資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

株価や損益を除去した投資手法

2024-05-31 16:48:31 | 投資日記
農場を買おうとする時に、 毎日、その値段ばかりを見ている人はいません。
買値に対して、どれくらいの生産高が 見込めるかというところを見るでしょう。

ということで、目の前から株価を除去。併せて買値に対しての損益という概念も除去する。
具体的には推定リターンをベースにポートフォリオを構築する。

この推定リターンっていうのは、そのまま、推定したリターン。
例えば、不動産投資でいえば、手取りの家賃収入とか、そういうやつ。

ほら、普通に不動産投資しててさ、物件の購入価格なんて普通、気にしないでしょ?
するとしてもローン返済額とかでしょ。後はイグジットの時にいくらで売れるかとか。
それと同じ。

勿論、日々の株価変動でこのリターンも動く。動くんだけども、動きは緩慢。しかも逆向き。
自分の場合は5年後を基準にして推定リターンを算出しているので、株価が5%動けば推定リターンも1%動く。
株価が5%上昇すれば推定リターンは1%"減少"する。そりゃ値段が上がってるんだからね。前借。

なので株価が大きく上昇すると、仕事しなくちゃならなくなる。入替しなくちゃならないから。
売買もある程度きつめのルールで縛って保守的に推定し、尚且つ10銘柄程度に分散。
この分散は推定リターンの加重平均で割合を算出。そりゃリターンが高いものは多少比重高くするという感じで。
で、常に高いリターンが推定されている銘柄でポートフォリオを固めて高いリターンが出るように調整していく。そういう感じ。

株価も損益もそこには必要ない。
ただただやることは、ポートフォリオの加重平均推定リターンを高める事のみに集中する。

勿論、推定できうる安定銘柄のみに投資する。
業績ガチャい銘柄は排除。市場全体の上位10%の安定銘柄のみで監視リストを構成。
実際に管理してるのは220銘柄程度。

この銘柄群はただ単に安定していて尚且つ業績が長期にわたって縮小していないってだけで選んでいるので、これでリターンが取れるとは思ってない。
あくまでも未来の業績に高い予見性があるというだけ。

で、利益と資本配分で推定リターンを取っていく。
5年後の推定リターンは売上変動x売上経常率変動xPER変動+株主還元で計算可能。
バフェットはBPSとROEで計算してるらしいけど、自分は上記の方がしっくりくるのでそれでやる。

売上成長率はROEから還元性向を抜いた分、もしくは過去7年の売上成長率推移から-2%減額した数値の低いほう。
売上経常利益率は過去10年間の下限3割水準
PERは過去10年間の下限3割水準(PERで使う当期利益は特別損益を無視して一律税率で引き直したもの)
株主還元は現行の配当性向と過去7年間の自社株買いを年率で除したもの

これでそこそこの精度且つそこそこ保守的なリターンが生成される。
因みに管理している220銘柄の平均リターンはPER変動なしで5%、PER変動ありで3%。
PER変動でリターンが減っているのは、PERに一律上限17.5倍を適応しているため。
保守的に出るからそのくらいでちょうどいい。

後、原則として自分がマニュアルで推定数値をいじることはない。
いじるのは下方修正する場合のみ。
上方修正はしない。これやるとバイアスかかるからしない。

後、各銘柄で流動性が違うので松竹梅で重み付け。
取引コストもリターンに算入。売買するだけでスプレッド凄い発生する。
流動性低い銘柄は一律年率リターンから2%を減額。中位は1%減額。

結局、自分のポートフォリオの推定リターンはどの程度かというと、10.8%。
これに税金もかかってくる。二桁維持は無理かなって感じかな。

一応これはスターターキットで組んだデッキみたいなものなので、
時間を経るごとにリターンが上がっていったらいいな。という感じ。
たぶん無理だけどね。株価上がると推定リターンすぐ消し飛ぶから。
関西ペイントとか、今日15%程度あげちゃったので推定リターン3%低下してしまった。
結局推定リターン10%。代替銘柄がないのでこのまま放置。
代替するなら13%程度のやつは欲しいけどなし。

