lineにもでかでかと書いてあるので、アメリカでは一般的なのかな。日本ではあんまり聞かないけど。

まぁ過去がそのまま未来に投影されるわけではないし、他の要素も加味しないとならない。
例えば、PER、事業特性、成長余地、社長のレベルetc。

とはいっても、土台としてこの安定性は必要。業績が安定しているとよい。なぜか?
少なくとも自分にとっては決算マタギのドキドキがない。これはストレスがないとも言い換えられる。

こういう安定した成長銘柄に分散投資することでさらに効率的フロンティア的な意味合いでの安定性が張れる。
勿論、相場が大暴落した場合なんかは食らうけど、まぁそれはそれ。

こういう枠の中に引っかかった銘柄もちゃんと他の要素で、定量的、定性的にスクリーニングしてやることが大事。
別に投資先なんて10個もあれな十分なので、絞って絞って絞りまくってやればいい。


不動産投資並みに予見性のある投資をしたいと思っている。
不動産投資だと、家賃収入は凡そ当初の想定通りになるでしょ。変な物件でない限り。
そういう普通の物件を複数所有してると、さらに精度が上がるでしょ。稼働率予測とかさ。

それと同じで、株もPFの業績が予想通り、十中八九目論見通り来ること。これが大事。
さらにそういう銘柄の利益率を保守的に推定し、その条件下でさえも益回り的に過去10年で一番の安値圏だったりするとどうなるか。
そりゃまぁ、十中八九ね。

バリュエーションの梯子を外される可能性

2024-06-25 13:45:42 | 投資日記
バリュエーションが切り上がる。というのがある。EPS成長と相まってPERが切り上がる、あれ。
投資先のリターンを推定する際にここをどうするのかって結構悩ましい。というか多分答えはない。

で、例えば、すでに梯子を上った銘柄をどう判断するべきなのか。というのもある。
自分は一律、過去の低いPERで引き直して推定するようにしている。

理由は、怖いから。。だって怖いじゃん。
バリュエーションが切り上がった理由がなくなったら落とされるといってもいい。

それはEPS成長かもしれないし大手が組み入れたからかもしれない、まぁ素人の自分にはよくわからない。
ただ、それらの前提がなくなったらやっぱ落ちるよね。だったら落ちる前提で保守的に見繕っておいた方がいいよね。という感じ。

下手なリスクを負うより考えうるリスクは全部突っ込んで推定しておいた方がいい。という持論。

結局、その企業の"引きの強さ"がモノをいう

2024-06-24 21:47:05 | 投資日記
財務指標でいえば、ROA・ROE・ROICあたり。

なんだろうな。ドラゴンボールでいうところの戦闘能力みたいなもんか。
バトルもの漫画の数値みたいな。

俺ほんと、スカウターって凄いと思うんだよね。単純な数値ですべてを語っているでしょ。
もうほんと全て。グーチョキパーみたいな食べ合わせとか強弱とか技巧を抜きにして数値だけで測ってるの。

滅茶苦茶大雑把な設定だよな。っていえばそれまでなんだけどさ。
富樫の漫画みたいに戦略性・ゲーム性がないともいえるんだけど、指標としては完璧なんだよね。
ようは、そういう概念も全部突っ込んで、スコアリングしてるわけだからさ。

で、企業のそれも同じじゃないかな。このスカウターで測られる戦闘力みたいなもの。
言語化するならば、引きの強さ。財務的には利益率、ROA・ROE・ROIC。
もっと細かくいえば売上経常利益、資産売上回転率、棚卸資産回転率、とかいろいろ。

商品がいいとか、接客がいいとか、価格がいいとか、そういう細かい事はおいといて、
結局、利益乗せて客を引いてこれるかが実力。引きの強さ。

細かく分析する必要はない。相手の属性なんて見る必要もない。操作系だろうが具現化系だろうが関係ない。
戦闘力。そこにすべて出ている。データがそこにある。演繹で分析するのではなくて帰納でとってくる。絞り込む。

企業でいえば同じ。過去履歴を見ればいい。
例えばその企業の売上成長率。他社と比べてどうか。産業そのものの成長力と比べてどうか。
その差異がその企業の引き。界王拳使ってレバレッジかけてる可能性もあるけど。
例えばその企業のROA。ROE。他社と比べてどうか。その差がその企業の引きの強さ。

細かく分析する必要はない。データがそこにある。
どうも実力がありそうだ、と判明してから、それが本物かどうか、実力あるかどうかは裏取すればいい。
後は、その実力をさらに引き出せるのか、もしくは殺してしまうのか、飼い殺しにするのか、そのあたりは社長の腕。



序列上位と下位のリターン差:つづき

2024-06-23 13:13:23 | 投資日記
だからといって盲目的に序列上位、業界トップを買えばいいかっていうとそう言う訳でもない。
あくまでも業界トップはそういう傾向があるというだけ。

そして結局のところ業界動向にも左右される。
安定業界なのかシクリカル業界なのか、成長業界なのか成熟業界なのか衰退業界なのか。
業界内の競争は激しいのか。それとも各企業が独立してて各々独占市場みたいなものを持ってるのかとか(医療機器とか電子機器とか半導体製造装置とか、そういうのみたいな)。

