要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

自作スクリーニングのススメ&戯言

2010-10-18 11:40:03 | 投資日記


自作で株式(財務)スクリーニング機能を作って使ってます。

と言っても、エクセルマクロでMSNファイナンスからデータを収集してファイルに落とし込んで検索しているだけです。でもこれが結構良い。四季報CDROMのような、柔軟性に欠け、データをコピペ出来ない規制されたモノとは違う。自作には、柔軟で手軽で思った事をすぐに実行できる手軽さがある。しかも情報量は同程度。ここ数年会社四季報CDROMは買ってないけど、今後も自分で自作したスクリーニングを使っていきたいと思う。

ただ、滅茶苦茶動作が遅いのが難点。1項目の情報を取り出すのに全銘柄分のファイル(約3700ファイル)を参照しなくちゃいけないのでこの点がネック。項目毎に集計してしまえばファイル数も50ファイル位になるので速度の向上は少しは可能かなぁと思います。とはいっても所詮エクセルなので限界はあり、手を加えるのが面倒なのでそのまま使ってます。。それでも、個人的には満足のいくレベルではある。

で、何が言いたいかと言うと、誰でも手軽にこう言う事が出来る時代になって来ていて、情報の取り扱いにおける優位性はなくなりつつあるんじゃないのかと思うのです。確かにMSNの情報も東洋経済が大本になっているけど、例えばEDINETの開示システムが全部XML(でしたっけ?)に移行して統一した規格で、業者を通さずに情報が揃えられたら、四季報の価値はなくなるなぁと。わざわざ2期間の予測の為に四季報買う人は少なくなるんじゃないのかなぁと思う。

少なくとも、その掘りはどんどん技術によって埋められているように思える。事実、私はプログラムを書いた事もないし、マクロを良く分かっていない。だけども、上記のような事が出来る。マクロの場合はマクロ記録とネット上に転がっているコードを継接ぎすればそこそこ使えるモノが出来る。継接ぎ部分はエクセル関数知ってれば1-2週間勉強すれば使えるようになる。こう言う事を踏まえて、プログラムの知識が無くても誰でもプログラム出来る時代になるんだろうなぁと思う。こんなのの個人版が出来たら結構売れるんじゃないかな?これはプログラム自動精製ソフトだとか。おそらく、自動翻訳機並に微妙なアウトプットをするんじゃないかと思うけど、補助としては使えるんじゃないのかなぁ。。思い浮かんだらプログラムがすぐに生成されて使えるような時代になると思う。きっとこう言う時代はすぐそこにあると思う。

話は変わるけど、この世界、人間がやる事は本当に、どんどん少なくなっていくように思える。どんどん機械に置き換えられる所は置き換えていけるんじゃないのかなぁと。特にホワイトカラー的職種は劇的に価値を失う(=機械への置き換え)ような気がしてならない。生産性が低いと言うか、稼働率が低いと言うか、仕事が空回りしていると言うか。少なくとも私の前職はそんな感じだった。効率化が全てではないし、一見無駄なことから競争力が生まれたりはするけど、無駄だと認識している大部分の事柄は、やっぱり無駄なんじゃないかなぁ。。

例えば営業の場合、本当に必要なのは客との折衝だけで、それ以外の全ては全部機械で処理できるんじゃないかな。で、この客との折衝と言うのは現代の営業マンの時間シェアはなんと10%だとか。残りの90%は事務所での書類作りや報告、部署内の根回し、打合せ、移動、等。近代以前のマニュファクチャレベルの効率で回している事になる。まぁ打合せと上司への報告は機械には代替できないか。。と考えても約半分はコンピュータで回せるんじゃないかなぁ、勿論、コンピュータが手作業と同等程度の仕事をこなせる事を前提にしているけど。。

まぁ、そんな状況下で勤労社会なんていつまでも続かないんじゃないのかなぁと思う。省力化の果てに勤労社会なんてないだろうと思わざるを得ない。もしくは週休4日制、残業ゼロで平均年収700万とか?これは結構ありうる話だなぁ。。孫の世代はこんな感じじゃないかなぁと思う。気が付けば我々の社会も欧州スタイル?になっているんじゃないかなぁ。

でも、生活ステイタスが向上しても彼らは労働時間が長いだの収入が少ないだの言うだろうけどね。結局、満足は他社との相対的な比較ですから。決して満足はしないんじゃないかと思います。


と、文系ニートがつぶやいた。

高PER銘柄を買う時は成長率ではなくROEに着目せよ。

2010-10-18 11:15:10 | 投資日記
高PER銘柄を買う時はROE(ROIC)に着目せよ。何故ならばROEが成長率そのものだから。

ただ増資直後はROEがガクンと落ちる可能性が高いので、代わりにROIC(投下資本利益率、税引後経常利益/経営資本)を使うと良い。高いPERで低いROE(ROIC)の場合、超長期に渡りその成長率を確保しないと必然的に投資は失敗する。

逆に言えば、成長しきっていて、尚且つ盤石なビジネス基盤を持っているのであればROEは無用の長物であるともいえる。まぁその状態でも、他社の侵入を防ぐ力になるのでROEは引き続き有用だと言えるが。

Watch out the investment if the object has high PER and low ROE. ROE indicates the speed of growth of equity. This marker is the real indicator of your business. Though everybody cares about nominal growth rate mainly, the truth is not there. BTW, sometimes ROE fluctuate greatly in short time when company charters new equity from outsides. To expect the real potential for growth, use ROIC as an alternative of ROE so that we can recognize how good or bad the business is precisely. If the business does not have enough ROE, the investment would lose out inevitably.

If there is no vacant place to expand and the business is stable enough, we can ignore how high the ROE is in that ROE indicates how fast the business can grow and how strong the business possesses good place in industry. However, ROE remains power in general for new investment. And we can convert those power to build up the tough wall against new invasion by competitors.