話は変わるけど15%って、例えば普通に年間リターンの2年分とかに相当するんだよね。
やっぱ株価って動き過ぎ。資本主義の凄い悪い面だと思うよ。
心が揺さぶられる。だからこそ、目の前から排除するべき。

話は戻る。自分のポートフォリオ推定リターンが年率10.8%。
これは売上経常利益率とPERを保守的に見積もった時の数字。
保守的見積もってなお年率10.8%。

例えば利益率を平均値、PERを平均値にすると
これはこれで景色が違ってみえる・・・
と思って、計算してみたけど、まぁ精々2-4%増ってところかな。
大して変わらんかった。


それと、勿論、大きく外す可能性もかなりある。
普通に外すこともあるだろうし。
リーマンショックのようなショックで水泡に帰すこともある。
それはそれで別に対策を立てていく必要がある。


まぁでも、とりあえずこれでいいかなって感じかな。
そろそろ別の面白いことを探したほうがいいかもな。投資探求もここらでいったんお休み。

市場の本質

2024-05-27 14:11:47 | 投資日記
悪材料で売る、この悪材料現象こそ、変転極まりない株式市場の唯一普遍的な特性と言っていい。
これが市場の本質である。

市場の短期思考と悪材料の組み合わせは、永遠に途絶えることのない贈り物。

株式市場というのは、誰かがばかげた値段をつけていないかどうかを確認する場所に過ぎない。

予測が教えてくれるのは、未来のことではなく、むしろ予測者のことである

株式市場は、短期的には 人気投票の場にほかならない。
しかし長期的には、企業の真の価値を測る 計量器の役目を果たす。


∴過去長期間の実績値がある企業は計量器が働いている。故に計量器を抽出することは可能。
そういう銘柄を過去実績値から抽出した保守的な推定をベースに計算し、超過リターンが大きく取れる、株価が売り込まれた時に買えばいい。という話。

具体的には

・過去業績が安定している、今後についても予見性のある銘柄群を数百揃える。
・各銘柄について過去業績の保守推移から推定リターンとる(利益率、PERは下位3割目。売上成長は過去推移を劣化させたもの。さらにそれぞれ上限値設定、PERは上限20倍以下等)。
・日々の株価変動を加味してリターンが一定を超過してきた時にポートフォリオ内の下位リターン銘柄を比べて入れ替えるかを検討。

この投資法の良い所。

株価下落といった近視眼的感覚がかなり中和される。具体的に株価が下がったらその分リターンが上がる。
で、リターンベースでポートフォリオ組んでいるので、株価が安くなればなるほど、リターンは高くなるのでPF内で入替順位は低くなる。要するに魅力的になる。

んで、悲観的な業績といったものが出てきても、そもそも過去業績の下限値を織り込んで推定作っていて、それベースで高いリターンを推定しているので特に問題なし。
さらにそもそも、過去業績が安定している裏打ちされている銘柄しか扱ってないのでいうほど怖さがない。結局過去下限値程度。それでも利益が出る水準で組み入れているので問題なし。

ということで、この方法、近視眼を排除することができている。すごくうまい方法。うまく力を逃がしている。合気道みたい。
株価の変動だの含み損だの含み益だのを全て中和している。ようは見えなくしている。

一番大事なKPIをポートフォリオ推定リターンを一定以上に維持する事と置くと、その他を全て見なくて済む。
悪材料と短期志向をいっぺんに無効化する事ができる方法。これはいいねぇ。



まぁぶっちゃけ、この手法で超過リターンを取ろうっていうのもあるけど、それよりも過度に株価に反応しないで済むようにできる方が大事。というか意味が大きい。

株なんてのはカス銘柄買わない限りほっといても儲かる。
アパート経営と同じ。ほっといても家賃は入る。カス物件じゃない限り。
でも長期で持てないのは不安になって売っちゃうから。
そういう不安を一切排除できるこの方法はかなり優れている。

因みにリターン推定手法(利益率がなんちゃらーPERがなんちゃらー)のところ以外はバフェットの受け売り。
リスト作って持っているというのも彼の手法。今やってるのか知らんけど。20年くらい前のメアリー本には書いてあった。

