要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

原付ぶらり旅(北日本編)

2010-09-18 20:48:32 | 投資日記


投資から話が外れてしまいますが、2~3週間ほど原付で旅行に出かけて来ます。東京を出発し、いったん実家(静岡)に戻り、そこから北海道知床へ行く予定です。全日程テント暮らしになりそうですが、交通安全と体調だけには気をつけて行ってきます。


途中でめげて早めに帰宅するかもしれません(笑)


逆算の真価

2010-09-17 13:14:14 | 投資日記


逆算は重要。

世の中何が起こるか分からない。 と、よく言われる。
しかし、こうなるには何々が起こる必要がある。と、言われる事は無い。

この銘柄が5年後株価が10倍に成長するかどうか分からない。何故ならば不確定理論がどうのこうの…
そうではなく、株価が10倍になるには何が必要なのか、を議論する必要がある。

売上は何倍必要か?
利益率はどの程度増える必要があるか?
どの程度資本増強をするべきか?どこから資本を調達するべきか?
市場はそれだけ成長するのか?
それとも他社から奪うのか?
いかにして?こちらもただではすまないのでは?と。


色々想定して打算的な推定をしてみる。
そしてそこで再度、こう問うてみよう。

「それらの推定は妥当か?」
「現実に即しているか?」     と。


まぁ、そうは言っても実践するのは難しいんだよねぇ。

シーゲルの罠。

2010-09-17 13:09:49 | 投資日記

       おいシーゲル!(小池風)

シーゲル博士の長期投資入門。

この本読んだかたいらっしゃると思います。
本書中で一番インパクトがある図と言えばこれがあるんじゃないでしょうか。



この図には重大な罠が隠されているのをご存知でしょうか?
それはね、税が計算されていない事です。

インカムゲインもキャピタルゲインも全て無税で計算されているのです。
大した問題じゃないでしょうか?いえ、そんなことありません。

20世紀半ばのアメリカの税制は酷いものでした。
特にインカムゲインに対しての税はイジメとしか言えないような状態でした。
配当税率90%、そんな時代が続く事もありました。

そう言う事を計算に入れずに税金を計算に入れずに安易にあのような図を出すのは如何なものでしょうかね。インパクト重視でそう言う事をしたのかもしれませんがあれじゃあ勘違いする人が後を立たないと思うのです。

勿論、株券だけじゃなく他の債権などにも税は掛かってきます。
ですので現実的なリターンはこの図の数字よりももっと下方修正されます。

自社株買いの限界

2010-09-17 12:53:38 | 投資日記
自社株買いの限界。金を払えば幾らでも自社株買いは購入可能だが、市場価格で購入できるのは市場にある浮動株のみとなる。特に市場価格が価値に対して割安な場合、浮動では無い株を市場と同じ割安な額で放出する希有な投資家はいないと思ったほうがいいんじゃないか。割安株を買う際に自社株買いを目安にするが、この自社株買いの制約を頭に入れて評価をする必要がありそうだ。

The limitation of selftenders. All stocks can be bought if we buy at very high cost. However, in reality, the amount of stock that we can buy at market is limited to the number of stock in market. Especially when the market propose the stock at very reasonable price, it would be more difficult to find stock holders those who want sell at same price in stock market. We should consider about this restriction whenever evaruating the true value of investment.

企業規模を迅速に調整できるかどうか。

2010-09-16 19:10:41 | 投資日記


過去数年で規模が何倍にもなる企業はある。その成長を通して利益率が非常にぶれる企業もあるが、大抵、それは一定している。この場合、規模の大小に関わらず同じ効率でビジネスを回してきた事になる。別にそれ自体は問題ではない。規模によって効率が同じ。規模が拡大している時はそれは良い事だ。ただし、規模が縮小した時はどうだろうか?

一度割れた花瓶は元には戻らない。同じように、希望も一度規模を拡大してしまうとなかなか規模の縮小が出来ない。既に設備に多額の金を投資してたり、新規要因として人員を雇い入れたは良いものの、使い道が無い割に、切るに切れない等ナド。この場合、一番苦汁を味わうのは投資家と言う事になる。売上が減少しても今まで通りの固定費を払わなければいけないからだ。そんな馬鹿な話があるか?全くその通りである。

迅速に規模をリサイズ出来る事は、投資先を選ぶ上で非常に大事である。規模縮小において迅速に設備を、売却損を出さずに売れるか、人員を、割増退職金や下手な裁判などをせずに解雇出来るかどうか。これは非常に重要だ。これが出来ない場合は設備が原価償却されるまで待たなければならない。人間に至っては定年まで居座られる可能性もある。勿論、売上の減少が短期的なものであり、短期間(1~2年)のうちに回復するのであれば話は別だ。それ以外はカットするべきだ。

売上の規模に利益率は依存していないのだから売上に応じてコストも切れれば、絶対額こそ減少すれど、売上に応じた利益は確保できる。これが出来るかどうかは経営を一任されている社長の技量によると言えるだろう。まぁ、そう言う事をしている会社は世の中でブラック企業と叩かれるのがオチなのだが。。


Several companies expanded their scale of sales in years. Although some of them had highly fluctuated earning rate, most has relatively steady one. In this case, we can say the business could be expanded regardless of the size. This is not problem. However, how do you imagine if the cycle of sales expansion goes back to diminishing turn?

