要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

長期的に株価が計量器になるのは当たり前

2022-01-26 13:47:35 | 投資日記
株価が業績に影響をあたえるよりも、業績が株価に影響を与えるから。
株価が業績に影響を与えるのは、増資する時くらい。

またここでいう長期的、というのは、長期の加重平均という意味合い。
楽観も悲観も込々で一周した時に、その中央値なり平均値が会社の価値とする、みたいな。

逆に言えば長期投資した後で短期的にバブルになることだってある。
でもまぁ、そのバブルもまた会社の業績にアクセラレートするものなのでやはり計量器かなとも思う。

株価=①PER×②売上成長×③売営利率

長期で考えると重要性の比重は②と③が重くなる。①は各業界、各企業においてある程度範囲が決まってるっぽいんだよねぇ、色々な銘柄の長期推移を見ていると。

①については、一般的な銘柄の場合(成長率20%以下の銘柄)、ばぶっても各業界の標準値の2-3倍程度。
悲観されると逆数の1/2-1/3って感じかなと。なのでブレ幅的には±3倍(9倍差)ってところかなと考えている。

こんな振れ幅の銘柄ってそんなにないけどね。凡そ±1.5倍(2.25倍)とか±2倍(4倍)程度に収斂しているように感じられる。見た感じ。
あ、これはPER的な意味合いでね。PER4倍の銘柄PER16倍になったり、その逆もしかりだったり。PER15倍が60倍になったりとかね。
さすがにPER5倍がPER50倍になったりはなかなかないよねって感じ。何が言いたいかというと、企業や業界特有のPERレンジっていうのかな、
そういうものがうっすらあるなと感じましたという話。

であれば、このさいPERはたいして見なくてもいいんじゃないの?というのが今回の提言。
じゃあ②と③、どっちを重視するのか?というとそれはケースバイケース。

ただ、②についても③についても業界平均というものがある。特に③については標準的な利益というものが結構ある。
③なんかについては一般的には5%あれば普通。10%で優良。30%がニッチ独占企業の標準値、みたいな感覚。
※もちろん業界によって違うけどね。箱もの賃貸と卸売りでは売営利率の意味合いが違うとか。

で、自分は③を重要視している。爆発的な利益成長を起こすから。例えばね。1%の売営利率の企業が5%に変化したらどうか。営業利益率の変化率は500%。
そんなうまくいくわけがない、と思われるかもしれないが、まぁぶっちゃけ、結構簡単にできますよ…方法、まぁ例えば販売価格を4%上げて、コストは一定、販売数量も落とさないとかね。
簡単にはできない理由の一つが、売り上げが減る、他社が伸長するとか、そういう圧力があるからなんだけどね。

それができる企業かどうかというのを、色々見ながら投資を検討していく必要はあるんだけど、会社説明資料なんかを見ていると、ここはまぁできそうだなっていうのはあるよね。
そこで②。売上を成長させている企業。この成長しているというところがミソでもあるんだけど、成長企業というのはストラクチャを組み替えながら進んでいる。
で、成長すると同時に色々な変数をいじっている。いじる中でどこをどういじれば利益が変わるのかなんてのは当たり前だが理解している。
また、えてして思いがけずに利益が爆発的に増えることもある。固定費一定で売上増えてそのまま利益増殖、みたいな。
もしくは、あるべきビジネス構造を目標として持っていて、そこに近づけようとしている企業とかね。

後々化ける銘柄っていうのは多段要因で化ける。具体的には売上成長、利益率改善、そしてPER変化(利益成長上昇に対する期待)。

あぁなんかつらつら書いてて疲れたので今回はこのくらいに。
まぁなんだろうな、高成長且つ低営業利益率の会社、それでいてまだまだ成長できそうでビジネス構造を
しっかり意識して活動している企業は10倍とか普通に行くんじゃないですかね。ってことかな。

例えば10年で15倍といっても、売上3倍×利益率5倍×PER一定とかね。
年間売上成長11%を10年間、その間に利益率を1%から5%に改善とか。そういう程度。

実際少ないけどね。でもあるからね。


逆に売営利率で20%とか30%とか言ってしまった会社は、これからの成長は売上成長のみに頼るしかなくなるので、
厳しいよね。片肺走行みたいな感じでさ。

ドルコスト平均法とハイグロ株の相性

2022-01-22 17:01:57 | 投資日記
とほほのほ。去年11月に買ったハイグロ銘柄のAffirmとShopifyが絶賛暴落中。Affirmは-60%,Shopifyも-40%程度かな。よく見てないのでわからないけど。2000年初頭のネットバブルを見返すと、例えばアマゾンなんかは株価が1/10とかになっている。今回も一応、それを想定している(未来のことはどうなるかわからんけど)。まぁ今更-60%が-90%になろうが大したショックはない。

さて、ドルコスト平均法とハイグロ株の相性である。結構これはいいですよ。相性。

例えば株価が100ドルであったとする。これが暴落して10ドルになってしまったとする。100ドルの時に1000ドル投資して、暴落後の10ドルの時に再度1000ドルを投資する。すると平均取得株価はどうなるか?

A:55ドル
B:18ドル

答えはB。ポイントは購入枚数にある。購入枚数分の荷重がかかる。上記の場合でいえば、100ドル*10枚に対して、10ドル*100枚となる。数の暴力で押し切る。暴落時にめっぽう強い投資法。それがドルコスト平均法。相性がとにかくいいのは、成長株だなこれ。。なんだかんだ10年後20年後には繁栄している銘柄との相性はいい。後、株価が良く動く銘柄だな。なので成長銘柄との相性はここでもいい。逆に停滞銘柄、特に死にゆく銘柄にはすこぶる意味がない。とにかく要点は、暴落した時に一定の資金を突っ込んで枚数をかさましできる事。とはいっても、株価10ドルに対しての取得単価18ドルなので、それでも-40%程度となる。耐えるしかないねこればっかりは。

唯一の弱点は、銘柄選択ミスると全てが台無しって所かな。長期で会社が倒産したり思うように伸びなかったり業界が消滅したり市場が消滅しないことが前提。

例えばAmazonであれば1999年に95ドルを付け、2年後(2001)で8ドル、即ち-92%まで行った。その1年後(2002)に22ドルまで戻した。仮にドルコスト平均法で投資をしていた場合、2002年にはプラテンしている。株価は22ドルでも。ようするに、大事なのは何か。最底値クラスでどれだけ仕入れられるかという事。



勿論、2001年の底値付近でがっつり仕込めればいいんだけど、そういうタイミングを狙った投資は自分には全くできないので、もう愚直に定額買入れ&放置が一番いいだろうなと思っている。