プランBとしてのM&Aとその成否がリターンを左右する

2024-05-25 22:56:27 | 投資日記
本業が本業の拡大再生産も頭打ちになってくるとやることは株主還元かM&A含む新規事業。
で一番手軽なのはM&A。

が、このMAが曲者。ほんと曲者。ここで経営者の能力が問われている感じ。
勿論MAの市況ってのも大事なんだけど、それ以上に下手な経営者が下手な値段で下手な企業を買収し始めると目も当てられない。

ある程度長期の見通しを作るとき。このMAの失敗がジャブのように業績に響いてくる。

ジェイリースっていう家賃保証会社への投資を検討していたんだけど、直近でへんな地場のIT企業買っててねぇ。。
中身見たら、なかなか胡散臭いものを胡散臭い値段で買ってて、こりゃ駄目だなと。
PERでいえば20倍弱。この時点で微妙。益回り5%でしょ。しかも売り上げが直近でずどんと落ちてるっぽい。で、たぶん赤字。
さらにPBR3倍くらいなので暖簾償却発生。さらに赤字拡大。

ナニコレ、悪徳不動産業者から築古ワンルームマンションでも買わされたの?
高い金払ったのに毎月出費で現金持ち出ししてるみたいな感じ。下手糞すぎるだろ…。

「第一印象の3倍濃縮が本性」これね、自分のお気に入りの言葉。まじでこれ。
ちょっと調べてダメだなと思ったらやっぱだめだよな。

保証業がうまくいっててまだ成長余地があるんだからそっちをまずは伸ばしつつ、
作戦練ればいいのにって感じ。

手元資金があるからこういうことになっちゃうんだろうな。あぁ、俺も気を付けよう。。。無理か。。
男の子は皆、大企業、大資本を作りたい性があるからね。

でも、なんか、最近、そういうのもなくなってきて、人と比べるよりとりあえず満足のいく作品を作りたいなぁって感じか。
なんだろう、庭で盆栽やってる感じ。どこかに出品するでもなく、ただただ一人で作ってブログに挙げるみたいな。
そう結局ブログに挙げるんだけどね。でもいいのよ。一方通行。王様の耳はロバの耳って叫びたいだけだから。
自己満の世界。多分こっちの方がいいんだろうな。
投資家仲間なんて持たない方がいいわな。その方が気が楽。

投資ブログやってるけどさ、そこまでがっつかなくてもいいかなぁって。
才能ないからがっついても増えないし。
お金増えたらいいよね。でも減らなきゃまぁ別にいいかなって感じかな。
ワンチャン大きく当たったらいいな程度の感じ。
100億くらい行かないかなーとかおもうけど、まぁ死ぬ頃には普通に行くでしょ。
インデックス相当の7%で50年 回せば100億は超えるし。税金の問題あるけど。
でも超えてどうするのって感じだな。
今ですらたいして使えてないのに。年間1000万もあれば普通に不自由なく生活できるし。。
100億到達が50年じゃなくて25年だったとしても、大して意味はないなぁ。12年でも、6年でもそれは変わらないかなぁ。
まぁ当てた時のアドレナリンの出かたはめっちゃ気持ちいいけどね。気持ちいいよねぇ。でもあれは麻薬だからなぁ。。

まぁ。それよりもなんかうまく攻略できないかなーってのをやってたい。
この武器、この組み合わせ、このタイミングどうかな?みたいなのを検証するみたいな。

グリーンブラット投資法考察

2024-05-25 16:37:55 | 投資日記
ROEの重要性、PERの重要性を噛みしめる…そんな中で思い出したのがジョエルグリーンブラットの投資法。なつかしー。
この人の魔法の公式も確かROEとPERに似た情報を作ってたなぁと思い情報を取ってみることに。