結局のところ、その企業と属する業界によって左右されるって感じかな。
じゃあどこを見ればいいのかというと、過去。だろうなぁ。過去を見れば大体わかる。
行ってみれば履歴書とか逮捕歴とか経歴書とかそういうの。信用情報みたいなものか。
企業の過去、業界の過去。これらをあたる事。

業界過去はその業界の歴史も併せてみる。具体的には何年前に勃興して成長期はどのくらいで今はどのあたりにあるのか。
成長、成熟、衰退、どこかとか。成長期ならばどこまで余地があるのか。フェルミ推定で大雑把に予測する。
成熟業界なら衰退はどういう原因でいつごろから始まるのかとか。

凡そその業界や現在のプレイヤ―が業界で頭角表し始めてから何年たってるか。その期間と同じ分だけ過ぎたら衰退突入と考えておけばいいかな。
より保守的には1/3掛けとかしておくといいかもね。後はその産業が何を代替して生まれたのかとか。遅かれ早かれその逆をやられるから。
自動車なら馬車とか牛車とか脚とか。自動車が生まれて120年位なので、まぁ120年くらいは続くんじゃないか。はやいと40年くらいで代替されるかもね。
また自動車の中でもガソリンから電気に移行するタイミングで相当入替が発生する可能性もあるとか、そういうのもケースバイケースで織り込む必要性もある。

永遠に続く繫栄業種なんてものはないんじゃないかな。コカ・コーラだっていずれダメになる。ジレットもダメになる。
例えば素晴らしい企業でリグリーなんてあげられてるけど。ガム市場が縮小したらおしまいでしょ。
日本でガム市場は四半世紀で相当シュリンクした。あれと同じようなことが起こったらおしまい。
コーラもしかり。タバコみたいなレッテル張られて規制扱いを受けたら半世紀位で消滅させられるかもしれない。

まぁとにもかくにも、永遠なるものはないけども、中期的には盤石な勝ち馬に乗っておこう。
乗ったらすべて忘れてしまいましょうって感じか。

序列上位と下位のリターン差

2024-06-23 11:56:54 | 投資日記

一生、月5万円以上の配当を手に入れる! シニアが無理なく儲ける株投資の本


老人向けの本読了。まぁ色々突っ込みたいところはあるけども、
この本の大事な所は『業界トップの高配当銘柄だけ買っとけ』。これ。

この本を手に取ったのも、この『業界トップ』に絞っているところね。

自分は業績安定銘柄に絞ってPF組んでいる。
定量的に業績のブレ幅が少ない銘柄のみ検討してる。
で、結局そういう銘柄、定性分析や会社の詳細見てみると業界トップ級だったりする。
もしくは特定商品のマーケットシェアが凄い高いとか。
逆に言えばそういう観点からひっかけても同じような銘柄を抽出できるだろうなと思ってね。

で、まぁ実地検分してみようということで自動車業でみてみた。2004年から2024年の間の累積リターンとその内訳。
序列トップのトヨタと序列中位の日産、序列下位のマツダの例。細かい計算はしてない。
配当とか年平均そのまま累積したもの。電卓も使わないでざる勘定なのであらかじめご容赦。

①トヨタ
比較的安定している。たまにシクリカルでやられるけどね。
配当は平均2.4%(20年間累計でおよそ50%)。自社株買いで20%株券償却、営利成長は3倍。合計で400-500%程度。

②日産
トヨタとマツダの中間的立ち位置。株券の増刷はしていないけどもほぼ償却もしてない。
利益率の維持はそこそこ、トヨタ並だけど拡大ができない。
トヨタは売上が3倍弱になってるのにたいし日産は2倍弱。さらに利益率は半減。
追い打ちをかけるようにPERも半減。合計損益はゼロ近辺。配当分を株安で吸い込まれた。

③マツダ
ズタボロ。より多く赤字を生む。利益もパッとしない。すぐ業績変動する。利回りも低い。炭鉱のカナリア状態。
配当は平均1.9%(20年間累計で40%)。自社株買いではなく増資で60%以上希薄化。
営利は3.5倍となったがPERは半分で実質1.7倍。合計で損益ゼロ。株券増刷が特に痛い。

このことからも言えるのは、業界序列下位は投資対象外とした方が基本的に良い。というかトップ並以外は微妙かも。
序列下位に投資する場合は、よっぽど上位互換性の何かがあり、カテゴリーキラー的な奴でないと厳しいかも。
中古車販売のネクステージとか家具販売のニトリみたいなやつ。既存競合は捕食対象みたいな位置づけのやつ。
序列上位に強烈な下克上を極めて高い確率で必然的レベルで行うものでない限りは序列下位は投資対象外。安くてもダメ。
自動車業界しかやってないけど、少し想起するだけでも似たような事例は結構出てくるなぁと。。

序列下位には原則、投資するな。鬼門である。
1. 序列上位は業績が安定している。
2. 序列上位は株価も安定している。
3. 序列上位は利益の大半を取っていく。
4. 序列上位は成長の大半を取っていく。
5. 序列上位はリターンの大半を生み出す。

バフェットのこの言葉は正しいんだろうな。
「まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、 素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことの方が、 はるかに良いのです」

これはマジもんだな。

それにしても、マツダ、駄目だな。
マツダの車はいいんだけどな。be a driver。