As we cannot fix the broken China, the size of company cannot vary easily because they invested numerous money for new facilities and the price of those in market is quite low. We can predict same thing about hired new manpower. Even though the sales decline sharply, principal cannot adjust the cost along the sales in general. In Japan, unfortunately, those influences to the return of investors. Why do we have to compensate for worker and principal? It is so irrational. But this is the reality for investor in this country. Sales declines and cost stay same level. Usually the principal says us like we are cutting cost honestly, but the result is not enough at all.

From above reasons, I want to suggest buying the stock able to resize the cost precisely and smoothly along sales volume.When the sales decline, cutting facility without loss and worker without additional compensation is the best way for investor to keep the profit.

If the principal could not proceed this affirmative action, the profit cannot recover from bottom for long time because of the high fixed cost. Of course, if the sales decline is timely limited in two years, there is no problem. However, nobody knows how long the low output keeps going. To keep the profitable business, we have better to invest to company that can manage the cost efficiently. Even through worker would reluctant to enter to company.

PBR1倍以上は全てバブル

2010-09-15 10:44:06 | 投資日記


チャリンコでブラブラしててふと閃いた。ピッカーン!

『PBR1倍以上は本質的にはバブルだ!』とね。


PBR1倍以上は全て今後の利潤を担保にした信用であり、
バブルそのものであった。

何故ならばPBR1倍以上は実体が無く、
PBR1倍を超えた分の払い戻しが出来ないから。※1

しかし実体が無いのに価値の余剰が生まれている。
実体と株価の虚構を埋めているものは何か。
それは未来の利潤でありそれが担保となり信用を生んでいる。

でも所詮は虚構。されど虚構。
そう考えると経済システムって良く出来てて凄いよなぁ。。

だってさ、PBR1倍以上って言うのはさ、
増資しやすい環境って事なんですよ。

例えばPBR2倍の企業が100の資本を持ってて、
成長の為にさらに100の資金が必要となるとするじゃないですか。

で公募増資したとしましょう。結果、資本は200になりました。
では利権は半分に希薄化したでしょうか?
これが不思議な事にしないんですね。

と言うのも資産あたりの価値が通常の2倍付いている為、
利権取得費用は2倍かかってくるわけですね。

だから既存株主にとって見れば増資というものは
一株資本の増強に匹敵するというわけです。

上記の例で言えば資本の希薄化は33%程度しか進行しません。※2
よって既存株主にとっては資本が1.33倍に成長した事を意味します。※3

ようするにPBRって言うのは調整弁なんですね。
1倍以上ならば資本増強が有利になり
1倍以下ならば資本増強が不利になる。

とは言っても、投資は資本の為にあらず。
その先にある利益あってこそです。

資本増強した所で利益を生まなければ
何の意味も無い事を忘れてはいけません。


※1 PBR1倍⇒自己資本=時価総額なので
   時価総額分の株券を買ったとしても最悪、
   時価総額相当の自己資本がどんな形であれ手元に残る為。
   ただし売却による資産劣化は想定外。

※2 1/1.5(既存株+増資株)=66%=33%の希薄化

※3 2(資本成長倍率)/1.5(発行済み株券成長倍率)=1.33倍

バリュー投資の真の価値は。

2010-09-14 18:21:35 | 投資日記
バリュー投資の真の価値は。還元されてこそ初めて価値を持つ。

The pure value through the value investment appears only when investors receives the concealed earnings.