ROC順位(高い順)+アーニング・イールド順位(低い順)=ランキング。
※ROC=営業利益/運転資金
※アーニング・イールド=EBIT / EV

ランキング上位に2年間投資しよう。すると年率20%位、市場をオーバーパフォームできるよ。というやつ。

さて、ドンピシャな指標データを持ってないので近似するデータで代用。
ROCはROE(修正営利ベース)で。
アーニングイールドはPER(特別利益・損益除いた経常x税率一律65%ベース)で。

まぁ感想。んーこれ、本当に20%もアウトパフォームできるの?というのが第一印象。
とはいいつつも、自分が継続監視対象に入れている銘柄もちらほら。確かに行けそうなのも含まれてるが、これで丸っと取れるかというと疑問。
それと出来高死んでる銘柄もかなり含まれてるのでこれらは投資対象外にした方がいいだろうな。

業績はいたって普通の銘柄群。営利も普通だしシクリカルもあればノッペリした推移もある。不動産系が多い。

もう少し詳しく見てみると、市場の中で低PERというだけではなくて、その銘柄の上場期間の中で見ても割安な位置にある。
具体的には1000社以内のPERが割安2割以下(10年に2年ある割安期間と同程度)が40%。100位の場合は60%近く。普通は20%程度。2割だからね。
ROEがどこまで影響しているかはわからないけど。利益変動はマチマチだけど概ね売り上げは増えている企業が大半。これは平均以上。

ここ1-2年で利益が跳ねている銘柄も多い。トーホーもだし、和光なんちゃらのスープ屋、それとロジネクとかも。リロやKPPもか。
業績跳ねてるけどその業績では評価されていない企業。業績が継続できればそれベースでPER弾きなおされて株価も上がるって感じか。
それと、ゴミ銘柄も多少は混ざってるか?というと、んーゴミらしきものはあんまりない。ROEで排除されてる感じ。

悪く言えば雑でおおざっぱ。よく言えば包括的って感じか。
色々な要素の銘柄を含んでてそれぞれ株価が上がる要素が多い。みたいな。
これ、個別に狙うというよりバルクでやるべきなんだろうな。どれが当たるかわからないから。無知の知。

凡そ、高ROEだから成長が望める。というか基本成長する(少なくとも売り上げは)。
還元すれば大きく株価は上がる。ちょっとした還元性向の変化が大きく株価を上げる要素になる。※例えばピクスタなんかPER6.5倍で還元性向100%水準で自社株買いしてる会社。続くかは知らんけど。
もともと普通PERが低PERになっているので、条件が合って時期が来ると普通PERに戻っていく。すなわち株高。みたいな。

上位100銘柄は凡そ以下のスクリーニングと同義。
・補正PER(経常を税率65%で一律引き直し)で一桁台。6-8倍。
・ROEは15%以上
※勝手なイメージでは割安比重が高く、ROEで変な銘柄を弾いてる感じ?勝手なイメージだけど。

因みに以下のような記事もある。2010年以降のそれはPERをそのまま代用してるのであんまり意味ないんじゃないのかなと思う。

1. 近年のパフォーマンス低下:
- 2004年以降、特に2007-2010年の金融危機の期間中にパフォーマンスが低迷し、その後も市場平均を大きく上回るリターンは得られにくくなったという報告があります (Reasonable Deviations) (Old School Value)。
- 2010年以降のデータでは、年間リターンが市場平均をわずかに上回る程度に留まっています (Reasonable Deviations)。


出力された銘柄群。たぶん100銘柄分。知らんけど参考程度に。
1783
2139
2162
2415
2410
2436
2435
2425
2418
2462
2778
2986
2981
3004
3020
3143
3177
3187
3245
3236
3271
3288
3286
3300
3299
3393
3416
3442
3452
3475
3467
3486
3482
3497
3490
3489
3843
3856
3912
3945
3981
4250
4331
4690
4783
4827
4834
5284
5480
5834
5989
6045
6131
6231
6249
6366
6430
6557
6570
6658
6969
6997
7042
7075
7081
7080
7120
7105
7134
7140
7183
7211
7228
7361
7375
7481
7520
7638
7686
7808
7849
8225
8704
8737
8890
8876
8897
8934
9206
9259
9268
9275
9274
9360
9385
9384
9506
9726
9731
146A

まぁ正直分からん。採用はしないけど、参考にはする感じかな。

ROEx再投資率(内部留保率-借入返済-死蔵)=売上成長率

2024-05-24 10:26:35 | 投資日記
凡そこれ。というかほぼこれ。目算、精度±2%程度。かなりの精度。

なんでこうなっているのか?
本業に再投資するとSOIC(投下資本売上比率)が凡そ同じなので投下した分だけ売り上げも増える。
本業再投資が不可の場合、M&Aする。M&A先も似たような比率とか。同業の場合。後は価格次第か。
社長がそういう物差しで測ってるんじゃね。って感じかな。よくわからない。よくわからないがそうなってるので、しょうがない。

借入返済に充てられているのか、死蔵されているのかはCF見ればわかる。
もしくは自己資本比率の増加、負債比率の低減。

で、ここでの問題は利益。

売上成長はそこそこの精度でとれる。利益も安定していればROEも安定しているので安定したROEを持ってる企業はそこそこの精度で売上予測が可能。
問題は利益がついてくるかどうか。

ただこれも、よほど下手を打たない限りは大きく減少することはない。という感じかな。いうてもROE程度の成長。5%とか10%とか。
仮にROICが0%だったとしても、減益にすらならない。ROICマイナス(例えば-5%)でも多少の減益程度。
既存の利益が100だったら、新規の利益が-2.5とか-5で減益幅は2.5%ー5%程度。通常の既存利益のブレに混ぜ込まれて見えないレベル。

なので、とりあえず売り上げは増えるけど、利益のそれとは別問題。ただ直ちに営利に影響してくるというわけではないって感じか。
ジャブのように効いてくるけどね。5年10年すると利益半減とかそのままとか。売上増えてるのにね。そういう話になる。

ということで売り上げ成長する企業は高ROE企業。ただし利益の保証はありません。って感じか。
個人的にはROICの失敗よりも売上予想ミスった時の方が大打撃かな。固定費投資は予算通りで売上未達。
今だとユニフォームネクストがやらかしそうな感じかな。3割くらい下がったら買いたい。



追記:
ただ実際、ROE程度で成長する企業が多いのも事実だし、高ROE維持できなくてもROE5%とか一桁台だと比較的維持しやすい感じかな。
本業ダメでもM&A(今後MAと表記、"&"を打つのが面倒くさい)でちゃんと採算とれる案件取ってくればそれは可能。
ダメな企業は利益度外視で買ってくる。そういうのは資料見たり四季報見れば結構わかる。というか、書いてるからね。

なのでなんだかんだ、低成長率(ROE一桁)で地道に増えてる企業って結構

ROEベースの成長率あれこれ

2024-05-23 18:33:37 | 投資日記
売上成長率は過去10年実績-2%で推定していたけど、ROEベースも併用。推定値が凡そROEx内部留保率に近似していたので、ROEベースも取り入れればそこそこ精度もよくなると踏んで。
で、要素を検討。内部留保金の使い道。ここで売上及び営業利益率が違ってくる。

高ROEを維持している会社の場合、本業への再投資以外はネガティブ要素。
並ROEの場合は本業以外にM&Aも余地あり。自社のROEと同格のM&A案件ならROE率を棄損することなく増殖可能。

売上成長率、営業利益率を正確に推定する為、というよりは、
ゴミ銘柄を選り分ける為の方法ととらえたほうがいいかな。

以下はGPTで清書したメモ。

ーーーーー

ROE(自己資本利益率)ベースの成長率についての考察は、投資先の企業の将来性や経営方針を評価する上で非常に重要です。以下に各ポイントについてさらに詳細な考察を行います。

基本的な成長メカニズム

内部留保率×ROEによる自己増殖
企業が稼いだ利益を内部留保し、その内部留保資金を再投資することで自己増殖を図ります。このメカニズムの効果はROEに依存します。ROEが高ければ高いほど、内部留保による成長率も高くなります。