バリュー投資における一般的な着眼点。

2010-09-14 17:57:26 | 投資日記
ファンダメンタル投資における一般的な着眼点。最低限、ここら辺を抑えておければ失敗はしない?かも。

■成長性
売上高/営業利益の過去5年間の成長性(業界/個別企業)
売上高/営業利益の今後5年間の成長性(業界/個別企業)

■割安性
買付時時価総額
目標時価総額
想定被買収価格

■堅牢性&収益性
製品価格の見通し
売上総利益率の見通し
最終利益の推移
過去5年間の費用の変化
過去5年間の利益率の変化
過去5年間一時的な費用の計上の有無
競争相手の計画
競争相手との財務内容の比較
新興競合企業の出現の有無とその浸透速度及び影響度
新興競合産業の出現の有無とその浸透速度及び影響度
代替技術の市場投入の有無とその浸透速度及び影響度
トレンド変化で殉死しないかどうか

■従順性(株主に対する)
リストラ可能な不採算部門の有無
余剰資金の活用法の明確性
自社株買いの有無とその規模
インサイダーの動向
借入金返済の動向

★追記
⇒5年と言わずに10年、20年位はみておいたほうがいいかも?
⇒必要とあれば確認項目はどんどん追加する必要がある。
⇒上記を踏まえ、破綻シナリオ減収減益シナリオ等、可能性の高低に関わらず出来るだけネガティブな想定をしておく事。その上で可能性が高い事項に関し注意深く見守る事。

ラーメン二郎はラーメンじゃない!

2010-09-14 15:43:18 | 投資日記


ラーメン二郎はラーメン無い。これはもはや二郎と言う食べ物である。

と言われている。まぁ確かに差別化出来ている。美味しいかどうかは別として、私もたまに食べる。そして、たまに食べたくなる。これは立派な食べ物としての地位を獲得した事を意味するのではないか。後は価格決定権があるかどうかですね。

でも、『安くて多くて旨い』これが二郎のユニバーサルな特徴だと思います。原価そのままで値段を釣り上げてどこまで安いと言わせられるかが焦点ですね。とはいいつつも、二郎は二郎と言う業界の中で戦う必要もあるので、一店舗だけ価格を挙げるなんて事は出来ないでしょうけど。


ところで、六輪車でしたっけ?行列が出来過ぎて潰れたつけ麺屋。あそこは店閉めずに値上げすれば良かったんじゃないでしょうかね。1時間も行列する人がいた位だから値段を300円から500円ほど値上げすれば客足も途絶えて高いかね払った客は待たずに食える。行列に並ぶコスト分、値上げで解消すればみんなハッピーだったんじゃないかなぁ。。いや、そんなわけないか。。金には変えられない何かがそこにはありますからね。うーん難しい所ですね。

時代に打ち勝つ銘柄。

2010-09-14 12:54:34 | 投資日記
結論から言うとそのような銘柄は無い。世に言われるブランド銘柄も、長期的に見れば砂上の楼閣のように思える。コカコーラやジレットですら危ういだろう。私には、どうも、200年後とか500年後の人間が同じようにコカコーラを呑んでいるようには思えない。呑んでるかもしれないが、絶対とは言い切れない。

とはいいつつも、だからコカコーラをは駄目だ、と言う話でもない。数百年単位で言えばコカコーラの運命は霧の中だが、数年後、数十年後であればまだいけるはず。プライベートブランドでコカコーラと同じ味が出せるようになっても、人々はコカコーラを買うだろう。そっちのがホンモノだから。

そう、コカコーラはホンモノだ。本物だから値段を倍にしても買うやつは買う。ただしどれだけ売れるかが問題。販売量はブランドの力とも言える。もちろん、ブランドの力=価格行使力とも言いかえるだろう。価格を2倍にして販売量が半減で済むならばコカコーラは儲かる。少なくとも原材料分は浮く。実際に売れるかどうかはわからないが。。。

とはいいつつも、やっぱり長期投資をするのであれば、ある程度分散させておいたほうがいいように思える。突然売れなくなる可能性もある。人の心は女心と同じで移ろいやすい。きっと。

ではどう言う企業が良いのか。技術革新や消費傾向と言った雨に打たれない企業を幾つか保有しておくのが良い。技術以外の所で強みを持っている企業が良いだろう。そんな企業、滅多にないが。

ところで日本の飲料メーカーは何故にあんなに儲からないのか。コカコーラと同じような金額で販売しているのに利益はサッパリだ。いくらコカコーラが大事な所以外は全部ボトラーにやらせているとは言え、なんとかならないものなんだろうか。。


In conclusion, there isn’t such a stock. Even the well branded company seems a sand castle in shore. Even Coca-Cola and Gillette would be endangered. I do not believe Coca-Cola can survive 200 or 500 years later. It might be exist, but there is no absolute evidence.

However, it is too early to say Coca-Cola is not good to invest. Although the ability of survival is unknown, we can predict that they survive in next decade. Even if private brand has taste just like coke, people would choose real Coca-Cola because it is the original.

Yes, Coca-Cola is original. Thanks to the strong brand, there would be buyer even if the price goes up. But the problem is the volume of sales. The strong brand reflects the volume. Of course, the power to take price is also a part of brand. Coca-Cola can earn if the number of sale decreases only 50% while they put price twice as much as that of present.

But, after all, we cannot say the Coca-Cola is deathless. Diversion is still reasonable for us in long term investment.