ROIC(投下資本利益率)のリターン

■再投資
- 自己増殖(リターン:ROE程度) 本業に再投資することで、基本的にはROE程度のリターンが期待できます。高ROE企業はこの再投資戦略を取ることで高い成長率を維持できます。
- M&A(リターン:-xx%~xx%) M&Aのリターンは非常にケースバイケースです。成功すれば本業のROEを上回る可能性もありますが、失敗すればROICがゼロまたはマイナスになることもあります。特に高額の暖簾(のれん)が伴う場合、そのリスクは大きくなります。

■借入金返済(リターン:約2%)
企業が借入金を返済する場合、そのリターンは借入金の金利コスト削減によるものです。一般的には2%程度のリターンが期待されますが、これは他の投資機会に比べて低いROICとなります。

■内部留保(リターン:0%)
企業が利益を内部留保するだけで再投資しない場合、そのリターンはゼロです。この戦略は成長の機会を逃すことになり、投資家にとっては好ましくない選択です。

■自社株買い(リターン:1/PER%)
自社株買いはPER(株価収益率)に依存したリターンをもたらします。PERが低い時期に自社株買いを行うと、そのリターンは高くなります。例えばPERが10の場合、リターンは10%となります。


★経営陣の利益配分の影響
経営陣の意思決定がROICや最終的な投資家リターンに大きな影響を与えます。以下のような企業戦略が考えられます:
- 借入金が多く成長余地がない企業 借入金返済を優先することで、低ROICとなります。
- 還元する気のない企業 利益を内部留保するだけで成長機会を逃し、ROICはゼロです。
- 自社株買い 市場が低PERの時に行うと高いROICが期待されます。
- 本業に再投資 高ROE企業がこの戦略を取ると非常に高いROICが得られます。
- M&A 案件によるリターンのばらつきが大きく、成功するか失敗するかの見極めが重要です。

★投資先の評価ポイント
投資先企業がどのような利益配分政策をとっているか、過去の実績と現在の戦略を慎重に評価する必要があります。具体的には以下の点を考慮するべきです:
1. 内部留保の活用状況:再投資しているか、内部留保として死蔵しているか。
2. 借入金の状況:借入金返済を優先しているか。
3. 自社株買いのタイミング:適切なタイミングで自社株買いを行っているか。
4. M&Aの実績:過去のM&Aの成功率と現在進行中の案件の質。

これらの点を踏まえて投資先を選定することで、より高い投資リターンを期待できるでしょう。

営業CFで接続先の市況の安定性を図る

2024-05-21 10:23:22 | 投資日記
接続先ってのは仕入れ元、販売先の市況の事。

仕入れ市況がガンガン動く、販売先の市況がガンガン動く。動くとそれにつれて在庫積み増しや吐出しが行われる。
併せて買掛売掛債権も増減する。なので営業CFの動きを見れば接続先の市況安定性が多少取れる。

具体的には営業CF/営業利益。長期的にはこれが一定数(営業利益+営業外損益+減価償却)に近くなるけど単期だと結構ぶれる。
なのでこのブレを数年間分集めて、計測する。標準偏差/平均で。

これで0.25以下は安定、0.5未満は並、0.5以上は荒れてる、といった判断ができるようになる。
投資先としてはやっぱ安定しているに越したことはない。

この指標と、営業利益そのものの安定性を測る指標、
具体的には上記と同様の方法で営業利益率の標準偏差/平均でとった指標を併せ読み。

これでおおよそのその事業のポジショニングが見える。
営利も安定してて営業CFも安定してるなら、そりゃいいよね。シェルターに退避しているようなもの。
ぬくぬく拡大再生産に励んでほしい。

ROE×(1-還元性向)=EPS成長率

2024-05-20 15:03:28 | 投資日記
そりゃそうだろって感じだけどね。

ただこれ、まともに再投資する会社に限った話。

・内部留保して貯めこんじゃう会社
・採算無視した事業拡大(M&A)

これらをやられるともう終わり。

どのくらいの比率の会社はがちゃんと再投資しているのかは不明。
別に興味もないので調べる気にもならないけど、体感で3-4割かな。

中にはROE関係なしに事業拡大できる良いビジネスもあったりするけど、まぁ稀。
投資先選定の際にEPS成長率を推定するんだけど、やっぱ上記の式に近しいのが現実。
ROE低く還元してる会社はそれなり。ROE高く還元抑えて再投資している企業は高いEPS成長率高め。

ということで、今までROEなんてどこまで意味あるんすかね?というスタンスだったけど、大事だなぁと考えが変わった。
ただ、上記の通り、条件がそろった場合のみ。


後は、まぁ鶏と卵みたいな関係だけど、成長維持するために無理糞ROE上げてる場合の評価とかも気になるね。
今だとキズナとかきずなホールディングスとか日本ホスピスとかか、あれは怖いよね。うまくいけば化けるけど。

四季報10年分(18年分)を読む

2024-05-20 14:56:23 | 投資日記
新規で投資をする場合は定量・定性分析をかけるわけだけど、もう一つ通過儀礼を設けることにした。
それは四季報10年分読む。リーマンショックで食らった会社はリーマンショックも含めて読む。
四季報オンラインに乗ってるのでそれを読み込む。めっちゃ使いずらいけど紙ベースよりも何倍もマシ。

あれだね、身辺調査。

で、じっくり読みこむというよりは、流し読みをする。業績推移に沿って、その時々で何をしていて何が課題でどんな行動をとっていたのかを見る。
大体大事なことはそこに書いてある。どういう理由で業績が動いたのかも書いてある。何よりもその企業の行動がそこに現れる。

会社の履歴書そのもの。信用情報みたいなもの。掛け値なし。業績推移に情報を肉付けしていく感じ。
で、読みながらメモを取っていく、どういう影響があったのか、何が原因だったのか、転換期はどこなのか、どういう素性・気質の会社なのかとか。
大体過去にあった事は繰り返して起こる。そして繰り返して同じような行動を会社はとる。

上手く困難に対処できたのか。どう対処したのか。堅いのか柔いのか。数字に強いのか弱いのか。原因は何で結果はどうなのか。聡明なのかあほなのか。などなど。
で、最後に仕上げで最新の統合報告書を読む。

多分統合報告書も数年分併せ読みしたほうがいいんだろうな。
これも併せてやろう。どうせそんな分散投資しないしね。数社程度やる分には何の問題もない。


M&Aの成否は買収力と市況による

2024-05-20 14:43:06 | 投資日記
1. 買収力=算盤弾く力(変な対象を買収候補に入れない能力、価格交渉力)&シナジー発現(基本ない)
2. 市況=購入価格(益回り)

どちらが欠けていてもダメ。そしてどちらかというと市況の方が大事。
高値で買うと大体独饅頭になる。利益産まないくせに暖簾でダメージ食らわせてくる。
余計なリスクも背負い込んで混とんとした状態になる。

こんなのあたりまえなんだけどね。それができないんだよね。企業も投資家も。
俺もね。俺も。できないというか、できてなかった。

個別投資家というのもある意味買収側なんだよね。会社の一部を買うんだから。
変なの買ったらそりゃ資産・ビジネス棄損するよね。

で、いろいろ見ていると、上場企業でも買収の上手下手ってのが結構如実に表れているなぁと。
買収ちゃんとうまくやってる所は売上利益ともにしっかりと着実に積み上げてくる。
そうでないところは、ほんと、そうでない…独饅頭食って道端でゲロ吐いてる感じ。

ちゃんと算盤もって、計算しながら買い付け行ってる所と、
適当に規模感出すために買収してる所じゃそりゃ結果が違って当然だよね。


大体、適当な買収してる所は本業がうまくいってる所が多いかな。
で、本業で糞楽勝で金かせいできたから、買収も楽勝!って感じで舐めプして死んじゃう的な。

そういう会社は買わんほうがいいよね。じゃあどうやってみればいいか、といえば、
過去履歴みるか、KPIでROIC縛り入れてるとかそういう所かな。でもやっぱ実績見るのが一番だよね。

買収した後にそれが独饅頭になって暖簾が重い暖簾が重いっていうのよ。四季報でね。
そんなん買収する前から分かり切った事だろっていうね。コントかよ。